なまこマンの小豆島旅行記【1. 上陸~オリーブ公園~寒霞渓】

小豆島旅行第1回1 日記

これまで香川県内のいろいろなところにお邪魔しましたが、唯一未踏の地がありました。それが小豆島です。高松から乗用車で行こうとするとフェリーの往復運賃が7260円1かかる場所なので、行くにはなかなかハードルが高かったのですが。少し前まで弟が小豆島で仕事をしており、土地勘と「足」の両方があったため、弟の案内で小豆島を見物することにしました!

今回は1泊2日の小豆島旅のうち、1日目の前半の行程を紹介しようと思います!

小豆島フェリーで1時間の船旅

高松と小豆島を結ぶフェリー航路には、高松・土庄間を結ぶ小豆島フェリーと、高松・池田間を結ぶ国際両備フェリーがありますが、今回は小豆島フェリーのカーフェリー2を利用しました。

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1日15便、1時間1本のペースで出航するカーフェリーは、高松・土庄間を約60分で結んでいます。船内はとてもきれいで、テーブル席から座敷のような席まであり、様々な形でくつろぎながら船旅を楽しむことができます。ちょっとした売店もあり、きつねうどんを食べることができるそうです。

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訪問日は天気の良い11月の連休だったので、甲板にもたくさんの人がいました。晴れ空と風が心地よかったです。

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島々を眺めながら、土庄港を目指していきます。まだ見ぬ小豆島への期待が最高に膨れ上がっていきます。

1時間の船旅は本当にあっという間でした。着岸を前に、車両室の自家用車(弟の車)に乗り込み、車両室の扉が開くのを今か今かと待ちわび…

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ついに到着しました!小豆島!

今回は1泊2日の予定で土庄にホテルの部屋を予約しています。チェックインは17時の予定なので、それに間に合うように弟の案内で島内のいろいろなスポットを見ていくことにします。

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ちなみに、船内にはこんなポスターもありました。

土庄町は漫画「からかい上手の高木さん」の作者である山本崇一朗さんの出身地であり、高木さん作中に登場する町並みも土庄の町並みを意識しているのだそうです。そのため、土庄町は高木さんのいわゆる「聖地」となっており、あらゆる場所に高木さんがいます。

眩しすぎる小豆島オリーブ公園

最初に目指したのは、小豆島町(旧内海町)にある道の駅小豆島オリーブ公園です。小豆島最大級の「映え」スポットの一つであり、かなりの人気を誇る観光スポットです。

小豆島の西の端である土庄から、東の端である内海までの移動ではありましたが、弟曰く「小豆島は車があったら狭い」のだそうで。国道沿いに移動していたらあっという間に到着しましたね(笑)

駐車場はほぼ満車で、とてもたくさんの人が訪れていました。

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道の駅の施設は広大なオリーブ園の一角にある、こちらの古代ヨーロッパの神殿を思わせるような佇まいの建物です。

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小豆島オリーブ公園、という名前なだけあって、オリーブの木がたくさん植えられています。そもそもここに限らず、小豆島には街路樹などとしてオリーブの木がたくさんあるのですが。

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施設はとても見晴らしの良い高台の上にあります。内海湾がとても綺麗に見えます。

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オリーブ色の郵便ポスト、なんてものもあります。映える景観だけでなく、映える小物まで揃えているわけですね。

ですが、オリーブ公園の「映え」にまつわる仕掛けはこれだけではなく…

あれ?あのお姉さんたち、箒持ってる。掃除の人かな?

(弟)違うよ。魔女の宅急便の写真撮るんだよ。

詳しくはリンク先(↓)を見て頂ければ早いのですが。

オリーブ公園は、小芝風花さんが主演した実写版「魔女の宅急便」のロケ地なのです。

観光客向けに「魔法の箒」をレンタルしており、それに跨って空を飛んでいるような写真を撮るのが近年の定番の楽しみ方なのだとか!これは素敵すぎる!

だから、オリーブ公園で箒を持っている人がいても、それは掃除の人ではありません(笑)

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オリーブ公園ではその名の通りオリーブを幅広く扱っており、売店ではたくさんのオリーブグッズを扱っているほか、レストランや軽食コーナーではオリーブを扱ったメニューや、ブランド牛「オリーブ牛」を使用したメニューなどを楽しめます。

……オリーブ公園には他にも見どころがいっぱいあったのですが、僕は弟に少しだけ無理を言って、オリーブ公園を去りました。

なんでかって…?

キラキラと眩しすぎるんだよぉ!(泣)

……一人で観光地なんかを巡っていると、しょっちゅう自分と同世代の幸せそうなカップルや家族連れを見つけて孤独に打ちひしがれることがあるのですが、オリーブ公園の賑わい方は今まで訪問した観光地や道の駅の中でも最大級でした。訪問日が連休だったこともあって、楽しそうなカップルや友人や家族連ればかり…

弟と一緒に箒に乗ったりして「はしゃぐ」のもなんだか違うと思って、僕は逃げるように去ったわけです。ちょっと孤独をこじらせた独身男性の悪いところが出てしまいました。弟にも呆れられましたが、居た堪れなかったのです…

次に行くときには絶対に女の子同伴で行くから、首を洗って待っていろ。オリーブ公園…!(え)

……でも今思えば、エンジェルロード3に行くよりはましだったかもしれません(笑)

道の駅 小豆島オリーブ公園
香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1

寒霞渓ロープウェイに乗って紅葉狩り…したかった

オリーブ公園を後にし、続いて向かったのは寒霞渓です。小豆島の中央には標高817mの星ヶ城山という大きな山がそびえており、星ヶ城山の西部は寒霞渓という渓谷になっています。

寒霞渓は小豆島を代表する自然景勝地で、日本三大奇景4にも選ばれています。

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内海の中心街から寒霞渓の頂上まで、標高にして約600mほど山登りをすると、寒霞渓ロープウェイの山頂駅が見えてきます!

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寒霞渓では、その渓谷美をロープウェイに乗りながら楽しむことが可能です。

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まずはロープウェイに乗るための整理券を受け取りましたが…

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なんと、乗り込みの可能な時間まで45分も待たなければなりません!

……そう。寒霞渓もオリーブ公園と同じぐらい大賑わいだったのです(笑)

ロープウェイに乗りこめる時間まで、辺りを散策することにしました。

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展望台からは、奇岩と山々が連なる絶景を望むことができます。

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ロープウェイ山頂駅周辺にはお土産屋があるほか、フードメニューの屋台も数多く出店しています。

弟が「オリーブ牛コロッケバーガー」と「もみじサイダー」というメニューを注文しました。熱々のオリーブ牛コロッケを使ったボリュームたっぷりのハンバーガーと、もみじのエキスを使って色づけた赤いサイダーのようです。

僕自身はお腹の調子が悪くなってしまい食べられなかった上に、写真までブレブレという始末です(苦笑)

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……と、そろそろ良い頃合いになってきました。ロープウェイに乗って寒霞渓を望む空中散歩に出発です。ロープウェイは山頂と麓を繋いでおり、所要時間は約5分です。

空中から、空と海と渓谷美を楽しむことができた… と言いたいところですが。

人がいっぱいで何が何やらさっぱりわかりませんでした(涙)

そう、この日は連休の中日。ロープウェイの乗車にも45分かかってしまうほど混んでいたので、せっかく乗れたロープウェイも、乗せられるだけ人を詰め込んで出発し、満員電車状態だったのです。景色を楽しむ余裕なんて全然なかった…

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あっ、でも、紅葉自体は非常にきれいでしたよ!

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ロープウェイの中からはあまりきれいに撮れませんでしたが(笑)

寒霞渓ロープウェイ(山頂駅)
香川県小豆郡土庄町神懸通乙168

ハプニングもまた旅の思い出

寒霞渓ロープウェイではお腹を壊してハンバーガーを食べられなかったり、ロープウェイでもせっかくの景色を楽しめなかったりと、今こうやって文字に起こしてみるとなかなか散々ではありますが、それでも頭の中にはしっかりと楽しい思い出として残っているのが不思議です。確かに現地での体験にはいろいろ残念なところがあったけれど、一人で黙って見て回ったわけではなく、1年ぶりに会った弟と一緒に積もる話をたくさんしながら回れたことが自分の中で大きな喜びになったからかもしれません。

それに、ハプニングがあったことで「次はこうやって楽しみたい」というリベンジのためのアイディアも生まれました。寒霞渓にはぜひもう一度行って、写真をきれいに撮ったり、ハンバーガーを食べたりしてリベンジしたいです!

……オリーブ公園は、女の子を連れていける時が来るまでパスで(苦笑)

(続きます↓)

  1. 小豆島フェリー(高松~土庄)。3m未満の乗用車の料金。
  2. 小豆島フェリーには車を載せることのできない高速艇もあります
  3. 土庄町にある砂浜。干潮のときに、小さな島まで続く砂の小道ができる。恋人の聖地に指定されていて、おそらくオリーブ公園の比にならないぐらいカップルが多い
  4. 妙義山、寒霞渓、耶馬渓

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