道の駅紹介
愛知-19 マチテラス日進
2024年8月7日(第61回)登録、2025年8月8日開業
道の駅 マチテラス日進
愛知県日進市本郷町前田33
営業時間:
物販 9:00~18:00
プレイルーム 9:00~17:00
フードコート 10:00~20:00
レンタルルーム 9:00~21:00
※訪問時点での情報です。
【スタンプ】

【記念きっぷ】
(2025/8/8)


【道の駅カード】


【記念指定券】


2025年8月オープン。愛知県で一番新しい道の駅

道の駅マチテラス日進は、愛知県日進市の愛知県道57号線(瀬戸大府東海線)沿いにある道の駅です。2025年8月8日に開業したばかりの、愛知県では最も新しい道の駅です(執筆時点)。愛知県の道の駅はそのほとんどが三河地区に集中しており、尾張地区には道の駅ふれあいの里HASUパークと道の駅瀬戸しなのの2か所しかありませんでしたが、道の駅マチテラス日進のオープンをもって3駅目となりました。
運営会社の「ファーマーズ・フォレスト」は、栃木県宇都宮市の道の駅うつのみやろまんちっく村や、福島県福島市の道の駅ふくしまといった、人気の道の駅を多々手掛けています。特に、2025年7月にオープンしたばかりの、神奈川県茅ヶ崎市の道の駅湘南ちがさきは連日超満員の人気ぶりです。ゆえに、道の駅マチテラス日進も魅力的な人気施設に仕上がりそうで、とても楽しみにしていました。



2025年8月8日のグランドオープン当日にお邪魔したのですが、大盛況でした!店内への入場待ちの待機列ができていました。普通車が300台以上止められる駐車場もほぼ満車となっており、名古屋市内から公共交通機関で来場して良かったと心から思いました。オープンしたばかりの道の駅に車で訪れてはいけません!!(2敗)
道の駅施設は物産館、フードコート、休憩スペース兼情報コーナー、プレイルーム、多目的室、にっしん観光まちづくり協会、遊具広場、芝生広場から構成されています。立地的には「名古屋やジブリパークに近い幹線道路沿い」という、車の観光客が立ち寄りやすい場所なのですが、決して観光客の方向だけを向いた施設というわけではありません。小さな子供が木のおもちゃで遊べるプレイルームに、調理室付きの多目的室といった、地域住民の交流拠点となる施設も併設されています。

芝生広場には普段はキッチンカーが出店していますが、有事には防災用のヘリポートとしても機能します。このあたりは「最近の道の駅」という感じがします。また、芝生広場や遊具広場には、暑い夏場でも快適に過ごせるようにミスト噴射機能も備わっています。

道の駅マチテラス日進の専用アプリ「周遊手形 縁」もリリースされており、道の駅利用でポイントが貯まったり1、プレイルームの利用予約ができたり、日進市周辺の観光情報を得られたりします。
ここでしか買えないオリジナル「愛知名物」が揃う!
物販コーナーの品揃えは非常に豊富です。日進市周辺の野菜や農産加工品、豊明市の鮮魚店「海幸一番」の鮮魚、愛知県全域のお土産が揃います。名古屋観光のついでにお土産を買い揃えるのにはもちろん、日常の買い物にも活用できる品揃えです。



例えば、犬山市の金しゃちビールのクラフトビール「名古屋赤味噌ラガー」や、碧南市の小笠原製粉が製造・販売する西三河のソウルフード的インスタントラーメン「キリマルラーメン」などなど…。尾張地域の物産も、三河地域の物産も、ここで一気に揃うのがとても素晴らしいです。

ちなみに、キリマルラーメンは道の駅オープン記念の福袋として、トートバッグ付きで販売されていました。


お土産やご当地商品以外にも、地元の人気スイーツショップや、人気ベーカリーの商品が揃っています。道の駅マチテラス日進の物販コーナーは、さながら、愛知の美味しいグルメが揃うセレクトショップです。
道の駅マチテラス日進オリジナル「牛乳ボーロ」
道の駅マチテラス日進の物販コーナーのさらに素晴らしいポイントは、ここでしか買えないオリジナル商品も多彩に揃っているところです!地元の事業者や、地元の名物とコラボして作られたオリジナル商品は、ファーマーズ・フォレストの運営する道の駅のお家芸とも言えます。道の駅でしか買えない名物があるからこそ、お土産を買う場所として道の駅を選ぶ強い動機になるんですよ…。

道の駅マチテラス日進オリジナルメニュー「牛乳ボーロ」を購入しました。こちらは、日進市内にある観光牧場「愛知牧場」の牛乳を使用したボーロです。

この牛乳ボーロ、びっくりするほど軽い食感なんですよ。さながら、紙風船を食べているかのようです!軽い食感の中に、バターやミルクのまろやかな風味が広がります。
行列のできるベーカリー「BREAD IWASAKIDAI base」
ベーカリー「BREAD IWASAKIDAI base」は、道の駅マチテラス日進で最も行列のできる人気店です。日進市の住宅街・岩崎台に店舗を構える人気ベーカリー「BREAD IWASAKIDAI」の支店です。愛知県民にはお馴染みの「肉のスギモト」や、スイーツの「不二家」などとコラボしたオリジナルのパンが人気です。

こちらは肉のスギモトとのコラボ商品「ジャンボンブール」です。フランスパンの間にハムと、分厚い「あおさバター」が挟まっています。
とにかく、あおさバターの塩気とあおさの香りが食欲を刺激する一品でした!ハムの食感や塩気にも存在感があるのですが、それ以上にあおさバターの存在感が圧倒的です。香りが豊かで食感の楽しいフランスパンと、あおさバターとの相性も良好で、とにかく食べ応え満点のサンドウィッチでした。

こちらは道の駅マチテラス日進限定商品「BIbシュークリーム」です。愛知牧場の牛乳と、名古屋のチョコレート専門店「CHOCOLATERIE TAKASU(ショコラトリータカス)」のチョコレートを使用した、チョコレートシュークリームです。

これがシュークリームとしては非常に斬新で画期的な一品で、サクサクのデニッシュ風の生地の中に、濃厚で甘くほろ苦いチョコレートクリームがたっぷりと入っています。カカオの濃度が高く、それでいてトロリとした口当たりのチョコレートクリームは、しっかりと甘いけれど、後味の苦味で引き締まった味にもなっており、老若男女が楽しめる味だと思いました。
コーンポタージュうどん!?バラエティ豊かなグルメの揃うフードコート

広いフードコートには、海鮮丼や天丼を楽しめる「海幸一番」、創作うどんが揃う「イロドリウドン」、ソフトクリームやコーヒーなどを楽しめる「パーラー ハイドレンジア」といった3つの飲食店があります。2

道の駅マチテラス日進のフードコートは、小さな子供を連れた家族に優しい設計になっています。例えば、ベビーチェアがデフォルトで備え付けられた席がありますし、フードコートとしては珍しい「座敷席」もあります。座敷は小さな子供でも簡単に上がれるように段差が低くなっています。
海幸一番の「海幸漬け丼」

「海幸漬け丼」は、まぐろや鯛などの刺身をぶつ切りにしたものを甘辛いタレに漬けた「ヅケ」を乗せた丼です。タレの味がかなり濃厚で、脂の乗った刺身や、卵黄との相性が良好です。ご飯がとても進む味わいです!卵黄が全体に行き渡るようにかき混ぜて食べると美味しかったです。
パーラー ハイドレンジアの「竹炭焙煎コーヒー」と「味噌ソフト」

日進市にも名古屋の喫茶店文化の流れを組んで、多くのコーヒーショップがあることから「コーヒーの街にっしん」を謳って町興しをしており、パーラーハイドレンジアでも本格的な「竹炭焙煎コーヒー」を味わうことができます。竹炭焙煎コーヒーは喉越しの良い心地よい苦味で、口に含むと豊かな香りが広がります。
一緒に「味噌ソフト(味噌・バニラミックス)」も注文してみました。常滑牛乳を使用したソフトクリームです。甘味を引き立てる塩気が、さながら塩キャラメルを思わせる味わいでした。一方で、良くも悪くも「味噌らしさ」には乏しかったように思います。個人的にはこういう変わり種ソフトクリームはもう少し尖っていたほうが好みですが「しょっぱい系のソフトクリーム」としてはかなり美味しく仕上がっているように思いました。
初めての組み合わせ!イロドリウドンの「冷製コーンポタージュうどん」

様々な点で衝撃的だったのが、イロドリウドンの「冷製コーンポタージュうどん」です。まず、ビジュアルからして衝撃的なのですが、味も、甘さ控えめのまろやかなコーンポタージュに和風の出汁の風味が効いていて、奇をてらわないまっとうな美味しさで二重に驚きました。


「魔法の粉」もとい、塩とクミンパウダーをふりかけると、味変ができます。そのままの状態だとほのかに甘くまろやかな口当たりのコーンポタージュスープでしたが、魔法の粉をふりかけることによって、味に塩気の角が立ち、スパイスの香りも乗っかるので、ガラリと印象が変わります。
道の駅マチテラス日進 まとめ
道の駅マチテラス日進は、愛知県日進市の愛知県道57号線沿いにある道の駅です。日進市は名古屋市に隣接するベッドタウンであり、道の駅マチテラス日進も名古屋方面から非常にアクセスしやすい道の駅となっています。また、長久手市のジブリパークへもアクセスしやすい立地です。
物販施設には、日進市のものも含む愛知県全域の特産品やお土産、地元の人気ベーカリーやスイーツ店の商品が多く揃います。また、道の駅マチテラス日進でしか買えないオリジナル商品も多々あります。
フードコートには、海鮮丼、創作うどん、スイーツといったバラエティに富んだオリジナルグルメが揃います。今回記事で紹介したもの以外では、大皿に乗ったパフェ「バナナスプリット」や、どんぶりの上に天ぷらが高くそびえる「タワー天丼」などといったグルメが気になっています!
その他、全体的に小さな子供を連れた家族での利用が想定された設計となっており、フードコートにはベビーチェアを備え付けた席や、フードコートとしては珍しい座敷席がありますし、木のおもちゃで遊べる屋内プレイルームもあります。
名古屋観光のルートに組み込みたい、新たな名所です!
道の駅マチテラス日進のWebサイトはこちら↓
コメント