柳ヶ瀬商店街の活気に溢れる居酒屋!笑喰酒場 わらっとこNEO柳ヶ瀬(岐阜市柳ヶ瀬通2丁目)

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旅先で「いいなぁ」と思ったところへは、時間やお金が許す限り、なるべく立ち寄っておきたいものです。なぜなら「いいなぁ」という感覚は当たっていることが多いので、行けば往々にして楽しいし、旅が終わってからも良い思い出として残り続けるからです。場所や内容によっては「照れくさい」と感じてしまうこともありますが、ええいままよ、の精神で、照れを捨てて飛び込んでみましょう。

今回は、旅先の岐阜市で柳ヶ瀬商店街を散策していたときに見つけた楽しそうな居酒屋「笑喰酒場 わらっとこNEO柳ヶ瀬」にお邪魔しました。たくさんのお客さんたちが賑やかにお酒を酌み交わす、憩いの場のような店です!

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恐竜だらけの柳ヶ瀬商店街!

柳ヶ瀬商店街は岐阜市屈指の繁華街として知られていますが、地方の商店街の例に漏れず近年は衰退傾向にありました。商業施設の撤退が相次ぎ、大型商業施設の中では最後まで残っていた岐阜高島屋も2024年7月末をもって閉店してしまいました。このことは東海エリアのニュース番組でもよく取り上げられていました。

しかしながら、僕が訪問した日にはとても楽しそうな催しが開催されていて、商店街はたくさんの人で盛り上がっていました。

恐竜!

恐竜!!

恐竜ぅ〜〜〜〜〜!!!

……なんと、商店街の至るところに恐竜の姿があったのです!

これは柳ヶ瀬商店街にて毎年9月に開催されている「柳ヶ瀬ジュラシックアーケード」というイベントです。2025年は9月27日・28日の日程で開催されていました(27日に訪問)

商店街の至るところに設置された恐竜は、なんとロボットです。大きな口を開いたり、首や尻尾を動かしたり、唸りを上げたり…。その動きがあまりにも滑らかで、息遣いすら感じます。本物の恐竜なんて見たこともないはずなのに「リアルだなぁ」と感心してしまいました。

商店街(柳ヶ瀬本通)の入口には大きなティラノサウルスがいましたが、旧岐阜高島屋の近くにも別のティラノサウルスがいました。体表をよく見るとふさふさです。「ティラノサウルスには羽毛が生えていた」という説が主流になって久しいですからね。学説を踏まえた造形がされていることを考えると「リアルだなぁ」という感想もあながち間違いではなかったのかもしれません。

強く、カッコよく、太古へのロマンも掻き立ててくれる恐竜は、今も昔も変わらず子どもたちの人気者です。実際に親子連れが多く訪れており、リアルな恐竜ロボットに皆興味津々でした。

ジュラシックアーケードでは他にも恐竜クイズや化石とのふれあいコーナーなど、恐竜に関連した催しが開催されていました。身近な商店街で年に一度こんな催しをしていたら、テンションが上がりますね!恐竜ロボットのヌルヌルとした動きには、僕も思わず楽しい気持ちになりました。恐竜ロボットといえばジャングリア沖縄を思い浮かべますが、あそこの恐竜は野ざらしなうえに大きすぎるので、ここまでヌルヌルとは動かせないでしょう…。

ジュラシックアーケードが開催され、楽しい雰囲気の柳ヶ瀬商店街でしたが、NEO柳ヶ瀬も昼間からジュラシックアーケードに負けず劣らずの盛り上がりでしたね。横を通り過ぎながら、たくさんのお客さんがお酒や食事を楽しんでいる様子がよく見えて、とても入りやすそうな雰囲気で、すごく「いいなぁ」と思いました。

夜になり、NEO柳ヶ瀬で夕食兼晩酌にすべく、改めて柳ヶ瀬商店街を訪れました。

恐竜ロボットたちが明日の出番に備えて一箇所に固まって休む中で、人通りは昼間とはうってかわってまばらで、多くの店舗のシャッターも下りており、寂しい印象でした。

ですが、そんな寂しい夜の柳ヶ瀬商店街の中で、NEO柳ヶ瀬は昼間と変わらず、ひときわ明るく盛り上がっていました!ますます「いいなぁ」と思いましたね!

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パリピ~にカンパチ胡麻!楽しい発想の一品料理たちで乾杯!

カウンター席に案内されました。店頭の似顔絵に瓜二つのご主人が、厨房で調理する様子がよく見える特等席です。

とにもかくにも、居酒屋に来たのだからお酒を飲まなければ始まりません!

柳ヶ瀬レモンサワー(650円)、お通し

柳ヶ瀬の名を冠した「柳ヶ瀬レモンサワー」を注文しました。いわゆる凍結レモンサワーですね。これが飲み口が軽くて、フルーティーで、とても心地よく飲めるんですよ。お通しのもやしナムルも合間につまみながら、レモンサワーをゴクゴクと飲み進めていくと、だんだんとエンジンがかかってきます。

ドリンクも料理も、幅広いジャンルのものが豊富に揃っていて目移りしてしまいます。初めて訪れた店では何を頼むかなかなか決められませんが、名物メニューもあるので、まずはその中から気になるものを頼んでみました。

パリピ~(580円)

一番最初にやってきたのは「パリピ~」でした。あまり馴染みのないタイプのおつまみですが、なんだか旨い予感がします!

スライスした生のピーマンに、特製の肉味噌を乗せて頂く一品です。窪みを埋めるように、たっぷりと肉味噌を乗せて噛り付いてみると…。

すごい!本当にパリッとしてる!!

メニュー名に違わぬパリパリ食感に驚きます!

ピーマンは肉厚かつ大ぶりで、それをさらに冷やして引き締めているので、噛り付くと本当に「パリッ」と音がします。ピーマンを食べているはずなのに「パプリカかよ!?」と思いました(え)

肉味噌はひき肉がたっぷりと入った赤味噌ベースの甘辛い味わいです。ひき肉がゴロゴロと入っているので食感が楽しいですし、肉味噌をピーマンに乗せることで、ピーマンを生でかじっているというのに、ピーマンの苦みや青臭さの部分が全く目立たなくなっています。それどころか、むしろ甘味が引き立ってすらいます。とても巧みな一品でした!

カンパチ胡麻(880円)

鮮魚のカテゴリから「カンパチ胡麻」を注文してみました。肉厚なカンパチの刺身に、たっぷりのすりごまにいりごま、醤油ベースの甘辛いタレをかけ、薬味を添えた一品です。

程よく脂が乗り、厚切りで歯応えもあるかんぱちに、甘辛いタレの味がよく馴染みます。脂と心地よく一体化するんですよ。それに、たっぷりとかかったごまがとにかく香ばしいんです。刺身の美味しさは素材のポテンシャルによるところが大きい気がしていますが、NEO柳ヶ瀬のカンパチ胡麻は、タレとごまとカンパチが一体となって「刺身以上の美味しい料理」になるよう高めあっているように思いました。

なお、こちらのカンパチ胡麻のように、刺身にたっぷりのすりごまとタレをかけるのは、福岡の食べ方です。当ブログでも過去に、博多の地下街「博多1番街」にある海鮮料理店「喜水丸」の「朝のゴマサバ定食」を紹介しています。

さらに言うと、前述の「パリピ~」についても福岡の居酒屋でよく食べられているメニューなので、NEO柳ヶ瀬のご主人は福岡の居酒屋文化をメニュー作りの参考にされているのかもしれませんね。

おかわりサワー(350円)

パリピ~やカンパチ胡麻でお酒が進んだので、柳ヶ瀬レモンサワーのおかわりを頂きました。凍結レモンの残ったグラスの中に、新しいレモンサワーを注いでもらうシステムです。大きなジョッキには新しい氷が入っています。

今回はお酒をたくさんの種類飲むことよりも、料理をたくさん食べることを考えていたので、安価に飲めるおかわりサワーがとても有難かったです。爽やかな口当たりは、料理にもよく合いました。

柳ヶ瀬ホルモン炒め(650円)

「店名や地域名が含まれているメニューに間違いはない」の理論を信じ、柳ヶ瀬レモンサワーと同じタイミングで注文した「柳ヶ瀬ホルモン炒め」がやってきました。

いわゆる「とんちゃん」ですかね。クニクニとした食感が心地よいホルモンに、ニンニクの効いた味噌ダレがしっかりと絡んでいます。味が濃いので、お酒がとても進みました。

名物台湾やきそば(980円)

レモンサワーをもう1杯おかわりしたところで、最後に「名物台湾やきそば」を注文しました。

その名の通り、台湾ラーメンをイメージした焼きそばなのですが、一口目の印象は想像と違いました。ニンニクや唐辛子の刺激よりも、オイスターソースベースの旨味を真っ先に感じます。麺は柔らかく、もっちりとした食感です。

ですが「台湾やきそば」の名は伊達ではなく、唐辛子もちゃんと効いています。全体の旨味を引き立てる塩梅の「旨辛」な存在感なのですが、気が付けば口の中がカッカとして、汗が出る程度には辛いです。それでも、一口、もう一口と欲しくなってしまいます!

お勘定は席で行います。キャッシュレス決済には対応しておらず、現金決済のみです。レモンサワーをお供にたくさんの料理を楽しみ、お会計は4740円となりました。一人飲みではありましたが、賑やかな雰囲気の中で飲み食いして、気持ちも明るくなりました!

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笑喰酒場 わらっとこNEO柳ヶ瀬 まとめ

「笑喰酒場 わらっとこNEO柳ヶ瀬」は、岐阜市屈指の繁華街・柳ヶ瀬商店街の柳ヶ瀬本通沿いにある居酒屋です。

平日は15時、土日祝は11時から営業している大衆酒場的な雰囲気の居酒屋で、明るい時間帯に訪問しても多くのお客さんが飲みを楽しんでいました。常連さんも多くいるようで、ご主人に楽しげに挨拶している姿が印象的でした。

メニューはお酒も料理も豊富です。お酒は今回注文した、お得に飲める凍結レモンサワー「柳ヶ瀬レモンサワー」以外にも、鬼おろしサワーやポン酢サワー、ガリサワー、好きなリキュールとジュースを自由に組み合わせる「NEOカクテル」、オッパイ(多分ミルク系のカクテル)など、メニュー表を見ているだけで遊び心あふれるものだらけです。料理も刺し盛りや枝豆、サラダのような定番に、創作料理、東海メシなど幅広く揃います。ピーマンの良さを最大限に引き出した「パリピ~」や、旨辛の「名物台湾やきそば」など、巧みな創作メニューの数々は特におすすめです!

人通りのまばらになった夜の柳ヶ瀬商店街の中でも一際明るく見えた、その印象に違わず、集う人々も楽しそうで、僕もとても楽しい時間を過ごせました。やっぱり「いいなぁ」と感じた気持ちに正直に、訪問してみてよかったです!旅が終わってからも、良い思い出として残り続けています。

笑喰酒場 わらっとこNEO柳ヶ瀬
岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通2丁目14-11

営業時間:
15:00~0:00(火~金曜)
11:00~0:00(土日祝)

定休日:月曜日

※訪問時点での情報です。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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