この記事は2025年11月16日に加筆しました!
道の駅紹介
長野-12(長野南部-05) 信濃路下條
1995年8月3日(第9回)登録・開業
訪問:2024年10月13日、2025年10月19日
道の駅 信濃路下條
長野県下伊那郡下條村睦沢4331-5
営業時間:
9:00~17:00(そばの城、うまいもの館)
10:00~16:00(たかどやフーズ)
定休日:
12月29日~1月3日(そばの城、うまいもの館)
火・水曜日(たかどやフーズ)
※訪問時点での情報です。
【スタンプ】


【記念きっぷ】
(2024/10/13)


【道の駅カード】


【記念指定券】


峰竜太さんのふるさとにある「そばの城」
道の駅信濃路下條は、長野県下伊那郡下條村の国道151号線沿いにある道の駅です。愛称は「そばの城」で、天守閣を彷彿とさせるような大型の建物が印象的です。
施設は情報コーナー、畳敷きの休憩スペース、食事処とお土産屋のある「そばの城」、農産物直売所「うまいもの館」、飯田市の「たかどや牧場」の直売所である精肉店「たかどやフーズ」より構成されています。
そばの城にはその名の通り、各種信州そばや漬物等の、南信州エリアのお土産が多く揃っています。観光バスの立ち寄り地としても設定されているようで、訪問時にも大きな観光バスが1台停まっていました。野菜や農産加工品はうまいもの館のほうで購入できます。このあたりは辛味大根が特産のようで、これをおろして作った大根おろしで食べるそばが美味しいのだとか!野菜を買う準備をしていなかったので今回は見送ったのですが、日帰り旅だったので大根ぐらいなら買っておいてもよかったかもしれません!


そんな道の駅信濃路下條にて、そばと同じぐらい存在感を放っているのは俳優の峰竜太さんです。下條村は峰さんの出身地であり、村を挙げて峰さんを応援しています。そばの城でも「竜太そば」や、金太郎飴のように断面に峰さんの顔が現れる「峰竜太の飴」、軽食の「竜太やきもち」と「みどりやきもち1」等、数々の峰さんグッズが販売されています。
平成生まれからしてみれば、峰さんは「アッコにおまかせ!」等のワイドショーでMCをしている姿のイメージが強いですが、昭和時代には「西部警察」等で俳優としても大活躍されていたのですね。石原軍団出身だったのは知りませんでした。
信州名物おやきと、たかどやフーズの絶品メンチカツを味わう!
道の駅信濃路下條には、ご当地食材を使用したスナックメニューや郷土料理が多く揃っています。

そばの城の軽食コーナーにて、信州名物の「おやき」を注文しました。味のバリエーションは野沢菜漬け、かぼちゃ、くるみ等、バラエティに富んでいますが、今回は切干大根にしました。

信州のそば茶と一緒に頂いてみます!

これは素朴だけれど小腹に嬉しい味だ!ホットスナック革命が起こるぞ!!
おやきを頂いたのはこれが初めてだったのですが、ふんわりとした生地はコンビニのホットスナックの中華まんを彷彿とさせる質感で、とても親しみを覚えました!ほんのりと甘い生地と、甘じょっぱい切干大根煮は相性良好です。これは中身が野沢菜漬けとかでも美味しかっただろうな… 今後頂く機会があったら他の味も試してみたいところです。
甘い具材もしょっぱい具材も美味しく詰められるおやきは、大手コンビニチェーンあたりが注目して深掘りしたら、ホットスナック界に革命が起きそうな気がしました!


続いて、たかどやフーズにて人気メニューの「メンチカツ」を注文しました。揚がるまでに少し時間がかかりますが、揚げたてを出してくれます。

見てください!この肉塊っぷりを!!
たっぷりの牛肉を粗挽きして作ったたかどやフーズのメンチカツは、噛みしめると牛の強い食感と旨味を強く感じられます!肉塊に豪快にかぶりつくかのごとき、贅沢すぎる食べ応えです!衣もサックサクなんですよ。
本当は「竜太やきもち」と「みどりやきもち」の正体を確かめたかったのですが、そちらは残念ながら売り切れていました。軽食コーナーにあった張り紙によると、竜太やきもちは鰹節や野菜等をたっぷりと混ぜ込んだお餅で、みどりやきもちはよもぎ味のお餅のようです。これは再訪問時の宿題ですね2。
そばの城の「竜太そば」を味わう!

そばの城ということで、お土産にそばを購入しました。それがこちらの「竜太そば」です。そばの城で売られているお土産のそばの中では最もそば粉の含有量の多いものとのことです。裏面の原材料名表示を見てみると、確かに「そば粉、小麦粉」の順番に書かれていました。
僕はまだ、そばという食べ物に対する経験値が不足していて、その全貌をあまり掴めていないような気がしています。そばはそれだけだと麺の形にするのが大変なので、つなぎに小麦粉を入れるという話はよく聞きますが、そば粉よりも小麦粉の含有量のほうが多そうな商品を見かけることもまあまああるんですよね。「そばって香りが珍重されるんじゃないの?小麦粉の比率が多いのは、それはもう小麦粉麵じゃないの?」なんて思ってしまいますが… 果たしてそば粉の含有量の多い竜太そばの味わいやいかに!?


2食分入っているので、冷やしとかけにして食べてみました。
表面はざらりとした、田舎そば風ののど越しです。これは食べていて、とにかく心地良さを感じるそばですね。ズルズルとすする音が心地良いですし、啜るとそばの風味が心地良く抜けていきます。そばの風味を強く感じられるのは、そば粉がしっかりと含まれているゆえでしょうか。


冷やしそばは、そばの城にて割引されていた「野沢菜のしぐれ」と一緒に食べてみました。野沢菜と糸こんにゃくときくらげを甘辛く炊き上げたしぐれ煮です。この甘辛さと香りとしその風味が、そばとも非常によく合うんですよ。
(※2025/11/16追記)ざるそば食べ放題に挑戦!
2025年10月に再訪問し、初回訪問時には利用しなかった、そばの城2階のお食事処にお邪魔しました。1階にもソフトクリームやラーメンなどを味わえる軽食コーナーがありますが、2階のお食事処はそば屋となっています。
お食事処はとても広々としており、観光バスでやってきた多くのツアー客を収容可能なキャパシティがあります。食券制で、電子マネー決済およびQRコード決済にも対応しています。
お冷や代わりに、そば茶が出てきます。そば屋で飲むそば茶、好きなんですよね…。

天ざるそばの「大名そば」や、特産の親田辛味大根を使用した「おろしそば」、ざるそばにご飯とカツ煮とサラダと漬物がセットとなった平日限定の「サラリーマン定食」(これでなんと1000円!)など、そばを中心に様々なメニューが揃っていますが、今回の目的は「ざるそば食べ放題」です。

文字通り、このざるそばが食べ放題なのです。最初にせいろ2枚分のそばが提供され、その後も自由なタイミングで、せいろ1枚単位で好きなだけおかわりが可能です。制限時間なども特にありません。

そばの城で自社製造しており、麺は太めで喉越しも滑らかです。麺としてのコシや啜り心地と、啜った時に感じられるそばの風味とのバランスが良く、何気なく啜りながら「かなり美味しくて良いそば」だなぁと感じられます。

つゆも3種の節から出汁をとっており、甘辛い味の中に魚介の節の香りが心地よく広がります。食べ放題の過程でそばつゆや薬味が枯渇することも考えられますが、そばのみならずつゆも薬味もおかわり自由です3。
シンプルな構成であるからこそ、そばとつゆの双方の素材の良さをただひたすらに感じられます。

最初に出てきたせいろ2枚分に加え、もう2枚分そばをおかわりして、フィニッシュとしました。この先の旅程でも食べたいものがあったので、少しセーブしています(笑)
通常のざるそば(せいろ1枚分)が800円であることを考えると、3枚分以上食べれば元を取ることができます。

最後はそば湯を頂きました。そば湯も店員さんに言えば無料で持ってきてもらえます。

そばの城のざるそば食べ放題は、とても美味しいざるそばを好きなだけ食べられる、とてつもなくお得で太っ腹なメニューではあるのですが、強いて一点だけ難を挙げるとするなら、味変要素が一切存在しないため、途中で味に飽きてしまう可能性があることですかね(笑)薬味のネギとわさびが付属するのみです。

数年前に挑戦したわんこそばでは、山菜、塩辛、とろろなどといったそばの味変ができる小鉢が付属していたので、味に飽きずにたくさんのそばを食べることができました。
もっとも、ざるそば食べ放題はわんこそばのように急かされることなく、ゆっくりと自分のペースで食べることができるのですが。
道の駅信濃路下條 まとめ
道の駅信濃路下條は、長野県下條村の国道151号線沿いにある道の駅です。
愛称は「そばの城」で、信州そばの製造・直売を行っているほか、そば打ち体験をすることもできます。そばや漬物は複数種類揃っており、お土産にも最適です。
そば以外にも地場特産品や農産加工品が多く揃っています。軽食も充実しており、スナックコーナーではおやきや五平餅、村出身の俳優・峰竜太さんにちなんだ「竜太やきもち」等を楽しめるほか、併設の肉屋「たかどやフーズ」でもからあげやメンチカツ等を購入可能です。おやきは小腹満たしに丁度良いサイズで生地もふかふか食感ですし、たかどやフーズのメンチカツは牛の塊肉にかぶりついているかのような食べ応えがあります!
そばの城2階のお食事処では、そばを中心としたメニューの数々を楽しめます。一番人気は2000円の「ざるそば食べ放題」で、自社製造のざるそばを時間無制限で好きなだけおかわりできます!せいろ3枚分以上食べると元が取れます。
道の駅信濃路下條のWebサイトはこちら↓



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