杜の都・仙台には様々なご当地グルメがあります。有名どころといえば、仙台牛の牛タンや笹かまぼこなどが思い浮かびますね。
ですが、仙台にはそれ以外にもローカルなグルメがたくさんあります。ローカルな仙台グルメとの初めての出会いを、自分自身も楽しみながら、読者の皆様にも楽しんでいただけたらと思っています。
今回紹介するローカルな仙台グルメは、「中華飯店 紅龍」の「マーボー焼そば」です!
町中華で出会った謎の「マーボー焼そば」
2022年2月某日、なまこマンの中の人は仙台にて部屋探しをしていました。
宿泊したホテルから、内見する予定だった部屋へと向かう道中で、良さげな町中華の店を見つけたのでランチにすることにしました。
今回訪問した紅龍(晩翠通り店)は、仙台市街を南北に貫く晩翠通沿いにあります1。年季の入った佇まいがたまりません。
仙台マーボー焼そば、ですか。初めて聞きましたね…
これはローカルフードの匂い!ぜひとも食べてみよう!
マーボー焼そばとは
マーボー焼そばは、その名の通り、焼いた(もしくは揚げた)中華麺に、主に麻婆豆腐をかけたメニューとなっています。
元々仙台市の中華料理店「まんみ」にて賄いとして食べられていたメニューでした。当初は数あるメニューの一つという扱いで、そんなにメジャーなものではなかったそうですが、そんなマーボー焼そばが仙台のB級グルメとして注目されたのは2013年頃のことでした。
当時放送された日テレ系のバラエティ番組「秘密のケンミンSHOW」にて「仙台人なら皆知っている」という煽りで、このマーボー焼そばが紹介されたのです。それ以降、仙台の町中華ではマーボー焼そばの注文が殺到するようになりました。実際のところは前述のように「町中華の数あるメニューの一つ」でしかなく、仙台人なら皆知っているというのはケンミンSHOWが勘違いしただけだったらしいのですが、この突然の注目をきっかけに「マーボー焼そばを正式に仙台名物として推していこう」という機運が高まって、今に至るようです。
現在、発祥の店舗であるまんみのみならず、仙台市内の複数の町中華にてマーボー焼そばが提供されています。
仙台マーボー焼そばの定義は
・麺は焼くか揚げたものにする
・宮城県中華飲食生活衛生同業組合の認定人が認定したもの
の3つです。
僕もたまに袋の焼そばと丸美屋の麻婆豆腐で、それらしきものを作ったりしますが、さすがにそれで仙台マーボー焼そばを名乗ることはできないようです(笑)
満足のボリューム 紅龍のマーボー焼そば
紅龍では麺類を中心に、非常に豊富なメニューを取り揃えています。馴染みのお客さんが「いつもの」と思しきメニューを頼む様子が、まさに地域に根差した町中華という感じがしてとても素敵でした。
注文したのはもちろんマーボー焼そばです!中華スープも一緒についてきます。これは大きい。なかなかのボリュームですね。期待大です!
まずは麻婆豆腐から頂いてみました。
なるほど、これは旨辛な麻婆豆腐ですね!
後味のピリ辛が食欲を刺激してくるね!
麻婆豆腐は痺れるタイプではありませんが、コクと旨味があり、後味がピリッと辛い、日本人の好きな麻婆豆腐であるように思いました。刻んだネギの食感と味わいも良い感じにアクセントになっていましたね。
そして麺はこんな感じです。
すごいですね!麺がとても細くて柔らかくて、透き通っています!
この柔らかい麺には香ばしい焦げ目がつけられていて、麻婆豆腐との絡みも良好です。これは僕が自宅で作る、袋の焼そばに丸美屋の麻婆豆腐をぶっかけたやつよりもしっかりと考えられて作られていますね…!
付け合わせのスープも、優しい味付けの中に鶏ガラの旨味が際立つ味わいでした。しっかりとした味付のマーボー焼そばの後に飲んでも、鶏の旨味がしっかりと主張してきます。
心遣いの素敵な店
紅龍で印象的だったのは、店員さんの心遣いが素敵だったことです。お客さん一人一人をよく見ていて、例えばお冷やが無くなりそうになったらすぐに気づいて注いでくれました。サービスが綿密に行き届いている感じがとても嬉しくて、利用していてとても気持ちがよかったですね。
地元の方からは、本格中華をリーズナブルに味わえる店として人気なようです。マーボー焼そば以外にも気になるメニューがいろいろあったので、試してみたいところですね。
ごちそうさまでした。
仙台でもやることは変わりません。美味しいグルメや面白いスポットをたくさん見つけて、紹介していきたいと思います!
食べ過ぎて霜降りなまこになってしまわないように、楓さんに代わってわたしがしっかり管理しますね。
や、優しくしてね!
マーボー焼そば参考リンク
宮城県仙台市青葉区木町通1丁目1-23
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