ブログのネタに困ったときの助けになってくれるのと同時に、なまこマンの中の人の自炊レパートリーの充実にも貢献してくれた、このブログを陰から支えてくれた企画「なまこマンの『名物侵略』アレンジクッキング」も今回でついに第10回を迎えることができました。
第10回の今回、挑戦するのは岐阜の郷土料理「漬物ステーキ」です。先日、友人と一緒にお邪魔した「名古屋大酒場 だるま」にて初体験し、そのシンプルでありながらも手堅い美味しさに感動した僕は、家庭でもぜひ作ってみたいと思ったのでした!
使用した材料(2人前)
白菜漬け・・・1袋
バター・・・・1個
卵・・・・・・2個
だし・・・・・少々
醤油・・・・・少々
鰹節・・・・・1袋
作り方
1.フライパンでバターを加熱する。
2.バターを十分熱したら、汁気を絞った白菜漬けを5分ほど炒める。
3.醤油とだしで全体的に味付けし、溶き卵を回し入れる。
5.半熟になったら火を止め、鰹節をかける。
6.完成!
漬物ステーキのルーツは、冬の飛騨地方にあります。雪深く寒さの厳しい飛騨地方において、漬物は冬の間にも食べられる貴重な野菜だったのですが、厳しい寒さのせいで凍ってしまうことも多々あったようです。そんな凍った漬物を朴葉に乗せ、炉端で温めたのが発祥なのだそうです。現代でも、漬かりすぎてしまった漬物を漬物ステーキにリメイクするなど、岐阜県の家庭で親しまれています。
フライパンや鉄板で焼いた漬物は、酸味が抜けつつも、漬物特有の食感は残っていて、とても楽しい味わいです。卵やバター、醤油との相性も絶妙で、漬物の元々の塩味と合わさってとても食欲を刺激してくれる一品になります。
漬物は多くの場合「箸休め」的に食べられることが多いですが、漬物ステーキは食卓の主役を張れるポテンシャルを持っていると思います!タンパク質と野菜から構成されているので、体にも良い感じがしますよね(笑)
今回使用したのはアピタで購入したゆず白菜でしたが、ゆずの風味も活きていて、美味しい漬物ステーキに仕上がりました。ステーキにする漬物次第で、色々化けるかもしれませんね…!
世界一好きな漬物「かつやの割干大根漬」をステーキにしてみた結果!?
漬物ステーキは、使う漬物次第で化けるかもしれない。
そう思った僕は、早速、漬物界で一番好きなものを漬物ステーキにアレンジしてみることにしたのでした。
それはこちらの「かつやの割干大根漬」です。とんかつチェーン「かつや」にて、サービスとして提供されているアレです。しっかりと甘辛く、ほんのりと昆布の旨味の効いた漬け液をたっぷりと吸い込んだパリパリの大根漬けは、それだけでご飯を大量に消費可能な実力派おかずです。「箸休め」と呼ばせるにはあまりにも勿体ない旨さです。かつやの店頭で時々購入するぐらい好きだったのですが、近所のスーパーマーケットの漬物コーナーに売っているのを見かけてからはそちらで購入しています。
この、漬物界最強だと(僕が)信じて疑わないかつやの割干大根漬をステーキにしてみたら、果たしてどうなるのでしょうか!?
同じ手順で、早速作っていきますよ!!
(海鼠調理中…)
できた!激ウマ間違いなしやな!!(パクー
いやぁ。結論から言うと失敗でしたねこれは…
かつやの割干大根漬はもともと醤油系の味が濃いので、漬物ステーキの味付けによって味が濃くなりすぎてしまいます。さらに言うと、加熱されることによって大根のパリパリ食感が失われ、ややしんなりとしてしまいます。これはかつやの割干大根漬の良さを完全に潰してしまう采配ミスでした…!
やはり漬物ステーキは白菜漬けのような、加熱してもある程度食感の失われない葉物野菜で作ってこそ旨い料理なのかもしれませんね。キムチや野沢菜漬け等、素材を選べば応用も効くのではないかと思います。
漬物の新たな魅力を楽しめる漬物ステーキは、調理も簡単で、ご飯にもお酒にも合うおすすめの郷土料理ですよ!皆様もお好きな漬物でぜひお試しください!
(参考レシピ)
コメント
すいません、いいね送れなかったのですが、チェックしております。
これからもよろしくお願いします
コメントありがとうございます。
こちらこそ、いつもチェックありがとうございます。
こちらの記事にはトモさんからのいいねがきちんと付いておりますので、ご安心ください。
本当なら実際のサイト上からもJetpackのいいねを表示できれば良いのですが、現在使用しているテーマと相性が悪くて、表示しようとするとページレイアウトが不格好になってしまうのです…