大阪出張では、仙台の職場のメンバーやその関係者たちと一緒にお好み焼き屋で飲み会をしました。世間的にもCOVID19が第5類感染症となり、様々な規制が緩和されていったことで、会食をしやすくなりました。やっぱり出張の醍醐味は、飲み会で職場内外の方々と交流を深められるところにもありますね!近くの席でお話しした方が「夏に徳島に行く予定がある」と言っていたので、このブログのことを教えたりもしました。
山芋入りの旨いお好み焼きや、太麺の焼きそば等でしこたま飲んだ後に楽しみたいのは、当然、シメですよね!
シメとして食べたいメニューは、最初から決まっていました。大阪のソウルフード「かすうどん」です!
大阪のソウルフード!油かすを浮かべた「かすうどん」
このブログの熱心な読者の方なら「かす」というワードに見覚えがあるのではないでしょうか。
そう。徳島の隠れ珍味の「イリカス」です!
イリカスというのは簡単に説明すると、牛や豚のホルモンを揚げたものです。脂肪分に富んだホルモンを加熱すると、自らの脂肪分で揚がります。大阪の油かすも、徳島のイリカスと似たような食材です。
かすうどんというのは、その油かすを浮かべたうどんのことを指します。
大阪に訪問した日に丁度、テレビ番組「秘密のケンミンSHOW極」にて、かすうどんの特集が放送されていました。それを見た直後だったので、とにかく食べてみたくて仕方がなかったですね!宿泊していたカプセル&スパ グランドサウナ心斎橋の近くに、良い感じのかすうどんの店があったので、飲み会の帰りに行ってみることにしたのでした。それが今回紹介する「かすうどん うのたけ」です。
やんちゃな雰囲気のビルにある、隠れ家的なうどん店
グランドサウナ心斎橋の近くは飲み屋街になっており、夜が更けても賑わいを見せていました。Googleマップを頼りに、うのたけを目指したわけなのですが…
ヒェッ… なんだこれ…
落書きだらけです!
うのたけの入居する「三ツ寺会館」というビルは落書きだらけで、本当に入って大丈夫な場所なのか不安になりました(苦笑)
とはいえ不安になりつつ階段を登ると、無事にうのたけを見つけることができたので一安心です(笑) 訪問時点で入場待ちのお客さんがいました。かなり人気店のようです。
僕も列に並んで、待つことしばし。ようやく店内に入ることができました。厨房を囲むようにカウンター席があり、キャパシティは7席ほどです。
店名の通り、メニューはかすうどんが中心です。通常のかすうどんに、肉や揚げをトッピングしたかすうどん、サイドメニューのご飯やおつまみが揃っています。
複雑な旨味がじんわりと広がる「梅こぶかすうどん」
待つことしばし。注文した「梅こぶかすうどん」(1170円)がやってきました。ケンミンショーによると、昆布はかすうどんの定番のトッピングとのことです。
どれが油かすですか?
これだね!
こちらが主役の油かすです。脂の乗った牛の小腸を揚げたものです。油かすを食べつつ、つゆを飲んでみると…
すごいぞ!優しい鰹の出汁に、油かすの脂分と旨味が一体化して、味わい深くなっている!
繊細で上品な出汁のつゆは大阪のうどんの特徴です。単独で飲むと実に優しい味わいですが、そこに油かすが加わることによって、味わい深さを増します。さらに、とろろ昆布と梅干しの酸味は、油かすの脂と良い感じにぶつかり、うどんをさっぱりと食べさせてくれます!
上品なつゆに、油かすが旨味と深みを加えてくれるかすうどんは、とても旨い一杯でした!これは定期的に食べたくなりますね!
かすうどん うのたけ まとめ
うのたけは心斎橋の三ツ寺会館というビルの2階にあります。一見落書きだらけで入りづらそうな雰囲気ですが、階段を登り、廊下に沿って進むと突き当りに見えてきます。穴場的なかすうどんの店ですね。
メニューには基本のかすうどんをはじめとして、かすうどんに合う様々なトッピングや、サイドメニュー、お酒などが揃っています。
うのたけの営業時間は夜8時から深夜3時までなので、まさにシメとして活用するのがよさそうですね。実際にシメ目的と思われる方が多く来店していました。ミナミで呑んだ後のシメには、金龍ラーメンも良いかもしれませんが、ソウルフードのかすうどんも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
お好み焼きや焼きそばをアテにお酒を飲んで、そのシメにかすうどんを食べる…
炭水化物に炭水化物に炭水化物!シメっていうか、ゆるゆるじゃないですか!
現実を直視させないで…
かすうどん うのたけ
大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目9-5 三ツ寺会館2階
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