【防災】非常食「レスキューフーズ 一日セット」を食べてみた

レスキューフード3 自炊

僕の通っている大学では時々、賞味期限の迫った非常食を学生や教職員向けに配布しています。それは要するに「災害が起こらず、非常食の出番がなかった」ということなので、とても喜ばしいことです。

昨年夏に受け取った非常食は、しばらくの間はなまこマン宅の非常用備蓄と化していましたが、先日ふと見てみると賞味期限が切れていました(苦笑)

いくら保存のきく非常食とはいえ、さすがに期限が切れてからも放置し続けるわけにはいかないので、そろそろ食べてしまうことにしました。

防災用の非常食は果たしてどのような味なのでしょうか。

朝・昼・晩1日分の食事がひと箱に!

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今回頂いた非常食は、ホリカフーズの「レスキューフーズ 一日セット」。名前の通り、1日3食分の非常食がセットで入っています。

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メニューの内訳は

・おかゆ、とりそぼろ、ウィンナーと野菜のスープ煮

・白いご飯、ビーフカレー、ポテトツナサラダ

・栗五目ご飯、鶏肉うま煮、みそ汁

となっており、簡易的ながらも主食と主菜と汁物の揃った食事を味わえます。

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箱を開けると、頑丈な缶やアルミパウチがたくさん入っています。シンプルかつスタイリッシュなデザインですね。

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主食のご飯と汁物は加熱を必要としており、湯煎や電子レンジでも調理することができます。ですが、非常時にはそれらを使うことができないことも考えられます。

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そのような事態にも対応できるように、電気やガス無しでも加熱調理のできる「レスキューヒーター」というものも付属します。

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さらに、ペーパーナプキンとれんげも付属します。

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有事の避難所ではなく、あくまで休日の自宅なので湯煎も電子レンジも使うことができますが、今回はレスキューヒーターを使っての加熱に挑戦してみました。

挑戦とは言っても、やり方はとても簡単です。まずは袋の中に加熱したいものと、発熱材を入れます。

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そこに、発熱溶液を注いで袋のチャックを閉じると…

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発熱材がみるみるうちに発熱し、発熱溶液が沸騰して、袋の蒸気口から湯気が噴き出してきます!

水と生石灰(酸化カルシウム)の反応および、アルミニウムと水酸化カルシウムの反応による発熱です。

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待つこと30分。化学反応が落ち着き、加熱も終了しました。

アッチチ!

火傷に注意しながら取り出し、まずは1食目を頂きました。

1食目 おかゆ、とりそぼろ、ウィンナーと野菜のスープ煮

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シンプルな白がゆと、具沢山のスープ、おかず(主菜)の鶏そぼろのセットです。鶏そぼろは加熱せずとも常温でも頂けます。

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白がゆは汁気多めの優しい味で、胃が悪い時にも安心して食べられそうです。胃の調子が良い時には味気なく感じられるかもしれませんが、甘辛い鶏そぼろを乗せればその問題も解決します。

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スープは意外に具沢山で、ウィンナーと一緒にミックスベジタブル(にんじん、コーン、グリーンピース)が入っています。やや酸味のある優しいコンソメスープですね。

1食目は、肉も野菜も食べられるのがとても嬉しいメニューでした!

2食目 栗五目ご飯、鶏肉うま煮、みそ汁

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おこわ風の栗五目ご飯と、味噌汁、おかずの鶏肉のうま煮のセットです。

とにかく栗五目ご飯のクオリティが想像以上に高かったです!おこわのようなモチモチ食感で、しっかりと甘辛い醤油系の味がついています。具材として栗と油揚げと昆布が入っています。

鶏肉のうま煮は味も食感もしっかりとしており、食べ応えがあります。

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味噌汁の実として、球形の麩と千切りの大根が入っています。薄味の優しい味噌汁です。

2食目は心落ち着く和食メニューでした!

3食目 白いご飯、ビーフカレー、ポテトツナサラダ

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レスキューフーズの中では一番ガッツリなメニューですね。ビーフカレーとポテトツナサラダのセットです。

ビーフカレーは辛くなく、フルーティーな味わいで、大人から子供まで食べやすい味わいになっていると思います。牛肉が大粒なのも嬉しいポイントですね。

ポテトツナサラダは大粒のじゃがいもとにんじんが入っていて食べ応えがあり、マヨネーズの酸味が食欲をそそります。

3食目は元気をくれるような美味しいカレーでした!

レスキューフーズは缶を開けた瞬間こそ少しケミカルな臭いがしますが、いざ食べると全く気になりませんでした。想像していたよりもしっかり美味しかったです。

美味しい食事は元気の源です。レスキューフーズは、災害や避難生活といった特殊な状況下において元気をくれる存在になってくれると思います。
徳島県立防災センターパンフレット

北島町の「徳島県立防災センター」のパンフレット

2021年は東日本大震災から10年目の節目となります。また、僕の地元の岡山県は2018年に西日本豪雨で大きな被害を受けています。

徳島県は南海トラフ地震で大きな被害を受ける危険性が指摘されており、徳島市では特に津波被害が予想されています。そのような事態において迷いのない行動ができるように、準備はしておきたいと思いました。

一番わかりやすい準備が、非常持ち出し袋ですね。新型コロナウイルスの影響でステイホームが叫ばれていた昨年春、仕事先で聞いたラジオ番組で女優の柴田理恵さんが「家にいる間、普段あまりできていなかった非常持ち出し袋の準備をした」という話をしていたのが印象に残っています。

まあ、一番は出番が来ないことですけどね!

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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