道の駅紹介
徳島-05 にしいや
第13回(1997年10月)登録、1998年8月開業
所在地:徳島県三好市西祖谷山村尾井ノ内348-2
秘境・祖谷のウェルカムゲート
道の駅にしいやは、大歩危とかずら橋を結ぶ県道45号線沿いにある小さな道の駅です。
大歩危からかずら橋への道中は、二車線が確保されているものの険しい峠越えルートで、つづら折りのカーブを曲がりながら山を登りトンネルをくぐった後は、同じくつづら折りのカーブを曲がりながら激しく下る必要があります。坂とカーブのいずれも急なので、運転の際は要注意です。
道の駅にしいやは駐車場が狭く、道路から駐車枠に直接入庫するような感じになるので、道中のみならず駐車場からの出し入れの際まで気が抜けません。
建物は休憩スペースと売店からなり、休憩スペースでは三好市の見どころを英語で解説するプロモーションビデオが流れています。三好市の秘境の自然や文化は外国人観光客にも非常が高いのだそうです。いつもだったら道の駅にも、もう少し外国人観光客の訪問が多いのかもしれませんね。
売店の品揃えは地元の工芸品や、農水産加工品が中心となっています。
スタンプコーナーでは「スタンプの試しうち」ができるようになっています(笑)
名物「祖谷そば」を味わう
祖谷といえば、名物の祖谷そばです。
祖谷の急峻な地形は稲作に適していないことから、主食としてそばが栽培されてきました。ですが稲作には適していない一方で、祖谷の昼夜の寒暖差の激しい気候はそば作りに適しているのだそうです。
道の駅にしいやの軽食コーナーでは、祖谷そばやそば米汁を味わうことができます!
そばの注文は売店のレジにて行います。
レジで料金を前払いし、番号札を受け取り、番号を呼ばれたらカウンターで受け取ります。
祖谷そばのバリエーションには通常のかけそばである「祖谷そば」の他に、鳴門わかめをトッピングした「鳴門わかめそば」や、大歩危の名物である油揚げ「ぼけあげ」を乗せた「ぼけあげそば」があります。
メニューには祖谷そばやそば米汁以外にも、うどんやおにぎりもあります。
メニューに英語が併記されているところからも、外国人観光客の利用も多いことが容易に想像できますね。
今回は鳴門わかめそばを注文しました!
たくさんのわかめに、揚げ玉、かまぼこ、ねぎが入っています。
きたー♡かけそばって、飲んだ後のシメに食べたくなるのよねー。
え、祖谷そばって普通のそばとどう違うのかって!?いいでしょう!説明しますとも!
誰も何も言ってないんだけど。
祖谷そばは繋ぎなしで作られたいわゆる十割そばで、太く短く切れやすいのが特徴です。
祖谷地方は平家の落人たちが逃げ延びて来た伝説が残る地域で、それゆえに外部との交流を持たず閉鎖的な生活が営まれてきました。祖谷そばがつなぎを使わない十割そばであるのは、外部から小麦粉等のつなぎ粉を入手することができなかったからという事情もあるようです1。
道の駅にしいやで提供されている祖谷そばは、地元製麺所で作られています。
注文したわかめそばを箸で掴み上げると、確かに太いし短いし、箸で掴むと簡単に切れます!唇や舌で押すだけで簡単に切れて、食べた感じもお粥や雑炊にかなり寄っているような感じがしますね。
そんな祖谷そばは噛みしめると、口いっぱいにそばの風味が広がります。そば湯を飲んだ時に口に広がるあの味ですね。「そばの香り」という概念はいまいち掴み切れていませんが、そばらしい味はしっかりと感じることができました!
しゃっきりとしたわかめの食感も良く、優しい味わいの一杯でした。
めっちゃ優しい~♡どれだけ飲んだ後でもさらっと食べられそう!
通常の祖谷そばは並が1杯500円、トッピングのわかめやぼけあげを乗せても1杯600円なので、リーズナブルに本場の味を楽しめるのも嬉しいところですね。祖谷そばを味わう上で、道の駅にしいやはなかなかの穴場スポットだと思います。
道の駅にしいや まとめ
道の駅にしいやが立地しているのは、かずら橋と、小便小僧のいる祖谷渓のおよそ中間地点となっています。大歩危方面から祖谷渓やかずら橋へ向かう際には必ず最初に通る場所であり、言うなれば道の駅にしいやは祖谷観光のウェルカムゲートですね。近隣には祖谷渓温泉ホテルもあります。
地域の特産品も幅広く扱っており、ちょっとした休憩にも最適な道の駅です!
美味しいそばを食べたら気分がよくなってきたぞ!一曲歌ってみよう!
♪今から一緒に~これから一緒に~殴りに行こうか~
♪祖谷~祖谷~祖谷~祖谷~祖谷祖谷祖谷~
って何させんのよ!!
自分が勝手に乗っかってきたくせに!!
道の駅にしいやから少し山奥の方へ進むと有名な「祖谷のかずら橋」があります↓
- 参考:赤池食品 祖谷そば
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