淡路島サイクリングも大詰め。天気が崩れそうな中、淡路島最北端の岩屋から洲本バスセンターを目指す。
Yahooの天気予報では、雨が降り始めるのは昼以降となっていたけれど、実はもう降っている(笑)
この際多少濡れるのは仕方がない。本降りになる前に洲本に辿りつかなければならない。無駄な寄り道は一切なしで、国道28号線を一気に南下といこうじゃないか!
……って何寄り道してるんだオイッ!!
雨は降り始めたけれど、道の駅にはどうしても寄っておきたかったんだ。
東浦にある「道の駅東浦ターミナルパーク」。バスターミナルに併設されている道の駅だ。
タコの姿焼きがとても美味しそうだったけれど、生しらす丼でお腹いっぱいだったので今回はスルー。飲み物だけを買った。
同じ道でも、行きと帰りとでは印象が全く違う。純粋に見える風景が違うというのもあるけれど、行きは自分の現在地が目的地まであとどのぐらいなのかがわかり難くて、おっかなびっくりとした進行になるけれど、帰り道は基本的に一度通った道なので、自分の現在地がどこなのかよくわかるから自信を持って先へ先へと進んでいくことができる。ここまでの疲労が蓄積していたというのに、ペダルを漕ぐペースは速くなっていた。
福良から東浦へと向かっていた一日目の夜はあまり心に余裕が無かったけれど、二日目の帰り道ではこんな風に巨大な観音像の写真を撮る余裕だってある… いや、だから写真撮ってないで早く進めって!雨強くなるぞ!!
洲本バスセンターに飾ってあった人形。笑顔が印象的
……と、まあ、そんなこんなで特に何のトラブルもなく、無事に洲本バスセンターまで戻ってきた。時刻は丁度午後0時。ロードバイクを一旦駐輪スペースに停めて、昼食を食べにバスセンターを出た途端に雨がザーッと降り始めた。危ない!なんて絶妙なタイミングの到着だったんだ!
とはいえ傘を持っていなかったからしっかり濡れてしまった(笑) 気を取り直して、昼食をとろうと思っていた店へと向かう。
洲本バスセンターのすぐそばにある「淡路ごちそう館 御食国(みけつくに)」だ。この赤レンガの建物は、元々カネボウの倉庫だったものをリノベーションしている。
さて。淡路島サイクリングのフィナーレを飾るにふさわしいごちそうを頂くことにしよう!
……ええーっ!丼セットが1600円、定食が2000円もするの!?!?
しまった。こんなに高いとは思わなかった…!
こちらが淡路島牛丼セット(2050円)。牛丼に1000円以上払ったのなんて初めてだ。
だけど高いだけあってしっかり美味しかった。牛肉も玉ねぎも、どちらも淡路島名物。淡路牛の赤身にはしっかり歯ごたえがあるし、脂身もとろける食感だった。
徳島行きのバスに乗り込んで、僕の淡路島サイクリングは終了した。累計走行距離は約150km。奇しくも淡路島一周の距離に相当する。
淡路島にはいろいろな風景があって、走っていてとても面白かった。海もあるし、山もあるし、街もある。漁村もあればリゾートエリアもある。592.55平方キロメートルの中に、日本の縮図がギュッと詰まっているように思えた。
今回は計画の不備で一周することができずグダグダになったけれど、これはこれで、もう一度行く口実になるから良いじゃないか。
とりあえず今は、淡路島土産の玉ねぎを食べて、淡路島の思い出を噛みしめることにしよう。
水に曝さずに生で食べても、辛すぎなくておいしい。
また遠くないうちに、淡路島にリベンジすることができたらと思う。淡路島にはまだまだ気になるスポットがたくさんある。イングランドの丘、うずの丘大鳴門橋記念館、野島断層、県立淡路島公園、あわじ花さじき… 思いつくだけでもこのぐらいある。
ぜひもう一度行きたいと強く思えるほどに、魅力的な場所だった。
ありがとう淡路島!
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