先日の記事では徳島のお土産として著名な銘菓の「金長まんじゅう」を紹介しました。
今回はそんな金長まんじゅうと双璧をなす… と個人的に思っているおすすめの徳島銘菓を紹介したいと思います!
……といっても、徳島の方や徳島をよく知っている方から見ればベタすぎるチョイスかもしれませんが(笑)
今回満を持して紹介するのは、イルローザの「マンマローザ」です!
優しい甘さのミルク菓子
マンマローザを買ってきましたよ!
ありがとうございます。マンマローザは私も大好きです。
マンマローザは徳島の洋菓子店「徳島洋菓子倶楽部 イルローザ」が販売する銘菓です。イルローザの人気ナンバーワン商品で、徳島のお土産として定着しています。
マンマローザの「マンマ」とはイタリア語で「お母さん」という意味です。母の温かさを想起させるような優しい味わいの、ミルクをたっぷり使った「乳菓」です。
マンマローザと似たコンセプトのミルクを使った焼き菓子には他にも「母恵夢」(愛媛)や「ままどおる」(福島)などがあり、焼き菓子界隈では母や母乳をイメージしたミルク菓子というのは定番なのかもしれませんね。
時は第一次世界大戦。現在の鳴門市大麻町にはドイツ俘虜の収容所がありました。「道の駅 第九の里」の紹介記事でも触れた通り、収容所の人々や地域住民はドイツ俘虜たちに友好的に接し、地域にはドイツ俘虜から多くの技術がもたらされました。そのもたらされた技術の一つである酪農が、現代において、徳島県産牛乳をたっぷり使った「マンマローザ」という形に結実したということになります。
マンマローザはイルローザ以外にも、県内のスーパーマーケットやお土産店などで取り扱われています。一部店舗ではばら売りにも対応しています。
個包装はこんな感じ。大きさはプロテインバーの半分ぐらいですかね。
中身は「mR」の文字が書かれています。
ミルクとバターの良い香りが漂ってきますね。
早速一口頂いてみました。
見てください!断面の餡の面積を!!相当ぎっしり詰まっています!
マンマローザの餡は、白餡とミルクを混ぜて炊き上げた「ミルク餡」。しっとりとした甘さが、生地とマッチします。
お茶やコーヒーなどのお供にぴったりな一品だと思います。
たっぷりのミルク餡とバターたっぷりの生地の相性が抜群ですね。とろけるような優しい甘さです。
季節限定のこちらもどうですか?
マンマローザにはバリエーションとして、季節限定版もあります。購入時(2021年3月20日)の限定版は、めっきり春らしい「さくらのマンマローザ」でした。
外見は通常のマンマローザと似ていますが、中の餡は桜をイメージした鮮やかなピンク色。桜の花や桜の葉の塩漬けも練りこまれているので、バターとミルクの甘い香りに混じって桜餅のような爽やかな桜の香りも漂ってきますし、味のほうも塩味が甘みを引き立てた大人の味わいになっています。
季節を感じられる素晴らしい一品ですね。桜の塩漬けの塩味も甘みを引き立てる良いアクセントになっています。
マンマローザはヨーロッパを感じさせるお洒落さがありつつも、どこか懐かしくて優しい味わいのお菓子です。イルローザのインターネット通販でも取り扱われていますので、徳島の心の味をぜひ味わってみてください!
バターをたっぷり使ったお菓子はダイエットの敵です… でも食べずにはいられませんっ!おいしいっ!!おかわりっ!!!
泣くほど美味しいんですね。
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