岐阜県美濃加茂市の公園「ぎふ清流里山公園」は、昭和時代の里山の風景が再現された公園です。里山の自然やレトロな建物の中で、様々な体験や遊びを楽しむことができますし、エントランス部分にある道の駅みのかもには、地元の野菜や、岐阜県全域のお土産が幅広く揃います。さらに、銭湯(里山の湯)もあり、遊び疲れた後にはゆっくりと休憩することもできます。
今回は、そんなぎふ清流里山公園にある大型アスレチック「アドベンチャーパークPANZA ぎふ青龍里山公園」を紹介します。長閑な里山の自然の中で、高い場所に張り巡らされたワイヤーやロープの足場を駆け抜けたり、全長333mの巨大ジップラインを滑り降りたりといった、冷や汗の滴るスリリングな大冒険を楽しめます!
PANZAぎふ清流里山公園の利用方法
ぎふ清流里山公園自体は入場無料の施設ですが、PANZAの利用は別料金となっています。また、利用にあたっては事前に公式サイトの専用フォームから予約しておくことが望ましいです1。予約の際には公式サイトのFAQにも目を通しておきましょう。当日の服装や、悪天候時の扱いなど、重要な事項が説明されています。
体験可能なアトラクションは、小さな子供でも遊びやすいアスレチックの「スカイジャム」、地上6m地点に張り巡らされた不安定な足場を駆け回る「エアリアル6m」、同じく地上9m地点に張り巡らされた不安定な足場を駆け回る「エアリアル9m」、全長333mの巨大ジップライン「メガジップ」の4種類です。予約サイトからは、複数のコースのセット券や、複数人グループでお得に利用できるセット券の注文も可能です。体験時間については、スカイジャムは60分遊び放題、エアリアルは約45分、メガジップは約30分となっています。
今回はエアリアル9mとメガジップのセットを予約しました。それぞれ単体だと料金は2500円(エアリアル)と1500円(メガジップ)なのですが、こちらのセット券は3500円となっています。

当日は予約時に指定した集合時間に合わせて、PANZAの店舗へ向かいます。店舗は正面ゲートから園内に入場し、通路をそのまま道なりにまっすぐ進んでいくと左手側に見えてきます。
店内にはロッカーがあるので、荷物があっても安心です。そもそも、アクティビティの際にアスレチックに持ち込めるものには制約があるので、どのみちロッカーにいろいろと片付ける必要はあるのですが。

体験の前に、必要な命綱を取り付けてもらいます。トイレは取り付ける前に済ませておきましょう。……あっ、体重制限には引っかかっていないから大丈夫ですよ!(え)2
地上9mのスリル!「エアリアル9m」
まずはエアリアル9mに挑戦しました。PANZAのサイトでは「中級者向け」とされているコースです。
エアリアルには500mlのペットボトル1本と、スマートフォンのみを持ち込むことが可能となっており、命綱やハーネスに専用のホルダーを付けてくれます。また、スマートフォンはカバーを外す必要がある場合もあります。

アスレチックはPANZA店舗の裏手に設置されています。森の木々の間を縫うような感じではありませんが、様々なパーツが複雑に組み合わさった、城のような存在感あるフォルムには、童心を思い出してワクワクさせられます!
アスレチックに挑戦していく前に、スタッフさんから体験のルールや命綱の扱いなどについて丁寧な指導を受けます。コースは一方通行で、怖くても後戻りすることはできませんが、命綱を正しく扱う限りはしっかりと支えられているため、落下は避けられます。

ネットの足場を地上9mの高さまで登り、エアリアル9mへの挑戦が始まります!

コースは、柱と柱の間を橋渡しするように設けられています。当然ながら足場は不安定です。

支えにできるロープなどがぶら下がっている箇所もありますが、場所によっては命綱のみを支えに進まなければなりません。高い場所は平気だと思っていたのですが、ワイヤーの一本橋や、とにかく不安定にガタガタと揺れる橋などには落下の恐怖を感じて、尻込みをしてしまいそうでした。地上が遠く見えるんですよ!
アスレチック初心者がエアリアル9mは無謀だったか…?
序盤で若干、完走に自信を持てなくなってしまったのですが、前後から、僕と同時に体験している参加者たちの
怖ぇえ~!!
ママ、これ無理~!
などといった弱音が聞こえてきます。
・・・・・。
すると、不思議なもので、だんだんと落ち着きを取り戻してきたのでした。
大学時代に、部活の皆と東京ディズニーランドへ遊びに行ったことがあったのですが、ビッグサンダーマウンテンに乗った際に僕が
ギィヤァァァァァァ~~~~~~~~~~~!!!!!
と慄いていたのを見た隣の後輩が、
(後輩)私もジェットコースターは怖いんですが、なまこマン先輩見てたら冷静になりました
と言っていました。あの時の後輩の気持ちがようやくわかりました。
体験の終盤では、むしろ僕が率先して
そこは命綱を支えにしながら、ロープの真ん中踏んで進むのが良いですよ!
ありがとうございます…!
と、助言していました(笑)

コースの最後はジップラインとなっており、ワイヤーに命綱と、ハーネスに付属するジップライン用のハンドルを接続して滑り降りたらゴールとなります。
バランス感覚や腕力などをフル活用して、ようやく前に進めるエアリアルは、非常にスリリングなアスレチックでした。大人になって、ここまでハラハラしながら体を動かすことがなかなか無かったので、とても楽しかったです!
進むのに必死であまり撮影している余裕はなかったのですが、YouTubeにてエアリアルのコースの全容がよくわかる動画を見つけたので、貼り付けておきます。(岐阜最前線さんの動画)
里山の上空を滑走!333mの「メガジップ」
エアリアルの次に、メガジップに挑戦しました。一旦店舗に戻り、エアリアル用の装備を返却してから、メガジップのスタート地点へ向かいます。なお、メガジップへは何も持ち込むことができません。よって写真撮影もできていません!

……ですが、園内マップにしっかりメガジップが描かれており、そこからもその長大さが伝わってきます。

地上から8mの高さのスタート地点から、ハーネスとハンドルでぶら下がりつつ、333m先のゴール地点まで一気に駆け抜けます。スタート地点の端に立つと少し足が竦みましたが、いざ滑り始めると、ハーネスが体をがっちりと支えてくれていたので恐怖心は無かったです。それどころか、むしろ安心感がありました(笑)スピードはかなり速かったですが、それでも「落ちるかも」という恐怖心は一切感じませんでした。風を切りながら見下ろす里山の景色も、また格別でした!
メガジップのゴール地点からは、歩いてPANZAの店舗まで戻ります。ハーネスやヘルメットを返却したら体験終了となります。
以下はメガジップの全容がよくわかる動画です。(KCVlogさんの動画。5:12~)
PANZAぎふ清流里山公園 まとめ
PANZAぎふ清流里山公園は、岐阜県美濃加茂市のぎふ清流里山公園にあるアスレチック施設です。スカイジャム、エアリアル(6m/9m)、メガジップの4種類のアトラクションから構成されています。体験には基本的に公式サイトからの事前予約が必要となっています。
安全対策についても配慮されており、体験の前には命綱の扱いなど、アトラクションを安全に楽しむための丁寧なレクチャーがあります。今回はエアリアル9mとメガジップを体験しましたが、不安定な足場のエアリアルも、スピード感あふれるメガジップも、いずれも非常に刺激的でした。一方で、命綱での固定がとても安定しており、安心して楽しむことができました。
里山の自然を感じながらスリリングなコースを駆け抜けていく体験は、とても非日常的で思い出に残ります!大人でも思わず悲鳴を上げてしまうほどのスリリングなコースの冒険は、童心に帰れることうけあいです。
PANZA ぎふ清流里山公園
岐阜県美濃加茂市山之上町2292-1 ぎふ清流里山公園内
営業時間:9:30〜17:00(最終受付16:00)
定休日:不定休
PANZAぎふ清流里山公園のWebサイトはこちら(予約もこちらから)↓
ぎふ清流里山公園と道の駅みのかもの紹介記事はこちら↓
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