道の駅紹介
岐阜-45 柳津
2004年8月9日(第20回)登録、2005年2月19日開業
道の駅 柳津
岐阜県岐阜市柳津町北塚仙右城7696-1
営業時間:
8:30~17:00(平日、日曜、祝日)
8:00~17:00(土曜日)
定休日:12月31日~1月3日
【スタンプ】

【記念きっぷ】


※道の駅カード、記念指定券は取り扱っていません。
※訪問時点での情報です。
岐阜市郊外の小さな道の駅
(シリーズ・岐阜県南部 日帰り道の駅巡りの旅)
道の駅柳津は、岐阜県岐阜市(旧羽島郡柳津町)の岐阜県道1号線(岐阜南濃線)沿いにある道の駅です。「柳津」と書いて「やないづ」と読みますし、所在地の地名「仙右城」も「せんねしろ」と読む難読だらけの道の駅です。
旧柳津町は岐阜市のベッドタウンで、住宅もロードサイドの店舗も多い郊外の風景が広がっています。そんな風景の中に道の駅柳津があります。直前に訪問した道の駅パレットピアおおのとは対照的な、とても小さな道の駅です。長良川水系の境川にかかる鶉大橋の南岸側にある小さなパーキングエリアが道の駅となっています。敷地(というか駐車スペース)が岐阜県道1号線を東西から挟む形になっており、西側の駐車スペースから、東側の道の駅施設がある側へは地下通路で移動できます。
小さい道の駅ですが、2022年にリニューアルオープンした際に品ぞろえが強化されています。小さな建物の中にお土産コーナー、野菜コーナー、イートイン兼休憩スペースが無駄なく詰め込まれており、岐阜市の物産が凝縮されています。

道の駅の建物の屋上は公園となっており、展望台が整備されています。展望塔(写真中央)は駅名にちなんで「8.712(やないづ)m」になっています。

そんな展望台からは、境川や岐阜の街を見渡すことができて、とても気持ちが良いです!
鮎を使ったアイスに、鮎を使ったそうめんだと!?

物産館「Yanaizu MARKET」には、岐阜市のお土産が充実しており、特に鮎関連の商品が多く揃っている印象でした。岐阜市で鮎といえば長良川鵜飼ですね。鮎の甘露煮など、定番の鮎製品が並ぶ中で、とてつもなく目を引かれたのが「珠鮎アイス」と「鮎そーめん」でした。
鮎そーめんもまあまあクセ強めな気がしますが…鮎のアイスってどういうことなの!!

まずは、その場で食べられる珠鮎アイスの味から試してみることにします。こちらは、北方町の岐阜県立岐阜農林高校の生徒が考案した商品です。
成分表示の中には「本校生産」という生乳や、クリームなどといった一般的なアイスミルクの材料に紛れて「鮎(岐阜県産)」の文字が確認できます。いや、確かに鮎は英語で「Sweetfish」ではありますが、でもそれは決してスイーツ方面の甘さではないと思うんですよ!

とはいえ、開けてしまった以上は腹を括って食べるほかありません。冷凍庫から取り出したてなので、結構固いです。木のスプーンを頑張って刺して、一口頂いてみます。
あれ?普通にミルク…?

鮎、いたぁ!!
特に生臭さなどは無い、甘くまろやかなミルクアイスなのですが、口の中で少しずつ舐め溶かしながら食べていると、中に練り込まれた鮎の粉末にぶつかります。粉末なので生臭いわけではないのですが、控えめながらも力強い鮎の味を感じられます。食べながら、偏食のある子供のために、野菜を細かく刻んで料理に混ぜてくれる親の愛を思い浮かべました(笑)

鮎そーめんは、その名の通り鮎1尾分を練り込んで作ったそうめんです。麺はかなり細めで長いです。

よく見ると確かに魚粉のような細かな粒が麺に練り込まれていますし、啜ってみるとほのかに骨の風味を感じます!
なお、鮎を頭から尾まで骨ごと練り込んだそうめんであるゆえに、ゆで汁に鮎エキスがたっぷり出るようです。ゆえに、雑炊などの料理に応用することができるようなのですが、僕はそれを知らずに流してしまいました…もったいないことをしてしまいました!
道の駅柳津 まとめ
道の駅柳津は、岐阜県岐阜市の岐阜県道1号線沿いにある道の駅です。小さな道の駅ですが、お土産やパン(岐阜のご当地パン『コガネパン』)、野菜など、岐阜市の物産が凝縮されています。また、建物の屋上は公園となっており、境川や岐阜市の景色を一望することができます。
岐阜市のお土産として、特に鮎製品の品揃えが印象的です。甘露煮のような定番だけでなく「鮎そーめん」や「珠鮎アイス」のような変わり種もあります。特に珠鮎アイスは、まろやかな甘さの美味しいミルクアイスの中に、鮎の粉末が隠されており、未体験の不思議な味わいです。
境川沿いには遊歩道(境川緑道公園)が整備されていることもあり、近隣に住んでいたら散歩の目的地にしたいと思える、そんな道の駅でした。
道の駅柳津のWebサイトはこちら↓
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