鳴門の新鮮な海鮮を味わう!活魚料理 びんび家(徳島県鳴門市)

びんび家刺盛定食 グルメ

徳島は旨いものの宝庫です。海のものも陸のものも豊富に揃っています。中でも海のものに関しては、瀬戸内海に太平洋を擁していることもあり、特に豊富です。

今回は、瀬戸内海や鳴門海峡で獲れる魚介の数々を満喫してきました!鳴門の海では、鳴門海峡の速い潮流に揉まれてたくましく育った鯛や、肉厚のわかめや、すだちを配合した飼料で養殖されたブランドの鰤「すだちぶり」といった魚介を楽しむことができます。

鳴門市街を過ぎてから、香川県境までの国道11号線の道のりは、瀬戸内海を右手に臨みながら走る漁師町の風景となっています。沿線には「きたなだ海の駅」や「北灘漁協直送とれたて食堂」といった、鳴門の魚介を楽しめる施設の数々がありますが、今回お邪魔したのは県外からも客の多く訪れる人気店「活魚料理 びんび家」です。活きの良い海鮮料理を楽しめます!

朝早くから大盛況!

びんび家外観

僕がびんび家に到着したのは、朝8時45分頃でした。飲食店の営業時間として考えるといささか早い気もしますが、びんび家は朝9時から営業しています。そして、開店後早々に大きな賑わいを見せます。駐車場は比較的広めに確保されていますが、あっという間にいっぱいになってしまいますね。僕は幸い2番手ぐらいで入れたのですが、席に着いて間もなく席はいっぱいになりました。

瀬戸内海

びんび家は瀬戸内海に面しており、目の前に広がる海を間近に眺めることができます。

びんび家いけす1
びんび家いけす2

店の入口にはいけすと作業場があり、はまち等の魚がいけすを泳ぐ姿や、職人さんが魚介の下処理をする様子がよく見えます。ブロンコビリーに行ったときにも思いましたが、これから食べるものを魅せてくれる演出って良いですよね。これから食べる食事の感動が増しますし、捧げる感謝の気持ちもより具体的になるというものです。

びんび家直売エリア

入口のいけすの反対側には、わかめや干物を販売する直売所があります。お土産にするのも良いかもしれません。

店内は広く、テーブル席が多数設けられています。気取らない感じの、大衆食堂のような雰囲気です。しかしながら前述の通り、その広い店内も開店後あっという間にいっぱいになってしまうのですが。

びんび家単品料理

メニューは北灘(この店がある場所の地名)で獲れた魚介が中心となっています。刺身定食、天ぷら定食、焼き魚定食、酢の物等の単品料理が揃います。赤なまこ酢もありましたが、気軽に手を出すには少しばかり高すぎたのでパスしました。「なまこマン」と名乗るぐらいなまこが好きなのに、最近めっきり食べられていませんね… なお、一部のメニューは時価となっています。

刺身の新鮮さと、わかめの食感を満喫!刺盛定食&わかめ酢の物

びんび家刺盛定食

気になるメニューはたくさんありましたが、いろいろな魚介をまんべんなく食べられるようにと思い、刺盛定食を注文しました(2000円)。また、お手頃な価格だったので、追加でわかめ酢の物の小鉢も注文しています(200円)。

びんび家刺盛

刺盛の内訳は鯛、サーモン、はまち、いか、たこ、まぐろ(よこわまぐろでしょうか)、鰹、いくらとなっており、さらに茎わかめの酢の物も付いてきます。やはり、鮮度の良い物は歯ごたえも旨味も全然違いますね。押し返す弾力が強く、水っぽさがありません。これは、獲れてから時間をかけずに調理されて、新鮮なうちに食べられているということなのでしょうか。まあさすがにサーモンあたりは鳴門産ではないと思いますが1、はまちやいかは入店の際に職人さんたちが処理していたやつでしょう。捌きたての美味しさがありました!

びんび家わかめ酢の物

わかめ酢の物は、すだちのような柑橘の酸味が効いた酢で和えられています。わかめの産地は様々ですが、鳴門の生のわかめは食感が強くて食べ応えが抜群なんですよね。このシンプルな「酢の物」という調理法こそ、食感が強く存在感抜群の鳴門のわかめを、最大限に楽しめる食べ方であるように思いました。刺身もそうでしたが、物が良いからこそシンプルな調理が光るのです。

定食に付いてくる味噌汁にも、わかめがたっぷりと入っています。汁は魚のあらの優しい旨味が出ており、わかめはやはりみずみずしい食感です。こればかりは乾燥わかめでなく、実際に生のものの食感を皆様にも体験してもらいたいところです。

海鮮料理はある程度以上の水準を期待できることが多いですが、やはり産地で新鮮な良いものを食べたときの感動に勝るものはありませんね。思いのほかわかめだらけにはなってしまいましたが(笑) それでも非常に美味しかったので、大満足で店を後にしました。

活魚料理 びんび家 まとめ

びんび家は鳴門市北部の漁師町、北灘にある人気の海鮮食堂です。朝9時から営業しており、北灘港で水揚げされた魚介の数々を使った定食を楽しめます。

焼き魚、天ぷら、刺身の定食や、一品料理が充実しています。いずれも鮮度の良さを感じられる味わいです。

定食には、鳴門の特産品であるわかめをたっぷり使った味噌汁が付属しており、出汁の優しい旨味と、みずみずしいわかめの食感とを楽しむことができます。

駐車場は比較的広めに設けられていますが、人気店ゆえに車がひっきりなしに入ってくる印象です。待たずに食べたければ、9時の開店と同時に駆け込むのが良いかもしれません。

活魚料理 びんび家
徳島県鳴門市北灘町粟田ハシカ谷20-2

営業時間:9:00~16:00(平日)、9:00~21:00(土日祝)

北灘魚介を楽しめる「きたなだ海の駅」と「北灘漁協直送とれたて食堂」の紹介記事はこちら↓

  1. ただし、川魚のあめごを海の養殖場で大きく育てて『徳島県産サーモン』として出荷する試みは実施されています。参考:めざせ!徳島名産グルメ ご当地サーモンへの挑戦|NHK

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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