週に一度は必ず訪れるぐらい大好きなスーパーマーケットがある。国府にある「チューオースーパー」だ。
地元産の安い生鮮食品から雑貨、さらには本やゲームソフトまで、色々な物が手に入る。うどん屋と喫茶店がテナントとして入っているので、お腹が空いたときも安心だ。
テナントのうどん屋「セルフうどんやました」の紹介記事はこちら↓
チューオースーパーは1958年創業の老舗スーパーで、国府と二軒屋に店舗を構えている。
そして、現在は100円ショップのダイソーのフランチャイジーとしてダイソーを運営している。
しかし、地場スーパーとしての魂はまだ残っている。「ダイソー国府百姓市」として、地元の農家や商店が卸した農産物や加工品、魚介類などを安価で販売している。つまり全国でも珍しい、生鮮食品を買えるダイソーなのだ。
営業時間も朝9時から深夜0時までと長く、利便性も高い。
マグロの刺身が150円に、豆腐屋特製の濃厚な豆乳が210円。安い!他にも大根が1本70円で売っていたりする。品揃えが多いわけではないとはいえ、価格も品質も他のスーパーマーケットに引けをとらない。
惣菜もとても美味しい。惣菜は店の奥で手作りしているのだがどれもクオリティが高い。
幕の内弁当には天ぷら三種類にコロッケ、唐揚げ、焼き魚、きんぴら、肉団子甘酢あんかけなど複数のおかずが入っていて、値段以上の満足感だ。
巨大なカニカマを一本丸ごと天ぷらにした「ジャンボカニカマ天ぷら」など、独特なメニューもある。
何故国府のチューオースーパーが好きなのか。それは生鮮食品や惣菜を安価に買えるからというだけでなく「少年時代を思い出させてくれるから」なのではないかと思う。
チューオースーパーには面白いものがたくさんある。100円ショップとしては売り場面積が広いため、たくさんの雑貨や便利グッズに目を奪われ、好奇心をくすぐられる。
入り口付近には「ブックマーケット」という古本屋がテナントとして入っている。スペースは狭いが、漫画やゲームの品ぞろえはとても良好。子供の頃から漫画やゲームが大好きだったこともあり、居るだけでとてもワクワクする。
建物は古く、内装もかなり年季が入っている。まるで昭和(とはいえ僕は昭和を知らない平成生まれですが)で時間が止まっているかのようで、ノスタルジーを刺激してくる。子供の頃、地元のこういうスーパーでお母さんに「ジューC」買ってもらったよ。
好奇心を刺激するたくさんの物と、懐かしさを感じる空間。それらが渾然一体となって、合わせ技一本で僕の心に少年時代を思い起こさせてくれる。地域の人たちの温かなにぎわいも含めて、僕は国府のチューオースーパーが大好きだ。
ブックマーケットの店頭に置かれたテレビからは任天堂switchのソフトの販促ムービーが流れていて、ここが現代であることを思い出させてくる。平成も終わり、令和の時代が始まり、昭和は気付けばかなり遠くへと過ぎ去ろうとしている。
チューオースーパーには、これからも昭和の香りを残しながら、末永く地域の人々に愛される憩いのスーパーマーケットであり続けてもらいたいと思う。
徳島県徳島市国府町南岩延899-1
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