皆様は「ふるさと納税」をしていますか?
かねてより興味があり「せっかくだから返礼品を年末年始の晩酌のお供にしようかな?」と思った僕は、2022年末にふるさと納税を申し込んでみることにしました。結局申し込んだのが少し遅くて、届いたのは年が明けてからでしたが、成人の日の3連休には返礼品をゆっくりと楽しむことができたのでOKです(笑)
今回は僕が山口県大島郡周防大島町へのふるさと納税で返礼品として頂いた「みかん鍋」を紹介します!
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ふるさと納税とは?
近年耳にする機会も多くなった「ふるさと納税」ですが、どのような制度かを簡単に説明すると、自分の居住している地域に納める税金とは別に、自分の応援したい自治体にふるさと納税として一定額の寄付をすると、ふるさと納税の寄付額に応じて税金の控除・還付が受けられる上に、寄付先の自治体から寄付額の30%以内の返礼品が贈られてくる制度です。1
大人として生きていく以上、納税は必ずすることになるわけですが、ふるさと納税をうまく活用すれば控除や返礼品の分お得だよね、ってことです。さらに言うと、寄付したお金に関しては使い道を指定することもできるので、例えばふるさと納税を活用して災害の復興支援に寄付することもできます。
僕がふるさと納税の際に使用したサイトは「au payふるさと納税」です。auユーザーなので、決済が簡単なのと、auサービスで貯まったPontaポイントが使える点が魅力的でした。
実際にふるさと納税の返礼品を探してみると、想像以上にたくさんのものを返礼品として選べることに驚きました。地域の農水産物や特産品はもちろん、トイレットペーパー等の日用品や缶ビールなどの普段使いのものがあったり、さらには「地域のオリジナルアニメに支援者として名前をクレジットされる権利」なんてものもありました。そういえば徳島でも、Fateの阿波踊りPRポスターをふるさと納税の返礼品にしていた時期がありましたね。
普段使いのものを仕入れるのにもふるさと納税は便利ですが、せっかくふるさと納税をするのだからご当地の名物や美味しいものを受け取りたいと思った僕は、お取り寄せ感覚で気になったグルメを3点仕入れることにしました。その中の一つが、今回紹介する山口県周防大島町のみかん鍋というわけです。寄付金額は14000円でした。
周防大島の名物「みかん鍋」
山口県周防大島町はその名の通り島しょ部の自治体で、瀬戸内海に浮かぶ屋代島(周防大島)とその周囲の島々が町域です。僕も一度訪れたことがありますが、風光明媚でとても良いところでした。
そんな周防大島の特産品の一つにみかんがあり、山口県内のみかん生産量の実に80%が周防大島産だといいます。みかん鍋はその名の通りみかんを活用した鍋で、瀬戸内海の魚介類と周防大島のみかんをふんだんに使用したご当地グルメです。
かねてより興味があり、ふるさと納税関係なく個人的に取り寄せてみようかと思っていたのですが、ふるさと納税の返礼品にあったのを見かけて、どうせならと思って返礼品に選んでみました。
1月8日の日曜日に、クール便でみかん鍋お試しセットが届きました!早速中身を確かめてみましょう!
「みかん鍋」って、どんな鍋なんでしょうね。みかんを使ったポン酢で食べるとか…?想像できないです。
あっ、みかんが入っていますね。デザートでしょうか?
実は、みかん鍋っていうのは…
その名の通り、みかんが丸ごと入る鍋なんだ!
ええっ!?
今回返礼品として届いたみかん鍋セットの中身は、有頭えびやフグといった瀬戸内の海鮮、鶏肉、つみれ、みかん色のみかん団子、出汁、薬味の柚子胡椒ならぬみかん胡椒、そしてみかんとなっています。このみかん、マジで鍋の中に入れます。
周防大島のみかん鍋には、以下のような定義があります。
- 其の一 体に優しい橘皮が香る「鍋奉行御用達」の焼きみかん
- 其の二 爽やかな柑橘の香りを練り込んだ焼き魚のつみれ
- 其の三 薬味としてピリリと辛いみかん胡椒
- 其の四 お鍋の最後の〆はふわふわメレンゲによる淡雪みかん雑炊
周防大島のみかんにとことんこだわり、周防大島の魅力をたくさん詰め込んだ名物というわけですね。
作り方は非常に簡単で、出汁を5倍に薄め、みかんを浮かべて具材を煮込んでいくだけです。セット内に含まれているのはあくまでもみかんと肉と魚介なので、野菜類は別途購入する必要があります。僕は白菜と舞茸を購入しました。分量は約4人前ぐらいあります。
みかん鍋セットの中には食材以外にも、周防大島町のパンフレットと町長からのお礼のメッセージが入っています。また遊びに行きたいですね!
そうこうしているうちに鍋が良い感じに煮えたので、いざ実食です!
みかん鍋のお味は…?
うわぁ… とっても優しいお出汁の香りがします!
作り方には薬味のみかん胡椒を入れるように書かれていますが、まずは何も入れない状態で出汁を頂いてみます。
うん!これはとてもまろやかで優しい魚介の味だ!
みかん鍋の出汁は瀬戸内の魚介をふんだんに使用した、まろやかで優しい味わいです。
フグの焼き干しは骨ごと食べることができ、香ばしい風味と旨味、歯応えを楽しむことができます。そして、殻付きのエビも嬉しいですね!手が汚れてしまうのを差し引いても、テンションの上がる具材です。そしてこの優しい出汁には、鶏肉がよく合いますね。
……と、ここまで書くとただの寄せ鍋の食レポですが(笑) ここからがみかん鍋の本領発揮です。
みかん鍋の名は伊達ではありません。ただみかんを浮かべているだけではなく、随所でみかんの爽やかさを活かしているのです。
例えばつみれにはみかんの皮が練り込まれており、食べると魚の旨味と共にみかん皮の爽やかな香りがふわりと漂います。みかん団子も、もちもちと噛みしめていると奥の方にみかんの甘酸っぱさを感じられます。とはいえ完全に「デザート」という感じの甘さではなく「ご飯」を邪魔しない程度のほのかな風味です。
薬味として用意されているのは柚子胡椒ならぬ「みかん胡椒」です。ぴりりと辛い中にも、やはり爽やかな甘酸っぱいみかんの風味があり、優しい魚介出汁をピリリとホットかつ爽やかにしてくれます。
この随所に生かされたみかんの風味がとても楽しく、鍋としての個性を出しつつ完成度も高めているように思いました。
ちなみに、皆様が気になっていると思われる「浮かんだみかん」についてですが…
皮ごと食べられる!甘いなぁ!!
でもこれは他の具と一緒に食べるのではなく、箸休めにするのが良さそうですね…
鍋と一緒に皮ごと食べることを想定しており、皮が薄く苦味の少ない品種が使用されているようです。酸味よりも甘味が強いみかんです。とはいえあくまでみかんなので、他の具材と一緒に食べると甘味が目立ちます。なので、あくまで合間合間に箸休めとして頂くのが良さそうです。
みかん鍋は、周防大島の魅力がたくさん詰まった、個性的かつとても美味しい鍋でした!みかんを浮かべるという視覚的なインパクトのみならず、細部にみかんを活かすことでみかんの風味を美味しさに生かしている点がとても好印象でした。魚介の出汁も優しくて美味しかったので、また機会があれば取り寄せてみたいですね!あるいは2023年のふるさと納税でリピートしても良いかもしれません。周防大島にはみかん鍋を提供する飲食店もあるので、現地でも食べてみたいです!
ちなみに、みかん鍋の〆として推奨されているのは、雑炊の上にメレンゲと黄身を乗せた「ふわふわメレンゲ雑炊」です。なんでも、このビジュアル全体で大きなみかんを表現しているのだとか。
生憎我が家には泡立て器がなく、なまこマン自身にもメレンゲを作れるだけの腕前がなかったので今回は普通にうどんを入れて〆ましたが、次回はぜひふわふわメレンゲ雑炊にも挑戦したいです!
みかん鍋はすごいな。インパクトとクオリティを高いレベルで両立した名物だよ。このブログもインパクトとクオリティを高いレベルで両立したいな!
でしたら、写真を撮る場所にもう少し気を遣いませんか…?みかん鍋のレシピ、思いっきり洗濯機の上で写真撮ってるじゃないですか…
確かにどの写真も生活感丸出しだし。簡易撮影スペース、作らなきゃなぁ…!
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