道の駅紹介
宮城-16 硯上の里おがつ
第54回(2021年3月)登録、2021年4月開業
所在地:宮城県石巻市雄勝町下雄勝2丁目5
すずりの名産地・雄勝
道の駅硯上(けんじょう)の里おがつは、石巻市雄勝町下雄勝(旧桃生郡雄勝町)にある道の駅です。2021年4月にオープンしたばかりの、比較的新しい施設です。
おながわの次の目的地は、おがつですね!海沿いに進んでいきます!
宮城県北部から青森県にかけての三陸海岸は、リアス式海岸の天然の良港として知られています。
こちらは女川町の観光道路・コバルトラインの途中にある大六天駐車場からの景色なのですが、入り組んだ美しい海岸線が素敵です。
女川から目的地の石巻市雄勝町までは、国道398号線を海岸線沿いに進んでいけば良いので、美しい海岸線を眺めながら気持ち良く走れるのではないかと思ったのですが…
風景が山だ!海、全然見えない!!
わたしは風景まで楽しんでいる余裕はないですが… 確かに海は全然見えないですね~
風景は山道そのものでしたが、所々に女川でも見かけた「津波到達地点」の道路標識が立てられており、ここが海岸の近くであることは強く意識させられましたね。
そんな感じで山道のような海沿いの道を走り、硯上の里おがつに到着しました。
道の駅の名前の由来はこのあたりにある「硯上山」なのですが、そもそも「硯上山」の「硯」とは、書道に使う「すずり」のことで、このあたりで生産される雄勝石を使用したすずりは600年の歴史があり、かの伊達政宗公も愛用したのだそうです。そしてこのことが硯上山という名前の由来にもなっているのだとか。
道の駅の西半分を構成する施設「雄勝硯伝統産業会館」では、そんな雄勝石からできたすずりや食器が数多く展示されています。
雄勝石は粒子が均質で吸水率が低いことから劣化しにくく、保温・保冷性にもれていることから食器にも適しているのだそうです。石の皿が家にあったら食卓が一気にシックでおしゃれになりますね…!
雄勝石のすずりはどれも重厚なフォルムです。
僕がすずりを使ったのは中学生の頃の宿題の書初めが最後で、その時に使用したのも書道セットのプラスチック製のすずりでしたが、こういう本格的なすずりは使い心地が違うのでしょうか。少なくとも、形から入って気分が上がって、いつもよりきれいな字を書けそうな気がします。
雄勝の良いものが揃う観光物産交流館 おがつ・たなこや
道の駅の施設の東半分は、観光物産交流館「おがつ・たなこや」となっており、雄勝の海産物や水産加工物、お土産を提供する商店や飲食店が数多く入居しています。
光あふれるテラスのような、お洒落な雰囲気が良いですね。
テナントの「ウズマキ眼鏡珈琲店」にて、アイスコーヒーを頂きました。後切れの良い苦味が、とても爽やかなコーヒーでした。
運転のときには、コーヒーがあると心強いです。眠くなったら大変ですからね。
ちなみに、ウズマキ眼鏡珈琲店の店内には可愛いマスコットキャラクターの「渦巻ゆずり」ちゃんや、たくさんの雄勝エリアの写真、映像が飾られており、待ち時間も飽きません。
今回は道の駅おながわにて昼食をとっていたため訪問しませんでしたが、飲食テナントには他にも、雄勝の新鮮な魚介をふんだんに使用した寿司を提供する人気店「伝八寿司」や、海の幸と山の幸を使用したうどんとそばを提供する「海里」があります。
道の駅硯上の里おがつ まとめ
今回、硯上の里おがつに訪問して感じたのは、これからますます人気が出そうな穴場の道の駅だということです。女川から雄勝方面へ向かう国道398号線は未整備の箇所もあり、現在、工事が進んでいる最中です。道の駅の周囲も工事の最中でした。それゆえ2022年6月現在ではアクセスはあまり良くなく、来客も限られていた印象でした。
ですが、道の駅の施設はオーシャンビューで、雄勝湾の入り組んだ海岸線を楽しむことができますし…
地域の海産物や水産加工物も幅広く揃っていますし…
各種飲食店や、広々とした交流エリアもあります。
工事が完了してアクセスが良くなったら、きっと、もっと多くの人に知られて、今よりさらに人気の施設になるのではないでしょうか?
「穴場」感のある今のうちに、ゆったりと楽しんでおくのも一興だと思います!
このブログも、地域情報ブログ界の「穴場」みたいなものだから!今のうちに青田買いしましょ!皆さん!!
青田買いは、それなりの伸びしろの見込めるものに対して使う言葉ですよ?
宮城に来てから随分手厳しくなったね…
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