淡路島の南西の端、大鳴門橋のたもとにある「道の駅うずしお」にてハンバーガーを食べたなまこマン。
しかし、彼の次の目的地である宿は淡路島のかなり北の方、東浦にあった。
時刻は午後4時。果たしてなまこマンは、無事東浦の宿に辿りつくことができるのか…
全ては僕のガバガバなプランニングが悪い。
このサイクリングのスタート地点は洲本バスセンターだったが、当初の予定では福良をスタート地点とするつもりだった。
一泊二日で淡路島一周をしようと思って、一日目に半周して淡路島最北端の岩屋に辿りつき、二日目に残りの半周をして再び福良に戻ってきて、徳島に戻る予定だった。
東浦に宿を取ったのは、岩屋付近でネット予約できるリーズナブルな宿泊施設を探した結果、岩屋から若干南下した(近いとは言っていない)、東浦の宿泊施設がヒットしたからだ。
だけど輪行手段としてあてにしていた淡路交通は、徳島駅、小鳴門橋、洲本バスセンター以外の停留所で自転車を下ろすことを認めていなくて、福良に近い淡路島南インターチェンジ停留所で自転車を下ろすことが叶わなかった。多分高速道路の上にある停留所だからだと思う。
洲本でじゃないと自転車を下ろせないとわかったのは、出発前に改めて淡路交通に輪行可能か確認の問い合わせをしたときだった。福良まで来て、このまま淡路島西岸沿いに東浦を目指すとしたら、一日目だけで淡路島を八割がた周回することになってしまう(笑)
それに、ここまでの急坂と夏の太陽で、僕の体力は大幅に削れていた。この状態で淡路島西岸を大きく回って東浦まで辿りつける自信は無かった。
道の駅うずしおに辿りつく前の、道の駅福良の時点で既にある程度考えていたが、ここで改めて決断を下す。
淡路島一周は断念!!
計画を淡路島東岸半周に切り替えることにした。福良まで戻って、そこから国道28号線沿いに約52km北上する。西岸沿いに行くルートと比べて、距離は約13km程度短くなる。それに、これまで散々苦しんできた急坂もないし、沿線には補給のできるコンビニやスーパーもいっぱいある。
そうと決まれば国道28号線に戻るぞ!ああ、さっきの下り坂が全部上り坂になって帰って来るぞ…
で、国道28号線は確かに平坦だった。平坦なんだけど、これはこれできつい。坂道はきつい上り坂の後に下り坂で楽をできるけれど、平坦な道は延々と漕ぎ続けないと前に進めないから!
僕は写真をパシャパシャ撮ることもなく、東浦に向かって延々と前進を続けた。
そして真っ暗になった頃、ついに目的地の「東浦サンパーク」に辿りついた。時刻は午後7時。
東浦サンパークは温泉とスポーツ設備、宿泊所を有する研修施設。
僕が通された部屋も団体用の大部屋だった(笑)
温泉に入って疲れを癒したかったけれど、その前にまずは腹ごしらえ。国道沿いにある回転寿司の店「金太郎 東浦店」を訪れた。
金太郎では地元産の魚介を使用したネタを提供している。近海ものの特ネタは歯触りも旨みも全然違った!
腹ごしらえの後は、サンパークに併設されている温泉施設「花の湯」で一日の汗を流す。
旧東浦町は阪神タイガースの期待の新人、近本光司外野手の地元。花の湯にはグッズとサインが飾ってある
累計走行距離は約105km。こんなに走れるものなんだなぁ… 自分でも驚いた。できればもう少し余裕を持って走りたかったけれど!
二日目は東浦から北上して淡路島最北端の岩屋に向かい、国道沿いに南下して洲本バスセンターに戻る。
だけど二日目の天気予報、曇りのち雨なんだよなぁ… 午後から雨が降る。こうして、淡路島サイクリング二日目もタイムアタックが確定した(笑)
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