※2020/6/7閉店。新型コロナウイルスの影響およびそごう徳島店の閉店予定を鑑みて、閉店したとのことです。
徳島のラーメンといえば「徳島ラーメン」だが、近年はつけ麺を食べられるところも増えている。
そごう徳島店1階の、徳島駅前の大通りに面したところにある「三八製麺所はじめ」もその一つだ。
三八製麺所はじめは、鳴門市の有名な老舗店である三八の系列店。製麺所の名の通り、店内に製麺スペースがあり、自家製麺のつけ麺を売りにしている。
今回注文したのは「つけ麺」(780円)。無料で大盛りにすることができるほか、トッピングとしてチャーシュー(200円)と味玉(100円)を追加することができる。
この張り紙に従って、粋に食べてみよう。
まずは自家製麺の麺をそのまま一口。やや茶色がかった麺は弾力が強く、噛みしめるとぷつんと切れるような食感で、小麦の味を強く感じる。
続いて、やや茶色がかった乳白色のつけだれに麺をつけてみる。豚骨醤油と魚介醤油のWスープは魚粉の味がガツンときて、後ろに豚骨のまろやかな風味を感じる。スープにはとろみがあって麺とよく絡み、食べ応え抜群だ。また、付属のすだちを絞るとスープの味が引き締まり、また違った雰囲気になる。
大量の太麺を食べ終わる頃にはスープもすっかり空になっており、お腹も満たされていた。
なので、この「めし割り」は試すことができなかった(笑)
食べ応え抜群のつけ麺も良いが、三八で外せないのは、何と言っても黄金スープの支那そばだ。
三八は徳島ラーメン「黄色系」の代表店。徳島ラーメンとして全国的に有名なのは、「茶系」と呼ばれる濃い茶色の豚骨醤油スープなのだが、三八の支那そばは、薄口醤油に豚骨と鶏ガラと野菜がベースの黄色く澄んだスープが特徴だ。
こちらは「支那そば(大盛り)」に肉(チャーシュー)をトッピングしたもの。(680+200円)
黄色く澄んだスープは、表面を油が覆っていてオイリーでありつつも、塩気のあるすっきりとした味わいで、それでいて鶏ガラ系のうまみがしっかり出ている。とても味わい深いスープだ。
コシのある細麺はスープにとてもよく絡み、少し甘辛く味付けられたチャーシューは歯ごたえが良く食べ応えがある。
徳島駅前というとてもアクセスの良いエリアにあるため、観光客でも訪れやすい。
徳島ラーメンは茶色系のみにあらず。三八の黄金スープの支那そばもぜひ味わってほしい。
ごちそうさまでした。
三八のつけ麺は現在、田宮店で味わうことができます↓
徳島県徳島市元町1丁目24
コメント