徳島で生活を始めてから、いろいろなラーメン屋を訪れた。
今回は満を持して、僕が一番多く訪れたラーメン屋を紹介しようと思う!
それは南庄町の住宅街の中にある「可成家」という店だ。
あまりに頻繁に行ったので、外食をするときにはまず真っ先に「可成家以外にしようかな…」となってしまう。それは決してネガティブな意味ではなく、全メニューの味を覚えるぐらい通い詰めたという意味だ。
しかし、時々可成家の味が無性に恋しくなって食べに行くことがある。そしてその度に、「やっぱり可成家って美味いよなァ…」と感じる。
僕にとって可成家のラーメンは幸せの青い鳥だ。童話の「青い鳥」では、幸せの青い鳥はチルチルとミチルのすぐ傍にいた。幸せというのは遠くまで探しに行くものではなく、身近なところにあるものなのだ。
皆様にもこの記事を通して、幸せをおすそ分けできたらと思う!
可成家のレギュラーメニューは、「白」「黒」「香り」「坦々麺」の4種類の支那そばだ。
こちらは「支那そば黒(大)」のチャーシュートッピング。(700+180円)
可成家のスープは「一切妥協無し」の「究極コクまろスープ」。その看板に偽りはなく、豚骨・鶏がらの旨みが余すことなく出されたクリーミーでコクのあるスープは、口に含むと旨みがじわりと広がる。
麺は中細ストレート麺で、スープによく絡んで美味しく味わうことができる。
トッピングのチャーシューは脂身がとろけるようなジューシーな食感だ。
「黒」は豚骨・鶏がらベースのスープに濃口の醤油だれで味付けられた、徳島ラーメン仕立ての一杯だ。そこに醤油だれのキレのある辛味がバランスよくマッチしている。
「白」はクリーミーなコクと旨みの広がるマイルドな味わいで、コクがありながらもこってりしすぎなくてしつこくなく、味わい深いスープだ。どこか九州の豚骨ラーメンを思わせる。無料でついてくる辛子高菜と相性抜群だ。
「香り」は鯛やうるめ節などの魚介系Wスープで、まろやかな味わいの中で魚介の味をしっかりと感じることができる。トッピングの吉野川産すじ青のりの香りと風味が素晴らしく、さらに薬味として付いてくる黒七味は味を引き締めてくれる。
「坦々麺」はごまの風味を強く感じられ、スパイシーな中にもクリーミーな旨みを感じられる。
また、可成家では定期的に個性豊かな限定メニューも提供している。
こちらは2019年7月の限定メニュー、「冷やし鴨だしつけ麺」。(チャーシュー丼セット、880+280円)
麺はつけ麺としては細目だが、コシが強くシコシコの食感で噛みごたえがあってとても美味しい。鴨だし100%のつけだれは、鴨独特の香ばしい香りをたくさん楽しめる。すだちと合わせてさっぱりと楽しめる。
2017年秋頃の限定メニュー「男の黒とんこつ」。マー油の風味が食欲をそそる
2018年初旬の限定メニュー「みそ」。ややピリ辛の味付けが体を温めてくれる
可成家には食事の写真を記録するようになる前から訪れていたからか、たくさん行った割にはあまり写真が残っていなかった(笑)
しかし、良さならいくらでも語ることができると思う。そのぐらい、通い詰めた店だ。
究極のコクまろスープは、皆様にもぜひ一度味わってもらいたい!!
徳島県徳島市南庄町1丁目27
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