早いもので、2025年も今日が最後です。いつの間にか、大晦日になっていました。
振り返ればあっという間ではありましたが、日々は濃く過ぎていきました。そして、改めて濃い一年だったと思えるのも、ブログという形で日々記録を続けてきたからこそです。
一年の最後に、なまこマンの2025年の足跡を改めて振り返ってみたいと思います。
【ブログの振り返り】「持続可能な活動」について強く意識するようになりました
2025年のブロガー・なまこマンとしての活動のテーマは「持続可能性」となりました。
後述するように、2025年はブログの更新頻度を不定期にしていたので、数週間単位で最新記事が投稿されない時期がしばしばあったのですが、その中には「多忙すぎて記事執筆どころかブログ用のネタ収集すらできない」という時期もありました。また、当ブログは僕自身が体験したことを記事にしているため、僕が心身ともに健康でなければ、記事の執筆がそもそも不可能でもあります。
ブログを私生活と無理なく両立させながら、今後も細く長く続けていくためにどうすべきかを様々な角度から考え直し、活動内容やブログの運営方針に大きなメスを入れました。
①持続可能な活動のために、ブログを不定期更新に
まずは、更新頻度を大きく見直しました。クオリティを担保しつつコンスタントに記事を投稿するために、2021年頃から続けてきた「2日に1回の定期更新」をやめました。
これまで、2日に1回のペースで定期更新することで自分の中でリズムを作れていたのですが「ペース厳守で記事を投稿しなければ」という焦りも生じており、更新ペースを崩さないために、十分に内容を練ることのできないまま投稿してしまった記事も多々ありました。なので、2025年は更新間隔をほぼ気にせず、書きたい記事を満足いく状態まで練ってから投稿するようにしました。その結果、記事一つ一つに込める情報量を圧倒的に増やせたように思います。
一方で、不定期更新にしたことでブログ記事執筆のリズムが崩れてしまった側面もあります。ネタをいくら仕入れても「不定期更新だからまだ記事にしなくてもいいや」という怠け心が出てしまい、記事執筆のタスクが減ったにもかかわらず、執筆や投稿が遅れた記事も多々あったんですよね…。これまでとは違う意味で「ネタのストック」が溜まってしまいました。
②持続可能な活動のために、SNSを大きく整理
手当たり次第に活動していたSNSアカウントを断捨離し、活動場所をInstagramとmixi2のみに絞りました。
これまで、SNSはTwitter、Bluesky、Threads、Instagramなど、とにかく目についたものを手当たり次第に始めていました。ブログへの誘導や知名度向上も目論んでのことでしたが、実際のところは、複数運用するSNSのどれもが、投稿頻度やアカウントの方向性などの点で中途半端になってしまっていました。そして、アクセス解析を確認する限りでは、SNSはあまりブログへの導線として効果的でなかったようで、最新記事や過去記事へのリンクを投稿してもほぼクリックされることがありませんでした。なので、これまでSNSに割いていたリソースをブログ執筆に回したほうが建設的ではないかと考え、SNSアカウントの断捨離を行いました。少なくともXとThreadsの再開予定は、今後当分無いですね。
現在活動を継続しているSNSアカウントでは、ブログへの集客をそこまで強く意識していません。Instagramは、ブログに取り上げなかった「日常」や「こぼれ話」を日記的に投稿する場所に落ち着いています(リアルの知人との連絡窓口も兼ねていて、簡単にアカウントを消せないという事情もあります)。mixi2はトレンドに便乗してアカウントを作成しましたが、コミュニティでの交流がとても性に合っていました。主にブログで普段取り上げる話題とは関係ない、ゲームアプリやパソコン関連の情報交換に使用しています。
③持続可能な活動のために、サブブログを開設
このブログを不定期更新にしたのとは矛盾しているようですが、はてなブログにサブブログ「なまこマンの毎日ゲーム宣言!」を開設しました。2020年頃に一時執筆していた黒歴史サブブログのタイトルを再利用しています(笑)
サブブログを開設した理由は息抜きです。月別アーカイブを見ていただけたら一目瞭然かと思いますが、当ブログは毎年春頃に更新を休止する期間を設けています。花粉症がひどすぎて食レポどころではないというのが主な理由なのですが、この休止期間は、ゲームなどといった「当ブログのテーマとは関係のない趣味」を全力で楽しむ期間に充てています。
そんな趣味の活動に際し、感想や備忘録、試行錯誤の記録などを記しておける場所が欲しいと考え、結果的にそれがサブブログという形になりました。サブブログへの投稿はとても良い気分転換になっているほか、過去の自分が残した備忘録に助けられることも多々ありますし、ありがたいことに、その備忘録を多くの同好の士に役立ててもらえています。
④持続可能な活動のために、ブログを収益化
おそらく、これが最も大きな方針転換ですね。ブログにGoogleアドセンスを導入し、収益化しました。
昨年の大晦日に書いた記事では「ブログは絶対に収益化しない!」なんて書いちゃいましたが、ブログの持続可能性について考えたときに、収益化が有効であるという結論に至りました。
現在、当ブログはレンタルサーバーのエックスサーバーと契約し、レンタルサーバー上にブログ用のファイルを設置して公開しています。また、サブブログははてなブログの有料プラン「はてなブログPro」に登録しています。レンタルサーバーで長期的にブログを続けていくことを考えると、どうしても少なくないランニングコストがかかります。1
とてもありがたいことに、当ブログにはかなり多くの検索流入があり、コンスタントに月間8000〜10000ほどのPVを獲得しています。また、記事の数ももうすぐ1000を超えます(結局年内に1000記事までは届きませんでしたね…)。これまでに積み重ねてきた記事を「資産」という形に変えつつ、ブログ運営の上で避けられないランニングコストと相殺するために、収益化を選びました。
2025年12月現在のアドセンス収入は、メインブログとサブブログを合わせて月間900円弱です。Googleアドセンスの収益が入金されるのは、収益残高が日本円で8000円以上になってからなので、現在のペースだと最初の入金にはまだまだ時間が必要ですし、年収で言うと1万円ほどにしかなりません。ですが、はてなブログProの月々の料金をペイできる程度ではあります。
自分の文章で「収益」を発生させる以上、執筆にあたって、今後はより「情報の正確性」と「ブロガー・インフルエンサーとしての倫理観」を重視して活動します。
なお、今のところ、副収入についての制約はありません。そのあたりは確認済みです。
2025年の活動範囲と、心に残った記事
2025年に投稿した全記事を振り返り、2025年の活動範囲をマップ上に可視化してみました。2
「多忙すぎて記事執筆どころかブログ用のネタ収集すらできない」という時期もあったなりに、北は八ヶ岳、南は豊橋市、東は南足柄市、西は岡山駅(これは帰省したときのものですが…。)と、広範囲で活動できました。諏訪湖、御在所岳、箱根、伊豆半島、セントレアなど、初めて訪問した場所もとても多いです。また、登山やアスレチックなど、体を動かすアクティビティにも積極的に挑戦できました。
しかしながら、全体的に記事執筆と投稿が遅くなりすぎた感じは否めなかったです。
2025年の印象に残った記事5選
2025年に投稿した115記事(この記事を除いた数字)の中から、特に思い出深いものを5つピックアップしてみました。
【初心者登山】坪庭から北横岳へ!北八ヶ岳ロープウェイでお手軽高山チャレンジ
2025年8月に、職場で知り合った登山好きの友人・Sさんと共に、北八ヶ岳は北横岳まで泊まりがけで登りに行ったときの記録です。
茅野市街からビーナスライン沿いに蓼科高原を進み、標高1771m地点の北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅から、標高2237m地点の坪庭自然園までロープウェイで登りました。そして、坪庭から評高2480mの北横岳山頂までは、登山道を90分ほど登ると辿り着くことができます。

火山活動が生んだ坪庭の美しい風景や、雄大に広がる八ヶ岳および蓼科高原の大自然など、目に映るもの全てが非日常的で、とても記憶に残りました。
ブログでは一貫して「知人」と表記していたSさんですが、共通の興味関心に基づいて一緒に行動し続けたので、僕はもう友人だと思っています。
映えじゃない、感じろ。日本列島公園のミニ日本列島
2025年のゴールデンウィークに訪問した、愛知県豊川市の緑地公園「日本列島公園」の紹介記事です。その名前の通り、日本列島をモチーフにしており、緑地帯が日本列島の形を模しているほか、日本各地の名所を模したオブジェが園内の至る所に設置されています。
日本列島公園自体も海が近くて気持ちのよい場所ではあるのですが、この記事が思い出に残っている一番の理由は、デイリーポータルZの読者投稿企画「月刊新人賞」の佳作に選ばれたからです。渾身の記事をデイリーポータルZ編集部の皆様に評価してもらう、ライター登竜門的な企画で、優秀な作品はデイリーポータルZに掲載されます。今回は佳作だったので、デイリーポータルZにはタイトルと講評コメントの掲載のみにとどまりましたが、敬愛するデイリーポータルZを作っている、編集部の林雄司さんと石川大樹さんにコメントを頂けたのがとても嬉しかったですね。
ハンバーグの聖地!さわやか 新静岡セノバ店(静岡市葵区鷹匠)
2024年12 月の静岡旅行で訪問した「炭焼きレストラン さわやか 新静岡セノバ店」の紹介記事です。
さわやかといえば、言わずと知れた静岡の大人気ご当地レストランです。名物の「げんこつハンバーグ」のクオリティが非常に高いことで有名ですが、ハイクオリティな品質を維持したまま自社工場(静岡県袋井市)から各店舗へ肉を出荷するには静岡県内までが限界という事情もあって、結果的にさわやかのハンバーグは「静岡でしか食べられないプレミアムなハンバーグ」となっています。僕にとっても憧れのレストランであり、念願叶ってようやく訪問できました。

静岡駅に近い立地ということを差し引いても、平日の開店前からたくさんのお客さんが入場整理券を受け取っているという、想像以上の競争率の高さにたじろいでしまったものの、ほぼ開店と同時に食べることのできたげんこつハンバーグは、掟破りのフレッシュさでした!
なまこマン、全スーパー戦隊展(名古屋会場)で興奮!
2025年10月から11月にかけて、金山駅南口の金山南ビル美術館棟にて開催された「全スーパー戦隊展(名古屋会場)」の紹介記事です。
2025年は、スーパー戦隊シリーズが50周年の節目を迎える年で、現在放送中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」は50番目に登場した戦隊となります。そんな節目を記念して、これまでに一般公開されることのなかったスーパー戦隊シリーズの衣装や小道具などを展示するイベント「全スーパー戦隊展」が、東京、名古屋、仙台の3箇所で開催されました。
僕は子供の頃にスーパー戦隊シリーズをよく見ており、大人になってから再びハマりました。子供の頃にはロボットやメカニックを格好良いと思いながら楽しみ、大人になってからはストーリーの重厚さや巧みなアクション、人気俳優の若き日の姿などを楽しんでいます。画面越しに見ていたものの「実物」を直接見るという、なかなかできない体験に終始テンションが上がりっぱなしでしたし、童心にも帰れました。
余談ですが、この記事を投稿して間もない時期に、ゴジュウジャーの出演俳優の未成年飲酒降板騒動や、スーパー戦隊シリーズ終了報道が重なり、ファンとしてはやきもきさせられる日々が続いたことを思い出します。結局、ゴジュウジャーで降板した方の演じていた一河角乃役は、かつてドンブラザーズで怪演を見せてくれた志田こはくさんが引き継ぎ、スーパー戦隊シリーズは「Project R.E.D.」という形で発展的解消することが正式発表されました。特撮ヒーローはこれからも「子供たち」や「かつての子供たち」に夢を与え続ける存在であってほしいです。
【道の駅巡り】土岐美濃焼街道(岐阜県土岐市)|どんぶりソフトを食べると、美濃焼どんぶりがもらえる!?
2025年5月と7月に訪問した、岐阜県土岐市の道の駅「土岐美濃焼街道」の紹介記事です。
駅名の通り、地域の特産品である「美濃焼」の展示即売に特化した施設であり、普段遣いから贈答用まで、様々な美濃焼製品が揃います。また、2階のフードコートで食べられる「どんぶりソフト」は、食べ終わるともれなく美濃焼の小鉢のプレゼントがあります。

所狭しと並ぶ色とりどりの美濃焼の器や、池のほとりに佇む立地など、全体的に雰囲気の良い道の駅ではあるのですが、僕がここに特別思い入れのある理由はズバリ、20年近く集めている道の駅記念きっぷの「当たり」である「ゴールドきっぷ」を初めて入手できたからです。積極的にゴールドを狙ってきたわけでもなかったのですが、コレクター人生のどこかで一度は手にできたらと思っていたので、とても嬉しかったです。
【私生活の振り返り】弱点をカバーする日々です
2025年は私生活、特に仕事関係が非常に多忙な一年でした。「持続可能な活動をしよう」と考えて活動方針を大きく見直す程度には、多忙でした。それゆえ、生活や業務の中で自身の様々な「弱点」に向き合わざるをえない機会も多かったです。詳細を大っぴらに言えるようなことではないので「いろいろあった」としか書きようがないのですが、大変な思いも様々にしてきました。
弱点に向き合ったうえで、これ以上悔しい思いをしたり、周囲に迷惑をかけたりしないために、ほぼ毎日メモと日記を書き「反省」する習慣を身に着けました。
僕が自覚している弱点を、人に言える範囲で列挙していくと、例えばマルチタスクおよびタスク管理の不得手や、短期記憶の極端な弱さ、感情の整理の不得手などが挙げられます。あとは「今更聞けない常識」のようなものを意外と知らなかったりもします…。
幸いなことに、令和は弱点を克服するうえで、とても良い時代です。具体的には、ChatGPTなどの生成AIが、他の人と実際に接する前段階での良い相談相手になってくれますし、思考整理やタスク管理に役立つツールも多くあります。特に、ノートアプリのNotionにはとても助けられており、冷蔵庫の在庫管理から、ブログ用のネタ出しに、感情の整理まで、おんぶに抱っこ状態です。記録した内容を、さらにAIで整理したりもできますしね。

タスクをメモという形で可視化し、反省を日記という形で残すことで、弱点をカバーするよう努めています。タスクを表示するために、デジタルサイネージを作ったりもしました。記録と反省の習慣によって、特に「締め切りすっぽかし」系のミスは格段に減りましたし(こう言うと締切すっぽかしの常習犯であることがばれてしまいますね…。)、さらに言うと、Notionなどのアプリ活用法についてはサブブログのネタにもできるので、一石二鳥だったりもします。
2026年もよろしくお願いいたします
最後になりますが、2025年もなまこマンへの応援と、ブログの閲覧をいただき、本当にありがとうございました。
なまこマンとしての活動は、やはりこれからも長く続くライフワークにしていきたいと思っています。これは毎年のように言っていることではありますが、2025年は「活動を長く続くライフワークにするためにはどうすれば良いか」を具体的に考え、実践する年になりました。まあ、忙しすぎたので「枯れる」どころでなかったのは救いです(笑)
2025年に固めた方針に則り、2026年も引き続き、楽しく濃い記事を書いていきます。ただ、更新はやはり不定期ではなくコンスタントにできるようにしたいですね…。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
(※2026年のブログ記事初投稿は1月4日の予定です。12時にいつもの街歩き記事を、17時に新年の抱負記事を投稿予定です。)







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