道の駅紹介
徳島-12 日和佐
2004年8月(第20回)登録、2005年4月開業
道の駅 日和佐
徳島県海部郡美波町奥河内寺前493-6
営業時間:9:00~17:30
ウミガメの街の道の駅
道の駅日和佐は、海部郡美波町(旧日和佐町)の国道55号線沿いにある道の駅です。
線路を挟んでJR牟岐線日和佐駅に隣接しており、道の駅日和佐からも列車に乗車可能です。全国に数ある、鉄道駅を併設した道の駅の一つとなっています。
施設はお土産物屋、産直市場、軽食コーナー、観光案内所から構成されています。
かつては足湯もあり、名物の一つだったのですが、コロナ禍をきっかけに休止してしまい、COVID-19が5類感染症となってコロナ禍前の日常がある程度戻ってきた2023年12月現在も残念ながら休止が続いています。
在りし日の足湯はこんな感じでした(2017年11月訪問)。ドライブの休憩に「足湯で疲れをフットバス!」ということができたのですが、残念です!まあ、温泉は同じ国道55号線沿いにある宍喰温泉にお任せすることにしましょう…
お土産物屋に入ると、ウミガメ推しにびっくりします。大小のウミガメのぬいぐるみや、ウミガメを模したお菓子、ウミガメの特大ぬいぐるみが当たるくじなど、至る所にウミガメがいます。というのも、旧日和佐町の大浜海岸はアカウミガメの産卵地なのです。倉科カナさん主演の、2006年のNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台にもなりました。
お土産物屋には他にも、工芸品や徳島県のお土産が充実しています。
名物はすだちのソフトクリームで、ほのかな緑色が映えて、爽やかな甘酸っぱさが美味しいです。
軽食コーナー「味一」は、なんと80代のおばあちゃん店主が一人で切り盛りされています。海鮮串焼きやたこ焼き等を食べることができます。後述する「南阿波丼」を食べることもできるのですが、イートインは不定期営業である点に注意です(1敗)
産直市場には日和佐の農水産物が揃っています。野菜、肉、海藻、魚のいずれも充実しており、本格的に買いそろえたいときにはクーラーボックスが必須です。美味しいものはたくさん揃っていますが、おすすめは「日和佐燻製工房」の燻製です!
日和佐名物!日和佐燻製工房の燻製
日和佐に拠点を置く燻製メーカーの日和佐燻製工房では、日和佐の農水産物を素材にした燻製を作っています。日和佐燻製工房の燻製は美味しいことで有名で、日和佐まで行ったときにはお土産に求められたりすることもしばしばです。また、徳島市で毎月最終日曜日に開催されるマルシェイベント「とくしまマルシェ」にも定期的に参加しています。
久しぶりに食べたくなったので、お土産に燻製を何種類か購入しました。
スモークナッツ(右上)は、スモークの風味がナッツを味わい深くしています。塩分控えめでも、スモークの風味のおかげで食べ応えが抜群です。
燻製の詰め合わせ(下)は、白身魚とチーズの燻製のセットです。このスモークチーズが本当に旨いんです!チーズがまろやかな風味で、スモークの風味が柔らかいです。白身魚も、魚そのものの旨味とスモークの風味とが良い具合に噛み合っています。
そして、日和佐燻製工房の燻製の中でも一番人気の商品がマダコの燻製です(左上)。タコは淡泊な味わいの食べ物ですが、このマダコの燻製は、スモークされたオリーブオイルの風味がタコにしっかりと絡みつき、それでいてタコの食感と旨味も生きているので「確かにこれは人気になるわ…」と食べながら納得できる味わいです。
道の駅日和佐の周辺のスポット紹介!大浜海岸&日和佐うみがめ博物館カレッタ
道の駅日和佐から海岸方向に少し足を伸ばすと、前述したウミガメの産卵する海岸「大浜海岸」があります。
太平洋を望む白い砂浜は、心の洗われる風景です。5月~8月にかけてのウミガメ産卵の時期には産卵の様子を見学することもできました(2020年より中止)。また、産卵時期の夜間には海岸並びに周辺道路への立ち入りが禁止されるとのことです。
大浜海岸には「日和佐うみがめ博物館カレッタ」という施設もあり、ウミガメに関する資料や、飼育しているウミガメを展示しています。
ウミガメの甲羅の実物を背負って亀仙人ごっこができたり等、なかなか濃厚な経験のできる施設だったのですが、残念ながら訪問時点では改装のため休業中でした。営業再開は2025年夏の予定とのことなので、パワーアップしての復活に期待しましょう。ちなみにここにはアルビノのなまこ「しろみちゃん」もいますよ。
ご当地グルメ「南阿波丼」
美波町を含めた徳島県南部エリアは「四国の右下」と呼ばれており、四国の右下である阿南市、那賀町、美波町、牟岐町、海陽町には地域の名物を活かして作った「南阿波丼」というご当地丼メニューもあります。
徳島の地鶏である阿波尾鶏や、太平洋で獲れた海産物を使用することの多い南阿波丼ですが、日和佐エリアでは道の駅日和佐の軽食コーナー「味一」や、近隣の飲食店である「味登里」と「むらかみ」で味わうことができます。
道の駅日和佐の軽食コーナーでは、アワビに似た貝であるトコブシを使った「とこぶし丼」と、アオリイカと阿波尾鶏を使った「右上がり丼」を食べることができます。訪問時にはこれを頂きたかったのですが、残念ながら営業していませんでした…!訪問した時間帯には他の南阿波丼の店舗も営業しておらず、後ろの予定を考えると営業開始まで滞在することもできなかったので、今回は泣く泣く諦めました。
なので、過去(2017年11月)に頂いたむらかみの海鮮丼を紹介してお茶を濁します(笑) 名物のアオリイカをはじめとした鮮やかな海鮮の数々を乗せた丼です。甘くてとても食感が良かったです。
ちなみに、味登里で提供されている南阿波丼は阿波尾鶏のから揚げ丼とのことです。
道の駅日和佐 まとめ
道の駅日和佐は国道55号線沿いにある、牟岐線日和佐駅に隣接した道の駅です。
ウミガメの産卵する大浜海岸以外にも、四国八十八箇所巡りの第二十三番札所である薬王寺からも近く、日和佐エリアの様々なスポットを巡る際の拠点にできます。
徳島のお土産や、日和佐の農水産物も充実しています。おすすめは日和佐燻製工房の燻製で、日和佐の水産物等を使用した個性的な燻製はとても美味しいですよ!
コメント
道の駅もカードがあるんですね。しかも売っているのですか、マンホールカードも有料になったりして
コメントありがとうございます。
道の駅カードは東北、中部、中四国、九州にてそれぞれの道の駅連絡会という組織が企画販売しています。(つまり全国の道の駅にあるわけではない)
マンホールカードと違い、こちらは最初から売り物として企画されていますね。ちなみに別の会社が「道の駅記念きっぷ」や「道の駅マグネット」等も販売しており、道の駅グッズのコレクターを泣かせています!