名古屋市東部の郊外エリアには丘陵が広がっており、自然とふれあえる公園が多数整備されています。
その中の一つが、千種区から名東区にかけての丘陵にある「平和公園」です。
先日の記事では、平和公園にある水道施設「平和公園アクアタワー」について紹介しました。
平和公園アクアタワーを見終えて、公園の北側の入り口に戻ってきましたが、そこに気になる看板を見つけました。
それがこちらの「平和公園一万歩コース 案内図」です。どうやら、平和公園には一万歩相当、全長約6.5km、所要時間約2時間のウォーキングコースがあるようなのです。
最近は健康増進のため、ピクミンブルームで花を植えながら、意識して長い距離を歩くようにしています。訪問日は7月23日の日曜日でした。暑いですが天気は良く、ウォーキング日和と言えるでしょう。気持ちよく汗を流す流すために、僕は平和公園一万歩コースを歩いてみることにしたのでした。
スタート 平和公園アクアタワー~平和公園墓地
今回のスタート地点は平和公園アクアタワーのあたりです。公園の地図に照らし合わせるとこの辺りですね。
ここから平和公園の敷地の外周に沿うように一万歩コースをぐるりと回り、再びこの場所に戻ってくるのが目標です。一万歩コースは平和公園内各所に道標の看板が立っているため、それをよく見て行けば迷いません。
時刻は午後1時。日差しは強く、この日も猛暑でした。まずは平和公園アクアタワー付近から、公園を南下していきます。遊歩道を背の高い木々が覆っているため、厳しい日差しが遮られ、心地良い涼しさでした。夏の森の散歩の、一番気持ち良い瞬間ですね。
しばらく遊歩道を歩いていくと、平和公園アクアタワーからも見えていた平和公園墓地に到着しました。
平和公園墓地は、戦後の区画整理によって整備された墓地です。名古屋市内各所にあった墓地をまとめてこちらに移動することで、市街地の道路整備に必要な土地を確保したのだそうです。名古屋市街にあった郷土の偉人のお墓も例外なく移動対象になったようで、平和公園墓地内には偉人の足跡を巡る散策コースもあります。
規模の大きな霊園なので、視界の一面に墓石が広がっています。ある意味圧巻です(笑) ただ、夜には行きたくないかなとも思いました!
猫ヶ洞池~メタセコイヤ広場
平和公園の西側には猫ヶ洞池という池があります。一万歩コースは、その猫ヶ洞池を一周するように続いています。
舗装されていた遊歩道は、土の道になりました。
池の淀みを対岸に渡ると、今度は山の中を進むルートになります。オフロードですが、歩きやすく整備されています。
しばらく歩くと山の中を抜け、今度は道路に沿って歩くルートになります。視界も大きく開け、猫ヶ洞池の水面もよく見えるようになりました。遠くの方には、池のほとりにパラソルを立てて釣りをする人たちの姿が見えます。猫ヶ洞池ではヘラブナがよく釣れるそうです。ヘラブナ釣りには、バス釣りと並ぶスポーツフィッシングの象徴みたいなイメージがありますが、ヘラブナって食べられるんですかね?(え)
そして、釣り人たちを横目に池のほとりに沿って歩き続けると…
平和公園の芝生広場「メタセコイヤ広場」に到着します。メタセコイヤ広場は、ピクニック等を楽しめる、広々とした芝生広場です。訪問時にもタープを立ててピクニックやバーベキューを楽しんでいる方々がいました。
なお、メタセコイヤ広場にはバーベキューが許可されている区画があるようですが、平和公園全体の話をすると、明確にバーベキューが禁止されている区画もあるので要注意です。ルールとマナーを守って楽しみましょう。
平和公園里山の家~くらしの森
メタセコイヤ広場を離れ、千種区役所東山仮庁舎方面に歩くことしばし。平和公園の南端あたりにある「里山の家」という休憩施設に到着しました。
平和公園南部には「くらしの森」という名前の里山が保存されており、四季折々の様々な植物を楽しむことができます。里山の家は、休憩施設でありつつも、そんなくらしの森の情報も発信する施設となっています。
里山の家内部には休憩に使える木製の机と椅子があるほか、くらしの森の植物や昆虫たちの写真も展示されています。
暑い中をしばらく歩いていたので、くたびれていましたが、一万歩コースはこれでようやく半分です。つまりまだ半分残っています。
近くの自動販売機にて水分補給をしてから、出発しました!
……って、この坂を登るのか!
のっけから心配ですが、後半戦も張り切っていきましょう!
くらしの森に入ると、道はアップダウンが激しくなり、山道の様相を呈してきます。とはいえ道幅は広いので歩きやすくはありますね。ちょっとしたハイキング気分です。
このあたりは人通りも本当に少ないのですが、全く無いわけではないので、油断して口笛を吹いたり歌ったりはしないほうが良いです(1敗)
ユーカリ畑~平和公園アクアタワー
くらしの森を抜けると、見慣れない植物の植えられた一角にたどり着きます。
ここはユーカリ畑で、東山動植物園で飼育されているコアラの餌にするユーカリの木が植えられているようです。
多少のアップダウンや山道を抜けると、遊具のある公園にたどり着きます。遠くには何やら見覚えのある巨大建造物が見えました。……って、これはらくスパガーデン名古屋じゃないですか!ということは、ゴールまであとわずかですね。
そして、この公園を抜けてしばらく歩くと…
再び、スタート地点である平和公園アクアタワー付近に戻ってくることができたのでした。
厳密に時間や歩数を測ったわけではなかったのですが、写真のタイムスタンプを見るに1時間40分程度で完走することができたようです。
平和公園一万歩コースは、緑あり、水あり、山道ありの、バラエティに富んだウォーキングコースでした!
平和公園一万歩コース まとめ
平和公園一万歩コースは、公園を一周する約6.5kmの中に、様々な景色や道があり、最後まで退屈しない散歩道でした。
名古屋という大都市で、たくさんの自然を感じながら散歩ができる、という点でもとても貴重な場所だと思います。距離もアップタウンも歯応えがあり、歩いた後の達成感が十分あるウォーキングコースです。
最後に。水分補給はもちろんですが、夏場には虫が多く出没するので、虫刺されなどの対策も十分に行ったうえで散策してください!(7か所被弾)
平和公園
愛知県名古屋市千種区平和公園
平和公園で開催されたウォーキングイベント「第36回千種区・名東区家族ジョギング・ウオーキング大会」の参加記録はこちら↓
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