料理男子って良いですよね。まあ、31歳にもなって自身を「男子」と称するのはどうかと思われる方もいる気がしますが、女性だって世代に関係なく、女性同士の集まりを「女子会」と称するので良しとしましょう(え)
2023年のなまこマンは、自炊にも力を入れています。その理由は「ていねいな暮らし」への憧れが3割、食習慣の改善目的が3割、仕事がある日のランチ代節約目的(弁当)が4割といったところです。
そんな僕が各地の郷土料理を作りつつ、自炊能力も向上させていく企画が「なまこマンの『名物侵略』アレンジクッキング」です。
今回侵略していくのは、愛知県にて食べられているさつまいもを使ったお菓子「鬼まんじゅう」です!お菓子も自炊のレパートリーに加わったら、料理男子として一皮剥けるような気がします。実はこの鬼まんじゅう、蒸し器こそ必要ではありますが、非常に簡単に調理できるので、皆様もぜひ自炊レパートリーに加えてみてください!
なお、今回は一般的な蒸し器ではなく、電子レンジ蒸し器を使用して調理しています。
前回の名物侵略はこちら↓
使用した材料(4個分)
さつまいも・・・・・200g
小麦粉・・・・・・・100g
水・・・・・・・・・35ml
砂糖・・・・・・・・大さじ2
作り方
1.さつまいもを1cm角に切り、水にさらしてアクを抜く。
2.さつまいもに砂糖をまぶす。
僕は自宅で粉砂糖ではなくオリゴ糖シロップを使っているので、シロップを絡めています。出来上がりに大差はないと思います。
ちなみに今回使用したさつまいもは徳島県産のようですが、おそらく鳴門金時ではないです(笑)
3.小麦粉を水で練り、さつまいもを入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
今回は簡易レシピとして小麦粉のみを使用していますが、参考レシピでは薄力粉80gと上新粉20gを使用していました。
4.3で練った生地を4つに分け、クッキングシートに乗せて蒸し器に入れる。
今回は蒸し器のサイズの都合上、一つずつ蒸しています。
5.蒸し器に水を少し入れ、蓋をして電子レンジで3分間温める。
3分はあくまで目安です。加熱時間は1分単位で調節し、ふっくらとしたかどうか確認しましょう。
6.完成!
素朴な甘さの優しい味わい!お腹も膨れます
出来上がった鬼まんじゅうは、生地が良い具合にふっくらと膨らみ、その中に角切りのさつまいもがゴロゴロと入っています。一説によると、この、さつまいもがたくさん入ったゴツゴツとした見た目が鬼の角や金棒を想起させることから「鬼まんじゅう」という名前になったのだそうです。
生地はほどよくもっちりとしており、さつまいもと一緒に混ぜ込んだ砂糖によって優しい甘さに仕上がっています。そして蒸しあがったさつまいももこれまた優しい甘さです。一つ一つがずっしりとしているので、腹持ちも良好です!今回は簡易レシピで作りましたが、それでも十分にもっちりと仕上がりました。まあ、蒸し器で作ったらよりしっとり、もっちりと仕上がるのかもしれませんが、これはこれで時短で作れるので悪くないでしょう!
鬼まんじゅうは戦中、戦後の食糧難の時代より作られるようになったおやつで、米より容易に入手できたさつまいもと小麦粉を使った主食として作られました。当時のさつまいもは、品種改良が進む前であり、今のように甘くなめらかなものではなかったといいます。ゆえに、美味しく食べるために考案されたのだそうです。それが現在も家庭のおやつとして伝わっているのだとか。確かに、小麦粉のストックとさつまいもがあれば簡単に作れますからね。
なお、さつまいものシーズンとなる秋(10月頃)にはスーパーマーケットにも鬼まんじゅうが並ぶほか、和菓子屋でも鬼まんじゅうを楽しむことができるようになります。和菓子屋の鬼まんじゅうでも、有名なものは飛ぶように売れるほどの人気らしいです。とても美味しく作る技術があるのでしょうね…
蒸す前にアレンジして、青汁鬼まんじゅうも作ってみました。こういうアレンジも楽しい一品だと思います!
(参考。こちらのレシピを簡易版にアレンジしています)
第12回へ続く…
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