先日、青葉区錦町の「麺屋58」にて美味しい昆布水つけ麺を頂きました。「また行きたい!」と思い、とある日曜日に再訪問してみたのですが…
日曜日定休日かよ!!
残念ながら定休日だったのでした。しかしながら、口はすっかり「昆布水つけ麺の口」になってしまっています。今更他の物が入る気がしないです!
……そう思った僕は「仙台 昆布水つけ麺」で検索し、麺屋58以外にも昆布水つけ麺が食べられる店がないか探してみたところ、広瀬通にあるラーメン屋「らぁ麺すみ田」にて食べられることがわかりました。「昆布水つけ麺の口」を満足させるために、足を伸ばしてきましたよ!
高級感あふれるラーメン店で鶏の旨味たっぷりの昆布水つけ麺!
らぁ麺すみ田は、一番町商店街の一本西にある稲荷小路と広瀬通との交差点にあります。まるで高級な寿司屋や蕎麦屋のような佇まいですね。店内も綺麗で高級感のある内装です。
メニューは「醤油らぁ麺」「つけ麺」と数量限定の「鯵煮干しそば」、トリュフの香る「まぜそば」に、サイドメニューの「卵かけご飯」と「鶏茶漬け」が揃っています。
ラーメンの素材には非常にこだわっており、鳥取県のブランド鶏「大山どり」を使用した鶏スープや、各種煮干しを使用した煮干しスープ、全粒粉を使用した麺など、公式サイト曰く「高級食材を惜しげもなく使用」しているようです。それでいてお値段は決して高すぎないのが嬉しいですね1。
注文したのはもちろん「特製つけ麺~濃厚昆布水添え~」です!
昆布水でほぐした太麺を、鶏ガラ醤油スープに浸けて頂くのですが、まずはその前に麺だけを単体で頂くのが昆布水つけ麺の楽しみです。
おお、やっぱり麺と一緒にちゅるっと入ってくる昆布水が旨いですね!すみ田の昆布水は、羅臼昆布や根昆布、がごめ昆布などといった旨味と粘りの両方が最強クラスの昆布たちと、花かつお等で出汁を取って作った逸品です。例えるなら、出汁味のめかぶカップのような優しい味わいです。そう言うと一気に庶民的になりますが(笑) そんな優しい昆布水と共に、もっちもちでコシの強い麺を噛みしめるのが楽しいです。
スープにはねぎや刻み玉ねぎなどといった薬味が多く入っているほか、角切りにした鶏むね肉も入っています。鶏の香りと旨味が優しく花開くスープですね。麺屋58の昆布水つけ麺も鶏ガラスープと共に楽しむつけ麺でしたが、力強い味わいだったそちらとはまたイメージが違って、透き通った優しい旨味でした。
セットに注文した卵かけご飯にも、スープを注いで混ぜてみます。
卵は黄身の濃い「蔵王地養卵」を使用しています。まろやかな卵に鶏スープの旨味と鰹の香りが乗って、味わい深い一杯になりました。
最後はスープに昆布水と温かい煮干しスープを注いで、スープ割りにして頂きます。
花開くような鶏の旨味に、昆布や魚介の優しい旨味が複雑に重なって、とても美味しいスープになりましたよ!一口飲むたびに体に旨味が染み渡ります!
鶏の旨味に感じ入る醤油らぁ麺
再訪問して、今度は「特製醤油らぁ麺」を注文しました。
やはり茶色く透き通った鶏ガラ醤油スープが旨いですね。「鶏本来の香り・旨味をご堪能下さい」とありますが「これぞあっさり系の鶏ガラ醤油ラーメンだ!」という味がします。すっきりと澄み渡り、脂っぽさを感じさせず、臭みもなく、ただひたすらに優しい旨味と香りを楽しめます。一時期は濃厚なラーメンが好きでしたが、最近は一周廻ってこういうラーメンがかなり好きです。
全粒粉の中細麺はとても歯切れがよく、スープとの相性や風味も良好です。
トッピングは味玉、チャーシュー、鶏チャーシュー、たけのこと、かなりの具沢山です。チャーシューと鶏チャーシューは柔らかく歯触りの良い低温調理で、特にザックリ食感の鶏チャーシューが旨いです。味玉はとろとろの半熟で、大きなたけのこは穂先メンマのように柔らかく仕上がっています。一つとして、スープの優しさを妨げるような強い主張をしてこない、上品な佇まいが印象的でした!
すみ田のラーメンは、あっさり系のラーメンが好きな方に特におすすめしたい一杯ですね。店内は高級感がありつつも、ラーメン自体は高すぎず比較的リーズナブルに食べられるのも好印象です。また、接客も丁寧で、退店の際には店員さんが出口まで見送ってくださりました。
仙台にはあっさり系からこってり系まで様々なラーメンがありますが、あっさり系の気分のときにはぜひすみ田のラーメンを食べてみてください!
らぁ麺すみ田
宮城県仙台市青葉区一番町4丁目3-5
コメント