徳島のご当地ドリンクがぶ飲み【阿波晩茶】【うだつまるサイダー】【徳島珈琲】

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徳島県には「アワライズ」をはじめとして、たくさんのご当地ドリンクがあります。お土産として売られているものから、徳島県民の暮らしに溶け込んでいるものまで様々です。

そんなご当地ドリンクをがぶ飲みして、一つ一つレビューしていきたいと思います!

今回は「阿波晩茶」「うだつまるサイダー」「徳島珈琲」を紹介します。

阿波晩茶

阿波晩茶

阿波晩茶は那賀町や上勝町で主に生産されるお茶です。表記は「阿波番茶」 ではなく「阿波茶」です。

お茶はその製法によっていくつかに分類することができ、それぞれ表情の異なる味わいになります。

発酵1させずに作る不発酵茶の緑茶、茶葉の酵素によって茶葉を発酵させるウーロン茶(半発酵茶)や紅茶(発酵茶)が有名ですが、阿波晩茶はこれらとは違った「後発酵茶」という分類になります。

後発酵茶というのは茶葉の酵素ではなくカビや乳酸菌の作用で茶葉を発酵させたお茶のことです。有名なお茶の中ではプーアル茶がこの後発酵茶に分類されます。

阿波晩茶は茶葉の収穫後に桶に入れて漬け込むことによって、乳酸菌の作用で発酵を促して製造されます。

一口飲むと、最初の口当たりは緑茶に似ているように感じますが、だんだんと緑茶との違いが明らかになっていきます。阿波晩茶はまろやかな口当たりで、渋味や苦味が広がりません。ほのかに甘みと酸味も感じられます。緑茶は飲んだ後に渋味や苦味が口の中に残る感じがありますが、阿波晩茶は後切れがよく舌に味が残りません。渋味が少ないのは発酵の過程でカテキンが分解されるからなのだそうです。また、カフェインの含有も少ないので夜遅い時間でも安心して飲むことができると思います。

阿波晩茶は、優しい口当たりの優しいお茶です!

うだつまるサイダー

うだつまるサイダー

美馬市のお土産サイダーです。うだつまるは美馬市のご当地キャラクターで、脇町の「うだつの街並み」が元ネタになっています。

一見何の変哲もないサイダーですが、他の市販品と比較するととても優しい味わいで、弱炭酸かつ自然な甘みが特徴です。

徳島珈琲

徳島珈琲3

おそらくは、この徳島珈琲こそが最も徳島の暮らしに溶け込んだご当地ドリンクだと思います!

徳島市川内町の飲料メーカー「サンマック」が販売しているコーヒーです2

徳島珈琲1

徳島の街には至る所に徳島珈琲の自販機があります。(写真は徳島市蔵本町にて撮影)

阿波踊りのシルエットが描かれているのが特徴で、ラインナップはサンマックの自社製品の他には様々なメーカーの飲料がごちゃ混ぜに入っています。サンガリア製品が多い印象ですね。

徳島珈琲2

徳島珈琲のラインナップは「深煎り微糖」「カフェオレ」「深煎りBLACK無糖」の3種類。今回は深煎り微糖を頂きました。

徳島珈琲4

……とはいえ単独で飲むとそれはもはや普通のコーヒーで、徳島珈琲ならではの特徴を正確にジャッジできる自信がなかったので、今回はダイドーの「絶品微糖」という商品と飲み比べてみました。

徳島珈琲5

「糖類50%カット」という条件も、原材料もほぼ同じですが、徳島珈琲の深煎り微糖には徳島の特産の阿波和三盆糖を使用しているのが特徴です。

まずはダイドーの絶品微糖から一口。こちらのほうは甘めで、まろやかなミルク感が舌に残ります。

一方で徳島珈琲の深煎り微糖は香りが強く甘さは控えめで、すっと口の中に入ってくる感じがあって、さっぱりとした後切れの良い味わいでした。

缶コーヒーの世界は群雄割拠ですが、徳島珈琲にはその中に割って入れる十分なポテンシャルがあると思います!

徳島のご当地ドリンクは他にもたくさんあるので、これからもたくさんがぶ飲みしていきたいと思います!

  1. 茶の発酵とは茶葉に含まれるタンニンを酸化させること
  2. 製造は広島県の宝積飲料という会社。同社は全国各地の飲料会社のOEMを行っていて、様々なご当地ドリンクを製造しています

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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