【道の駅巡り】おばあちゃん市・山岡(岐阜県恵那市)

道の駅

道の駅紹介

岐阜-42 おばあちゃん市・山岡

2003年8月8日(第19回)登録、2004年4月開業

道の駅 おばあちゃん市・山岡
岐阜県恵那市山岡町田代1565-169

営業時間:

山岡のおばあちゃんの手づくりの店

9:00~17:00(12~2月は9:30~16:30)

みはらし茶屋

9:00~14:00(ランチは11:00~14:00)

定休日:12月29日~1月1日

【スタンプ】

【記念きっぷ】

※道の駅カード、記念指定券は取り扱っていません。

※訪問時点での情報です。

直径24mの巨大水車が目印!

道の駅おばあちゃん市・山岡は、岐阜県恵那市(旧恵那郡山岡町)の岐阜県道33号線(瑞浪上矢作線)沿いにある道の駅です。

田舎の山村に設けられることの多い道の駅の中には、しばしば、地域のお母さんやおばあちゃんにフォーカスを当てた施設もあり、道の駅おばあちゃん市・山岡もその中の一つです(あとは兵庫県の道の駅丹波おばあちゃんの里とか、滋賀県の道の駅近江母の郷とか)。地域のおばあちゃんは、おばあちゃんになるまでの長い間をその地域で過ごしていることから、地域に長い間伝わる味を提供してくれそうな信頼感がありますね。あとは、純粋にお母さんやおばあちゃんといったワードには郷愁をそそられてなりません。

瑞浪市方面から岐阜県道33号線の小里城大橋というとても格好良い橋を渡り、トンネルを抜けると、さながら観覧車のごとき大きな水車が見えてきます。これこそが道の駅おばあちゃん市・山岡の目印たる、日本最大級の木製水車です。このあたりでは陶土用の砕石製造の動力として古くから水車を利用しており、ゆえにランドマークとして巨大水車が作られたようです1

粉を挽いたりしているわけではなく、あくまでただ回っているだけなのですが、かなりの大迫力です。近くに寄ると水が散ってきます。暑い日にはちょっと涼めそうです。

道の駅施設は物産館「山岡のおばあちゃんの手づくりの店」、レストラン「みはらし茶屋」、軽食コーナーから構成されています。

山岡のおばあちゃんの店には野菜、惣菜、農産加工品、お菓子など、地域の物産やお土産が多数揃います。みはらし茶屋では地元の野菜を使った地産地消の和食や郷土料理メニューが揃うほか、小里川ダムを模した「おばあちゃんのダムカレー」を味わうことができます。

1食31キロカロリーの夢のようなラーメン!「寒天らーめん」

恵那市山岡エリアの特産品は寒天です。特に、細長く成形した細寒天の生産が盛んです。海に面していない山村の特産品が寒天というのも不思議な気がしますが、調べてみると、どうやら岐阜県や長野県といった寒天の生産が盛んな山間部の地域は、気候が「ところてんを凍結させて脱水する」という寒天の製法に適したものであるようです(そういえば長野にも「かんてんぱぱ」がありますね)。冬の冷え込みが厳しく、それでいて晴天が多いので、干していると自然と良い寒天が仕上がるのです。さらに、寒天を干す冬場は丁度稲作の農閑期にあたるので、農家の副業にもうってつけだったといいます。

寒天らーめん(各270円)

ゆえに、山岡のおばあちゃんの手づくりの店でも多くの寒天製品を取り扱っているのですが、その中で特に目を引かれたのがこちらの「寒天らーめん」です。しょうゆ味ととんこつ味の2種類が販売されていました。

これらはラーメンだというのに、驚くほどの低カロリーなのです。とんこつ味は57キロカロリー、しょうゆ味に至っては31キロカロリーです。ラーメンといえば、場合によっては4桁キロカロリーいくこともざらの食べ物で、なまこマンを太らせる魔性の食べ物でもあるのですが、もし山岡の寒天らーめんが美味しかったら、食卓に革命が起きそうです!

早速調理していきます。といっても調理方法は非常に簡単で、粉末スープに熱湯を注ぎ、細寒天もとい麺をぬるま湯でほぐして盛り付けるだけです。

さらっと完成しました。スープには具材としてわかめが入っています。

ほぐれた寒天麺はつるりと滑らかなのど越しで、しっかりラーメン感覚で食べられます。

たーだぁ!!

これ、美味しいのは美味しいのですが…ラーメンではないです!スープです!わかめスープです!

こちらはとんこつ味です

ラーメンというにはコシも、スープのこってり感も物足りないです。しょうゆ味のスープはまさに、リケンのやつのような、よくあるタイプのわかめスープの味なのです。2桁キロカロリーで食べられるラーメンなんて夢のようだと思いましたが、世の中うまい話なんてありませんね…!とはいえ、あくまで「ラーメン」と言ってしまうと悲しくなるだけで、スープとしてはとても美味しく、たっぷりの細寒天のおかげで、2桁キロカロリーにしては腹持ちも驚異的です。

余談ですが、パッケージの裏には「寒天麺を煮込むと溶けてなくなりますのでご注意ください。」という注意書きがあります。インスタントラーメン感覚で煮込んで、無に帰してしまった悲しい事故が多発したのでしょうか…。

大人の寒天スイーツ!「寒天ソフト」

寒天ソフト(500円)

軽食コーナーにて、特産の寒天を使用したスイーツ「寒天ソフト」を頂きました。

バニラソフトクリームの下に、コーヒー味の寒天が敷き詰められた一品です。ソフトクリームの白と、コーヒー寒天の黒のコントラストが実に見事です。

あれか!冷たいアフォガートみたいなものか!

全然違いますが。

そんなに的外れなことは言ってないつもりだよ!

甘いソフトクリームの下に敷き詰められたコーヒー寒天が、香り豊かで、目の覚めるようなしっかりとした苦さなのです。ソフトクリームとの味の対比が楽しい、大人の味のスイーツです!

上矢作ラ・フォーレ福寿の里福寿パフェ1
福寿パフェ

ちなみに、同じ恵那市内にある道の駅上矢作ラ・フォーレ福寿の里にて、トマトをふんだんに使用した「福寿パフェ」を頂きましたが…実はアレに入っていたトマト寒天も、山岡の寒天であるようです。まさかの伏線回収です。

道の駅おばあちゃん市・山岡 まとめ

道の駅おばあちゃん市・山岡は、岐阜県恵那市の岐阜県道33号線沿い、小里川ダムのほとりにある道の駅です。小里城大橋を渡り、トンネルを抜けて程なくして見えてくる、直径24mの日本最大級の巨大水車が目印です。

物産館「山岡のおばあちゃんの手づくりの店」では、山岡地区の特産品である寒天を筆頭に、地域の農産物や農産加工品、野菜、お菓子などを複数取り揃えています。

寒天に関しては面白い商品が多々揃っており、細寒天を麺に見立てた低カロリー「寒天らーめん」や、コーヒー寒天の苦さが光る大人のスイーツ「寒天ソフト」、その他、寒天菓子やゼリー類を購入可能です。

その他、餅つき大会や日曜朝市、お茶会など、家族連れで楽しめるイベントも定期的に開催されています。

なんといっても、見上げるサイズの巨大水車には圧倒されますね。見ているだけで楽しいし、水の音と涼しさにも癒されます。

道の駅おばあちゃん市・山岡のWebサイトはこちら↓

  1. 道の駅開業当初は日本最大の水車だったのですが、2019年に作り直された、埼玉県立川の博物館の大水車が直径24.2mとなり、おばあちゃん市のものを抜いて日本最大の水車となっています。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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