道の駅紹介
岐阜-20 土岐美濃焼街道
1998年4月17日(第14回)登録
道の駅 土岐美濃焼街道
岐阜県土岐市肥田町肥田286-15
営業時間:9:00〜17:30(12〜2月は9:00〜17:00)
定休日:火曜日
※訪問時点での情報です。
【スタンプ】

【記念きっぷ】


※道の駅カード、記念指定券は取り扱っていません。
美濃焼の大型展示即売施設!

道の駅土岐美濃焼街道は、岐阜県土岐市の岐阜県道66号線(多治見恵那線)沿いにある道の駅です1。土岐市郊外の住宅街(旭ヶ丘)にあり、整えられた里山の中に住宅が並ぶ道の駅周辺の風景には、どこかバブル期の空気を感じます。地元に似ていて懐かしさを覚えます。
岐阜県多治見市、土岐市、可児市、瑞浪市の周辺では陶磁器の生産が非常に盛んで、このあたりで焼かれる陶磁器が「美濃焼」と呼ばれています。なお、美濃焼と愛知県瀬戸市の瀬戸焼はかなり類似しており、その差異については諸説あります。(そもそも隣接した地域ゆえ、取れる土も似通っているので『どこで焼かれたか』程度の違いしかない、とも)
道の駅土岐美濃焼街道は駅名の通り、美濃焼がテーマの道の駅で、様々な形で美濃焼を楽しむことができます。道の駅施設(どんぶり会館)は、物販コーナー、フードコート、ギャラリー、体験施設から構成されています。


駐車場の入口には、2体の陶製の像が門番のように立ち、訪問客を出迎えてくれます。いずれも土岐市で1990年代に開催された「日本現代陶彫展」の受賞作で、上からそれぞれ「重厚円大蛙」「土属の祖」という作品名です。有機的でありつつも無機質さのあるディテールと、コミカルさのある表情やフォルムが、どこかジブリ作品に出てきそうな雰囲気です。

そして、どんぶり会館の入口には直径105cm・高さ92cmのジャンボ抹茶碗が待ち構えています。優しさと涼しさの共存する白に、てらてらとした釉薬の光沢が映えています。なるほど、これが美濃焼か…。こうして見ると、美濃焼もやはり瀬戸焼と同じ系統の陶磁器なのだなと感じます。
陶業の街ならではの、見栄えのする美濃焼オブジェの数々に心が躍りますが…。


もちろん、見るだけではありません!どんぶり会館でも、美濃焼の器を買って楽しむことができます!どんぶり会館では土岐市内の100社以上の窯元が作った美濃焼を、リーズナブルに展示即売しています。どちらかというと、普段使いできる食器類が多く揃っています。
鮮やかな絵で彩られたものもあれば、シンプルな見た目のものもあり、一見すると統一感が無いようにも思えますが、むしろ「決まった型が無いこと」が美濃焼の特徴なのだとか。

てんどんまんの頭みたいな、うな丼60杯サイズの巨大どんぶりも展示されていました。(非売品)

見たり買ったりするだけでなく、陶芸体験もできます。電動ろくろ体験および、手びねり2・絵付け体験が可能です。(要予約)

物販フロアの大部分が美濃焼に割かれていますが、道の駅として、銘菓や農産加工品、お酒といった地域のお土産も取り扱っています。特に「道の駅産品交流コーナー」では、他地域の道の駅の特産品も購入できます。

また、売り場からは近くの池(杉焼池)がとてもきれいに見えます。
「どんぶりソフト」を食べて、美濃焼のミニどんぶりをゲット!
どんぶり会館を歩きながら、撮れ高と一緒に、僕はとあるものを探していました。それは、副菜を入れるのに適した小鉢です。野菜を使ったおかずを作り置きするようになったので、それを少しだけ取り分けて、メインのおかずと一緒に食卓に出せるような、そんな良い感じの器を探していました。
……けれど、こういうときに限って、変に迷ってしまってなかなかしっくりくるものを見つけられなかったりします。なまじ品数が多いばかりに、どれもこれも好みに刺さってしまうのです。

こういうときには気分を変え、頭を冷やしてみることにします。2階のフードコートにて、どんぶり会館名物「どんぶりソフト」を頂きました。+50円で、チョコレートソースやいちごソースなどでカスタマイズ可能です。なお、フードコートは食券制で、現金決済のみに対応しています。

まあ、身も蓋もないことを言ってしまうと、美濃焼のどんぶりにバニラソフトとコーンフレークを入れただけではあるのですが…。それでも、淡い色使いのかわいらしいどんぶりに入っていると、いつものコーンに乗ったソフトクリームとは違った気分で食べられるのが面白いです。
どの器を買うかそろそろ決めなければと考えつつも、さらりと完食し、お盆とどんぶりを返却口に持って行くと…。
(店員)お好きなどんぶりをお選びください。
えっ!?もらえるの!?

実は、どんぶりソフトを注文すると、もれなく美濃焼のどんぶりをプレゼントしてもらえるのです!全6種類から、好きなものを選べます3。いずれも淡い色使いでかわいらしかったり、シックな印象だったりして、普段使いしやすいデザインです。

水玉のどんぶりを頂くことにしました。サイズは茶碗サイズです。底が広いので、小鉢としても十分に使えそうです。450円でソフトクリームを食べつつ、こんなにかわいらしいどんぶりまで手に入るのは、お得と言わざるをえません!

裏印には「ふ」と書かれていますが…どこが作ったんだろう?
というわけで、無事に欲しかった小鉢を手に入れることができたのでした。
道の駅土岐美濃焼街道 まとめ
道の駅土岐美濃焼街道は、岐阜県土岐市の岐阜県道66号線(多治見恵那線)沿いにある道の駅です。
土岐市周辺で生産が盛んな陶磁器・美濃焼がテーマの道の駅であり、どんぶり会館では土岐市内の100社以上の窯元が作った美濃焼の食器類をリーズナブルな価格で展示即売しているほか、陶芸体験も可能です。フォトジェニックな美濃焼のオブジェもあります。また、天気が良い日には、2階から御嶽山や中央アルプスも見えるのだとか…。
おすすめは2階フードコートで食べられる「どんぶりソフト」です。美濃焼のかわいらしい小さなどんぶりに盛り付けられたバニラソフトで、注文するともれなくどんぶりをもらえます。お土産に最適です。フードコートでは他にも、モーニングセットや、施設内パン工房で手作りした焼きたてパン、ごもめし(美濃や瀬戸の陶芸家たちが作業の合間に食べた五目ご飯)などを味わうことができます。
土岐市を東西に貫く国道19号線からは離れた場所にありますが、美濃焼の食器を探す際には、同じ土岐市内にある道の駅志野・織部(後日紹介予定)と共に、ぜひとも立ち寄っておきたい場所です。志野・織部よりも、どんぶり会館のほうがどちらかというと美濃焼に特化した品揃えという印象でしたね。
(おまけ)20年越しの念願を叶えました!

よし!記念きっぷを買ったぞ!番号は…。

2337かぁ…。ここは最近販売を再開したところだから番号も若いんだよなぁ…。
ん!?2337だって!?
僕が20年近くずっと集めている道の駅記念きっぷには、コレクター垂涎のレア仕様があります。中でも多くのコレクターが狙っているのは、裏面のシリアルナンバーが連番もしくはゾロ目のものです。

なぜなら、裏面のシリアルナンバーが連番もしくはゾロ目の記念きっぷは金色に輝いているからです!


長いこと道の駅記念きっぷを集めてきて、なかなか縁のなかったゴールドきっぷを、道の駅土岐美濃焼街道にてついに入手することができました!道の駅風のマルシェ御前崎で呑んだ涙もようやく報われました(笑)

ゴールドきっぷを購入すると、オリジナルの記念品がプレゼントされます。現在はマフラータオルを配布しているところが多いようです4。

ワインレッドで、隅に小さく「Michi-No-Eki」と書かれています。さりげないアピールが素敵で普段使いしやすいデザインです。
「ゴールドきっぷが出てくれたら嬉しい」と思いつつも、これまで積極的に狙ってきたわけでもなかったので、ひょっとすると今後も縁が無いのではと思っていましたが…20年集め続けて、ついに手にすることができて本当によかったです。
道の駅土岐美濃焼街道のWebサイトはこちら↓
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