名古屋は都会です。僕が過去に住んでいた地域と比較すると、ネットで「大都会」と呼ばれていじられる岡山はおろか1、東北の中心都市である仙台よりもずっと都会です。まあ、そもそも日本の三大都市圏に数えられているぐらいですからね。
そんな大都会名古屋には、今まで田舎暮らしをしてきた中で「名前だけは聞いたことがあるけれど行ったことはない」という店が、仙台以上に多く出店しています。
「スパゲッティーのパンチョ」もその一つです。「東京のほうにある、なんかたくさん食べられるナポリタンのお店」ということだけうっすらと知っていました。愛知県には名古屋矢場町店、名古屋グローバルゲート店、一宮三条店(一宮市)の3店舗が出店しています。今回は栄と大須の中間あたりにある名古屋矢場町店にお邪魔しました。
パンチョ名古屋矢場町店では、大盛りのナポリタン以外に、名古屋限定のトッピングを楽しむこともできます!
マシマシのナポリタンを鉄板で楽しむ!

パンチョ名古屋矢場町店は大津通沿い、大津通と若宮大通の交差点(矢場町交差点)のすぐそばにあります。店舗の向かいには矢場とんの本店が、そしてすぐ隣には「赤みそカレー」を食べられるCoCo壱番屋中区矢場町店があります。

パンチョの看板メニューはナポリタンですが、それ以外にもミートソースやカレースパ、白ナポというオリジナルの塩パスタを提供しています。また、バラエティに富んだ期間限定メニューも揃います。

注文システムは食券制です。注文するスパゲッティを選んだら、そこからさらに目玉焼きやハンバーグといったトッピングでカスタマイズすることができます。券売機はキャッシュレス決済にも対応しています。
一番の目玉はなんといってもデカ盛りができることですね。サイズは小(麺300g)、並(400g)、大(500g)、メガ(600g)の4段階あり、並以上のサイズは全て同じ値段です2。
食いしん坊としては当然のようにメガサイズを攻めたいところなのですが、一方で「そこまで張り切らなくて良いか」という思いや「食べ過ぎは良くない」という思い、もとい理性が待ったをかけます。それでも「普通盛りでは物足りないかもしれない」という欲望の意見に理性も頷いたので、中間択として大サイズを注文しました。
そんな大盛りのナポリタンを、名古屋矢場町店では、名古屋らしいとある方法で楽しむことができます。店内は甘酸っぱいトマトソースの匂いでいっぱいで、ナポリタンを食べたい気持ちがふくらんでいくばかりです。自分の分が仕上がるのを、カウンター席でじっくりと待ちます。

おっ、きました!
ナポリタンを楽しむための、名古屋らしいある方法。それは、名古屋矢場町店限定トッピング「鉄板たまご」による「鉄板ナポリタン化」です!大盛りのナポリタンが、熱々鉄板の上に敷かれた玉子の上に乗っかってやってきます。

サイズ「大」だけあって、なかなかの山盛りっぷりです。500gというのはあくまで麺だけの重量なので、トッピングやソースの重量も含めると、そのボリュームはかなりものとなります。


卓上の粉チーズは、容器を振ってふりかけるタイプではなく、スプーンで好きな量を掬ってドバッとかける方式です。欲望をそそられます。粉チーズ以外にも、黒コショウやタバスコといった、様々な調味料で味変が可能です。

ドバッとかけると、ナポリタンの熱で粉チーズがとろけます。いやぁ、ますますそそられます!
熱々のうちに、早速一口頂きます。甘味と酸味の両方が際立った、はっきりとした味わいのトマトソースが、アルデンテとは対極の、太くてふやふやな麺にしっかりと絡みます。今回は鉄板たまご以外のトッピングとして「ナポリタン増し増しセット」も注文しており、具材(ソーセージと玉ねぎとピーマン)が増量されています。甘酸っぱいトマトソースの中で、シャキシャキと強い食感が存在感を放ちます。
鉄板に当たって熱の入った部分を、玉子と一緒に頂いてみます。熱々の鉄板で熱が入った玉子は、焦げ目の香ばしい、ふわふわの口当たりです。甘酸っぱいトマトソースの濃厚な味に触れ続けたところで、香ばしい玉子の味が一息つかせてくれます。熱々の鉄板で焦げ目ができたり、玉子が加わって食べ応えが増したりすることで、鉄板ナポリタンにはいつものスパゲッティーよりもワンランク上の贅沢さと遊び心を感じられますね。
いやぁ、パンチョのナポリタンは、濃くて良いですね…。おしゃれなイタリアンのパスタの店ではあまり見かけない、日本の洋食店や喫茶店のナポリタンの味わいです。子供の頃から、大人になった今に至るまで、皆を笑顔にするごちそうの味です。
それにしても、大サイズでも十分すぎるぐらい多かったですね!あんかけ太郎のデカ盛りに挑戦したときとは違って、デカ盛りを平らげるための心とお腹の準備をしていなかったので、少したじろいでしまいました(笑)
白いナポリタン?パンチョの「白ナポ」
パンチョには赤いナポリタンの対をなすかのような白いナポリタン、その名も「白ナポ」があります。「パンチョといえばナポリタン」というイメージの方が多いようで、訪問時には店内のお客さんのほとんどがナポリタンを頼んでいましたが、白ナポもかなり面白い一品です!

名前の通り白い麺に、炒り卵の絡むビジュアルです。トッピングとして玉ねぎ、ピーマン、ベーコンに加え、スパゲッティーの付け合わせとしては非常に珍しい紅しょうがが付属します。さらに、味変用の調味料としてラー油も付いてきます。なんというか、どこまでもスパゲッティーとしては異例な感じがします。どんな味わいなのか、とても気になるので早速食べていきます。
なるほど。パンチのある塩にんにくベースの味付けですね。後を引かない、さっぱりとした味わいです。紅しょうがも、ラー油も、いずれも後味のさっぱりとした白ナポに刺激を足してくれます。
面白いと感じたのは、甘味が後を引く濃厚な味わいのナポリタンと、とことん対照的なデザインに設定されているところですね。色も赤と白とで真逆です。濃厚なナポリタンやカレースパの気分ではないようなときには、ちょうど白ナポが欲しくなりそうな、絶妙なバランスのメニューだと思いました。
スパゲッティーのパンチョ 名古屋矢場町店 まとめ
大津通沿い、栄と大須の中間あたりにある「スパゲッティーのパンチョ 名古屋矢場町店」では、名古屋限定トッピングとして「鉄板たまご」を提供しており、それを看板メニューのナポリタンと組み合わせると、名古屋メシ「鉄板ナポリタン」が完成します。パンチョの甘酸っぱく濃厚なナポリタンは、ふわふわな玉子と相性抜群です!
その他、他のパンチョ店舗と同様に、無料でスパゲッティーを大盛にできたり、カレースパや白ナポといった面白いメニューを提供していたりもします。麺の量は最小の小サイズでも300gと、全体的に一般的な洋食店のスパゲッティーよりも多めです。さらに、ナポリタンおよびミートソーススパゲッティー限定で、メガサイズよりも大きな兄貴(900g)、番長(1200g)、星人(1500g)という超デカ盛りにも挑戦可能です。
店内のトマトソースの匂いに、非常に食欲をそそられます。美味しいナポリタンを好きなトッピングでお腹いっぱい楽しめて、とても満足できました!
スパゲッティーのパンチョ 名古屋矢場町店
愛知県名古屋市中区大須4丁目1-76
営業時間:11:00~22:00
※訪問時点での情報です。
スパゲッティーのパンチョのWebサイトはこちら↓
コメント
ナポリタンってなぜか鉄板焼きに合います。絶対食べに行きます!