中川区に、ものすごいスーパー銭湯があるらしいと噂に聞きました。
曰く、フードコートが「麺屋はなび」や「ゴーゴーカレー」といった人気飲食店とコラボしていて非常に豪華なのだとか…
ほんまか?それ!
さらに、常にオートロウリュが起動していて熱々のサウナと、大の大人でも足の着かないほどに巨大な水風呂があるのだとか…
いやいや、やりすぎですってそれは!!
フードコートはともかく、巨大な水風呂はにわかには信じがたいです!中の人は身長177cmなので、いくらなんでも足が届かないなんてことは無いと思うのです。
そんなやりすぎのスーパー銭湯の名前は「キャナル・リゾート」です。倉庫の建ち並ぶ名古屋の物流エリア、中川運河のほとりに位置しています。
百聞は一見にしかずです。キャナル・リゾートのものすごさを、実地調査してきました!
この記事は前編・後編の2部構成でお送りします。前編(この記事)では主にお風呂やサウナの様子をご紹介します!
倉庫街に現れるアジアンリゾート
竜泉寺の湯名古屋守山本店やらくスパガーデン名古屋、アーバンクア等、当ブログではこれまでに様々な名古屋市内の大型温浴施設に潜入してきました。ですが、名古屋市内にはまだまだ温浴施設の「大物」が残っています。今回お邪魔したキャナル・リゾートもその中の一つです。
公共交通機関でアクセスするなら、名駅19系統の市バス(名古屋駅~港区役所)が停まる玉川町バス停が最寄りです。地下鉄の場合は名港線六番町駅が最寄りではありますが、20分ほど歩く必要があります。
名古屋駅や金山駅が起点の無料シャトルバスを利用するのもおすすめです。名古屋駅ルートのバスには名古屋駅(ミッドランドスクエア前)と地下鉄伏見駅から、金山駅ルートのバスには金山駅と地下鉄六番町駅から乗車できます。名古屋駅および金山駅から、シャトルバスにおよそ20分ほど揺られているとキャナル・リゾートに到着します。
というわけで、キャナル・リゾートに到着したのですが… これは入口から「リゾート」感がありますね!トロピカルな植物に囲まれており、アジアンな音楽も流れています。RPGで、ボスの待ち構えている遺跡のような凄みがありますよ!アジアンなBGMがさながら戦いの儀式を盛り上げる曲のようです!
ですが、いざ館内に入ると、屋外の派手なムードとは裏腹に、モダンかつ落ち着いた雰囲気なのだからびっくりします。このギャップにコロリとやられちゃいますね!
入館時にまず入場料を支払い、館内で発生する料金は下足箱のキーでやりとりを行い、退館時に精算するシステムです。クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレスにも対応しています。ポイントの貯まる会員制度もあります。入場料は、
平日:大人900円、子供(4歳以上小学生以下)350円、3歳以下無料
土日祝:大人1000円、子供400円、3歳以下無料
となっています(岩盤浴は別料金。後編にて紹介します)。
猛烈すぎる激アツサウナ&超巨大水風呂体験
早速核心に迫っていきましょう!キャナル・リゾートの「ものすごい」サウナとは一体何なのか。お風呂に潜入して、この目で、そしてこの肌で確かめてみます。
ここからはパンフレットの写真を使いながら、内部の様子を紹介していきます。
内風呂は炭酸泉、電気風呂、季節の湯、ジェットバス、通常と低温の2種類の水風呂から構成されています。
露天風呂は腰掛け湯、半身浴、壺湯、寝湯から構成されています。キャナル・リゾートのお風呂は天然温泉です。泉質は湯冷めしにくい効能のあるナトリウム塩化物泉であり、源泉温度の高さも相まって体がかなり温まります。
露天風呂にはシュロの木が立ち並び、さながら南国のスパリゾートの雰囲気です。
そしていよいよ、サウナに潜入します!サウナはロウリュサウナと塩サウナの2つがあるのですが、目玉はやはりロウリュサウナです。室内は非常に広々としており、40人は入れそうなサイズです。室温は常時100℃を超えており、普通にしているだけでもかなり熱いのですが、なんと、10分に1回という頻度でオートロウリュが起動して熱波が発生し、さらに熱々になるのだから大変です!サウナハットが無ければ10分も居られませんでしたよ…
常にオートロウリュが起動していて熱々のサウナ… 噂は本当だったんだ!
ロウリュサウナには出入り口が2つあり、片方が内風呂に、もう片方が露天風呂に繋がっています。露天風呂側の扉から出ると、そこに待ち受けているのはプールのごとき巨大な水風呂です!「潜れる炭酸水風呂」と「泳げる水風呂」の2種類あります。
水風呂の噂も本当じゃん…!
潜れる炭酸水風呂は、一番深いところの水深が2mというとんでもない水風呂です。ゆえに全身、爪先から髪の毛の先までも余すことなく冷水の中に沈めることが可能なのです!前述したように僕の身長は177cmなので、そりゃあ足なんて着くはずがありませんよ!小学校低学年の頃に25mプールで体験して以来の「足の着かない感覚」を久しぶりに味わいました。普段はそこまでしっかりと冷やされない頭のてっぺんまでどっぷりと水風呂の中に浸かるのは、清涼感がかなり違いましたね!なお、手すりがたくさん設けられているので、溺れないように落ち着いて入りましょう。
一方、泳げる水風呂は全長6m、水深1.5mのプールのごとき巨大な水風呂となっています。その名の通り中で軽く泳ぐことができ、冷水の中で体を動かすことで血液の巡りに良い効果があるのだとか。さらに、端のほうに設けられた「ボンバーボタン」を押すと、巨大シャワー「クールダウンジェット」を浴びることができます!
……ここで「水風呂に潜ったり、水風呂で泳いだりしてええんか?」と思った皆様。その感覚は正しいです。普通はダメです。一般的には、お風呂で泳いだり、潜ったりするのはマナー違反とされており、施設によっては明確に禁止されています。キャナル・リゾートは数少ない例外です。「お風呂なんて多種多様な『下のなまこ』がいっぱい浸かる場所なんだし、多少潜ったぐらいで目くじら立てるなよ!」と思われる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、衛生面でのリスクがありますし、何より潜っている人を見てしまうとあんまり気持ちが良くないんですよ。
水風呂の後には、外気浴です。もちろん、外気浴用のととのいスペースも充実しています。普通の椅子、インフィニティチェア、寝そべりスペースが揃っています。特にインフィニティチェアと寝そべりスペースはガゼボの中に設けられており、屋根が陽射しを良い感じに遮ってくれるのでおすすめです。さらに、ガゼボにはチェア洗浄用のシャワーまで設けられているのだから抜かりがありません。
100℃オーバーのサウナに、全身をくまなく冷やせる巨大水風呂の温度差で、かなり心地よくととのうことができました。
心意気を感じる最強サウナ!
噂の通り、キャナル・リゾートのサウナはものすごかったです。サウナのスケールが、他のスーパー銭湯と違いすぎます。巨大水風呂の性質上、スーパー銭湯としては珍しく、潜水や遊泳が明確に許可されています。誰もが家庭のお風呂で遊んだ思い出を持っているかと思いますが、キャナル・リゾートの水風呂ではまさにその頃のことを思い出して童心に返ることができます。
広々としたサウナスペースと、容赦の無い温度差、そして唯一無二の遊べる水風呂からは「たくさんの人をうちのサウナでととのわせたい」というキャナル・リゾートの心意気を感じられますね。設備の規模と、端々から感じられる遊び心に、とても満足できました!
後編ではキャナル・リゾートのお風呂上がりの楽しみである、岩盤浴とグルメを紹介します!
後編を投稿しました↓
キャナル・リゾート
愛知県名古屋市中川区玉川町4丁目1
営業時間:9:00~1:00
※金・土・祝前日は3:00まで営業
※土日祝は8:00より朝風呂営業
※訪問時点での情報です。
キャナル・リゾートのWebサイトはこちら↓
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