道の駅紹介
長野-46(長野南部-15) 南信州とよおかマルシェ
2017年11月17日(第48回)登録、2018年4月27日開業
訪問:2025年10月19日
道の駅 南信州とよおかマルシェ
長野県下伊那郡豊丘村大字神稲12410
営業時間:
9:00~18:00(四季彩市場)
11:00~16:00(ベジフルキッチン)
9:30~17:00(きらら)
9:00~20:00(パルム豊丘)
9:00~17:00(豊丘村観光案内所)
定休日:
年末年始(12月31日~1月2日)
その他、店舗ごとに不定期に臨時休業あり
※訪問時点での情報です。
【スタンプ】

【記念きっぷ】
(2025/10/19)


【道の駅カード】


【記念指定券】


直売所にスーパーマーケット!信州の食材が集うゆかいなマルシェ
道の駅南信州とよおかマルシェは、長野県下伊那郡豊丘村の村道竜東一貫道路沿いにある道の駅です。
天竜川東岸の、開けた場所にあります。駅名の「マルシェ」はフランス語で「市場」の意味で、南信州とよおかマルシェも様々な店舗や物産が集まるショッピングスポットです。


特産品や地場農産物を扱う「四季彩市場」のみならず、ベーカリーとジェラートショップの「Bread & Sweets きらら」、総菜の店「くらら」1、サンドウィッチの店「サンデイサンド」、ビュッフェレストラン「ベジフルキッチン」、スーパーマーケット「パルム豊丘」が同じ敷地内に集結しています。南信州の野菜やフルーツ、お土産などが幅広く揃うほか、パルム豊丘も日常的な買い出しには十分な品揃えのスーパーマーケットです。あとは、道の駅の敷地には含まれないものの、真隣にクスリのアオキ長野豊丘店があるので、南信州とよおかマルシェは地元民にとっても日常的に利用できる、台所のような場所なのかもしれません。

品揃えは本当に豊富です。信州のりんごやラ・フランス、シャインマスカットなど、旬のスイーツや、秋野菜はもちろんのこと、黒キャベツや金時草といったあまり見かけない珍しい野菜や、信州のきれいな水で養殖されたチョウザメのキャビアなども並んでいました。真空パックされた鹿の骨が売られていたのにも驚きましたね。脚の骨と思われる太い1本の骨がパックされていました。犬のおやつやスープの出汁に用いるようです。

近隣の下伊那郡泰阜(やすおか)村で製造された「豆腐こんにゃく」なるものを購入してみました。地元産のこんにゃく芋に、粉の凍り豆腐(≒高野豆腐)を練り込んで作ったこんにゃくです。1パック120gで67.5キロカロリーと、低カロリーながら食べ応え十分な夢の食材です。

おでんの具にしたり、衣をつけてからあげにしたりなど、様々な食べ方があるようですが、今回は付属の黒蜜をかけて、わらび餅のように頂いてみました。
こんにゃくの主張が強い…。
こんにゃくらしく、ぷるぷるとした食感でありつつも、豆腐に由来するまろやかな味が広がります。食べ応えもなかなかで、ダイエット食材としてのポテンシャルも感じるのですが、そのまま食べようとすると茹でる前のこんにゃくみたいな匂いが強いので、そこで好みが分かれそうです。多分、もっと気にならない食べ方があったはずなんですよ…。研究の余地がありそうです。どうやら久世福商店でも取り扱いがあるようなので、近場で見つけたら別の食べ方も試してみたいところです。
道の駅公認商品!?「道の塩ジェラート」
せっかく伊那谷にやってきたわけなので、南信州の牛乳を使った甘いものを食べておきたいと思った僕は、Bread & Sweets きららにお邪魔しました。
こちらでは、南信州の果物や野菜、牛乳などをふんだんに使ったジェラートとソフトクリームを味わえます。ジェラートも美味しそうですが、信州市田酪農の低温殺菌牛乳を使った「南信州ソフトクリーム」も美味しそうで…。
ええい、迷ったら両方だ!

どちらも楽しめる、ミニソフトとジェラートのセットを注文しました。
選べる数々のフレーバーの中で気になったのが「道の塩味」でした。塩ジェラートなのはわかるのですが、道の塩とな?
……調べてみたところ、どうやらこれは全国道の駅連絡会が展開する、道の駅のみで購入可能なオリジナル商品「みんなでつくる 道のいいもの」ブランドの一つなのだそうです2。
真っ白なソフトクリームに、真っ白な塩ジェラート。どちらも、まったり広がる濃いミルクの味に癒されます。道の塩ジェラートのほうは、塩気が甘味を引き締めています。塩の結晶が散りばめられており、食感の面でも楽しいアクセントになっていました。
今回はミルクの気分だったので、ミニソフトと塩ジェラートの組み合わせにしましたが、野菜やフルーツを使ったフレーバーのジェラートも季節に応じて提供されています。例えば夏場にはトマトやきゅうり、アスパラガスのフレーバーが提供されます。トマトはともかく、きゅうりやアスパラガスのジェラートなんて珍品にもほどがありますよ。さらに、松茸のシーズンには、なんと松茸ジェラートなんてものもあるようで…。訪問時には味わえませんでしたが、今年の分は丁度この記事の公開日の前日(11月3日)に販売が始まったようです。気になる…。
なまこマン、蚕デビュー!長野県産蚕入りポップコーン「飛んで火に炒る夏の虫」
四季彩市場にて、あまりに気になりすぎて衝動的に買ってしまったものがありました。

それがこちらの「飛んで火に炒る夏の虫」というポップコーンなのですが…なんと、長野県産の蚕のサナギが入っているのです!信濃毎日新聞が企画・販売する商品で、岡谷市の製糸所の蚕のサナギを使用しています3。まあ、確かに、必要なのは繭の糸だけで、サナギのほうにあまり用は無いですからね…。
過去に蚕を食べそこねた経験があった僕としては、とても心惹かれる商品でした。IH対応かを確認せずに衝動買いしてしまう程度にはウキウキしていました(笑)

包装を剥くと、弾ける前のポップコーンの中に、異物混入というには多すぎる量の蚕が入っています。ポップコーンのみならず、蚕もこの商品の主役であることを主張しているようです。

一応、IHとガス火の両方に対応した商品ではあるのですが、自宅のIHでは調理できなかったのでカセットコンロを持ち出しました。火にかけてしばらく揺すっていると、小気味良い音を立てて少しずつポンポンと弾けていきます。

9割がた弾けたところで、包装を剥いて完成です。

コーンが弾けると蚕が底の方に埋もれてしまうので、掘り出してみました。火にかけたからといって弾けるわけでもなく、形を保っています。
気になる蚕から早速食べていきます。サクッと軽い歯ざわりですが、中は意外にジューシーです。油が染みているだけかもしれませんが。ほろ苦く、強いて例えるなら小魚や小エビに似た旨味がある一方で、匂いにはクセがあり、好みが分かれそうだと思いました。「クセがある」とぼかしましたが、有り体に言うと臭いですね!ただ、それに関しては僕が若干焦がしたからという説もあります(え)
ポップコーン自体は塩とブラックペッパーでシンプルに味付けされています。蚕の匂いにはクセがありましたが、ポップコーンと蚕を一緒に食べると、今度はほろ苦さがクセになる味でした。
道の駅南信州とよおかマルシェ まとめ
道の駅南信州とよおかマルシェは、長野県下伊那郡豊丘村の天竜川東岸にある道の駅です。
「マルシェ」の名前の通り、様々な物産が集う市場のような道の駅です。南信州の旬の野菜や果物、お土産などが豊富に揃う物産館「四季彩市場」や、ベーカリーとジェラートの店「Bread & Sweets きらら」、スーパーマーケット「パルム豊丘」など、お土産の購入にも、地元住民の普段使いにも便利な店が揃っています。
食に関しても充実しており、パン、ジェラート、サンドウィッチ、総菜などが揃います。パンとジェラートの店「Bread & Sweets きらら」では、地元の野菜や果物を使ったオリジナルジェラートや、信州市田酪農の低温殺菌牛乳を使った「南信州ソフトクリーム」を味わえます。松茸のシーズンには松茸ジェラートも販売されるようで、どんな味なのかとても気になります。その他、食パンやおやきパンも人気です。また、今回は利用しませんでしたが、ビュッフェレストラン「ベジフルキッチン」では、南信州の色鮮やかな野菜を90分2000円(小学生1000円、未就学児無料)というお得すぎる料金で楽しめます。さらに、平日限定で90分コースをさらに30分延長できるほか、決められた皿に1回のみ好きな料理を注げるお得な「ワンプレート」コースもあります(一般1200円、小学生以下600円)。
品揃えはとても豊富で、スーパーマーケットや他の直売所ではなかなか見かけないような珍しいものも多数あります。さすがに購入しませんでしたが、真空パックされた鹿の骨は衝撃的でしたね…。施設の豊富さ以上に、品揃えの豊富さの面で、一度の訪問だけでは網羅しきるのが難しいです。何度も訪れて深掘りしたくなります。こんなゆかいなマルシェを普段使いできる、豊丘村民がとても羨ましいです!
道の駅南信州とよおかマルシェのWebサイトはこちら↓

 
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