道の駅紹介
愛知-12 筆柿の里・幸田
2009年3月12日(第30回)登録、2009年4月4日開業
道の駅 筆柿の里・幸田
愛知県額田郡幸田町大字須美字東山17-5
営業時間:9:00~18:00(土日はレストランが8:00より営業)
※訪問時点での情報です。
特産品「筆柿」推しの道の駅
道の駅筆柿の里・幸田は額田郡幸田町の国道23号線岡崎バイパス沿いにある道の駅です。先日紹介した道の駅にしお岡ノ山と雰囲気の似たパーキングエリア的な道の駅ですが、上り線(豊橋方面)に接続していたにしお岡ノ山とは逆に、下り線(名古屋方面)に接続しています。豊橋方面からの入場および豊橋方面への退場は、並走する国道23号線旧道に下りたうえで行う必要があります(退場時に1敗)。にしお岡ノ山と比較すると混雑は落ち着いていた印象です。
施設は物産館、農産物直売所、レストラン、情報コーナー兼休憩スペースから構成されています。スナックコーナーやキッチンカーもあり、三河エリアのハム「美河ハム」等を食べられます。
道の駅の名称にもあるように、幸田町の特産品は「筆柿」という品種の柿です。名前の通り、筆の穂先のように尖った形状の柿であり、甘味が強いのが特徴です。訪問時は柿のシーズンではなかったので柿そのものは売られていませんでしたが、筆柿を使った製品は通年購入可能です。人気なのは「筆柿羊羹」や「筆柿ゼリー」等です。もちろん秋には筆柿関連の製品が充実し、例えばスナックコーナーで「筆柿ソフトクリーム」を味わえるようになります。
筆柿関連商品以外では、地場野菜や地元ベーカリーの商品、地元スイーツ店の商品、西三河エリアのお土産、工芸品を取り扱っています。
ところで、筆柿は「珍宝柿」とも呼ばれています。
……これは実は、レイザーラモンHGの「HG」を「ハードゲイ」から「ホットガイ」に読み替えるようなコンプライアンス対策であり、元々は「ちんぽ柿」なのだとか…1
あらやだ!
はぁ…(ため息)いつまでその手のネタに食いつくんですか?
だってWikiにも書いてあるんだもん…!
筆柿を活かしたフードメニュー!「筆柿天丼」
丁度お昼時だったので、レストラン「筆柿レストラン」にて昼食をとることにしました。筆柿の里・幸田のレストランは食券制です。角張った武骨な机と椅子の並ぶ店内は、まさに古き良きパーキングエリアの食堂といった趣です。
メニューは定食、麺類、丼物、カレー等、一般的な食堂にありがちなメニューが揃っていますが、中でもおすすめしたいのは「筆柿なすカレー」等の、メニュー名に「筆柿」と付いている料理です。これらは特産の筆柿を味付けに活かしたメニューです。筆柿のシーズンでない時期にも、これを食べれば筆柿を楽しめるというわけです!
今回は「筆柿天丼」(1130円)を注文しました。大盛りの天丼にお吸い物が付いてきます。それにしても、天ぷらが大きいです!大きななす天に、オクラ天2本に、えび天は3本も付いてきます。いやぁ、えび天3本は嬉しすぎますよ。
ところで、皆様はこの筆柿天丼のどこに筆柿が使われているかわかりますか?「柿の葉の天ぷら」というものがあるらしいと聞いたことがありますが、そういうわけではありません。
正解は天だれです。天ぷらに塗られた甘いタレに、筆柿が活かされているのです。天だれは濃すぎず、優しくまろやかで軽やかな甘味です。筆柿の優しい甘味が活きて、この味になっているわけですね。これは実に見事な筆柿の活かし方だと思います!
なすの天ぷらはトロトロ食感で、オクラの天ぷらもネバトロ食感です。良い野菜がしっかりと揚がっています。筆柿の甘味の効いたまろやかな天だれと一体化して、とても幸せな味わいです。
そして3本のえび天は言うなればボーナスタイムです。1本1本がそこそこ大きく、食感もかなりプリプリです。これはかなり旨いですね!ご飯の量も意外に多く、大満足の昼食でした。
屈強な消防士たちを支える火事場のチカラメシ!「愛知幸田の消防カレー」
レストランでは最終的に筆柿天丼を頂きましたが、とあるメニューとも迷っていました。それは「愛知幸田の消防カレー」です。幸田町消防本部の署員と、料理研究家・長田絢さんのコラボで誕生した幸田町の新グルメで、特産品の銘柄豚「夢やまびこ豚」と筆柿ジャムを使用したカレーだといいます。
結局レストランでは食べなかったのですが、物産館にてレトルトパウチの物を見つけたので購入してみました。
湯煎または、中身を器に移し替えてからの電子レンジ加熱にて調理することができます。とろみはほぼ無く、シャバシャバのカレーです。具材として豚肉が入っています。
早速一口頂いてみます。真っ先に感じるのはトマトの酸味とスパイス感ですね。辛さは強くありません。酸味と適度なスパイスの香りが食欲を刺激します。和だしをベースに様々なスパイスで味付けがされており、広がりのある味わいです。
……で、この複雑な味わいの中のどこかに筆柿ジャムも隠れているということなのですか?いやいや、全然わかりませんよ!様々な味を、相当綿密に計算して組み合わせているのですね。
消防士たちのチカラメシということで、最初はこってりとしたカレーを想像していましたが、実際のところはカフェに出てきそうなおしゃれなトマトスパイスカレーでした。このギャップが良いですね!
道の駅 筆柿の里・幸田 まとめ
筆柿の里・幸田は額田郡幸田町の国道23号線岡崎バイパス下り線沿いにある、パーキングエリア的な道の駅です。
幸田町の特産品である甘味の強い柿「筆柿」を推しており、秋の筆柿のシーズン以外でも物産館にて筆柿を使用した「筆柿羊羹」や「筆柿ゼリー」といった銘菓を購入したり、レストランにて「筆柿天丼」や「愛知幸田の消防カレー」といった筆柿を活かしたフードメニューを味わったりできます。
筆柿天丼は天だれに筆柿を使用しており、まろやかな甘味が天ぷらの美味しさを引き立てています。
愛知幸田の消防カレーはトマトの酸味とスパイスの効いたカレーで、和だしの風味や筆柿ジャムが味を奥行き深くしています。レトルトでも購入可能です。
道の駅にしお岡ノ山と同様に、ドライブ中の休憩におすすめです!
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