特にブログのネタにしない外食の際に、よく利用する店舗の一つが愛知発祥のカレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)です。「愛知県内のココイチの店舗限定メニューを全部食べるぞ!」と息巻いていた一時期と比べると、ブログで取り上げる頻度は減りましたが、今も変わらず愛用しています。
愛知県の店舗限定メニューの内容が改訂された結果、まだブログで紹介していなかったメニューの提供が軒並み終了してしまったという裏事情があります…。

2025年8月15日に、中村区名駅のウインクあいち(愛知県産業労働センター)地下1階のレストラン街「なごや県民レストラン」に「CoCo壱番屋 ウインクあいち店」がオープンしました。名駅周辺で夜の遅い時間にココイチを利用したい場合、名駅サンロード店はサンロード地下街の営業時間の関係で21時半には閉店してしまうのですが、ウインクあいち店は閉店時間が23時なので安心して利用することができます。
そんなウインクあいち店は「カレーらーめん」の提供店舗でもあります。カレーらーめんはカレーうどんと同様に、ココイチの一部店舗にて提供されているメニューです。そういえば、普段あまり提供店舗を利用しない関係で、ココイチのカレーらーめんをまだ食べたことがありませんでした。ですが、それはとても勿体ないことだったと気付かされました。
ラーメンとしてもしっかり旨いぞ!ココイチのカレーらーめん

ココイチのカレーらーめんは、通常のカレーと同様に辛さのレベルを普通〜20辛まで選ぶことが可能となっています。

デフォルトではトッピングとして豚バラチャーシュー、ほうれん草、白ネギが入っていますが、やはりカレーと同様に各種トッピングでカスタマイズをすることができます。なすやエビあさりやパリパリチキンは、ココイチのカレーのトッピングとしてはメジャーなものですが、こと「ラーメンのトッピング」という視点で見ると非常に異質です。丼の上にこれらが乗っている様子はシュールですらありますが、一方でこれが「ココイチのカレーらーめん」であることを如実に物語っているともいえます。
ウインクあいち店では注文用のタブレットが導入されているので、早速希望のままにカスタマイズしたカレーらーめんを注文していきます。

おっ、やってきましたね。カレーらーめんに、手仕込みとんかつをトッピングしました。追い飯も付けています。ラーメンにとんかつが入ることは、まあまあなニュースだと思うんですよ。それでも割としっくりくるビジュアルなのは、ひとえにこれがカレーらーめんであるゆえでしょう。
まずはスープから啜っていきます。

まって!?これ、期待以上に旨いぞ!!
びっくりしました。80点を期待していたら、100点の答案が返ってきたみたいな気分です。ココイチのカレーらーめんは、期待以上に美味しかったのです…!

スープを一口啜ると、ベースとなるスープの旨味がしっかりしていることがわかります。動物系の旨味と野菜の甘味が強く出た、澄んだ口当たりかつコクのあるスープなんですよ。そこに、ココイチのポークソースの香りと風味が絶妙に合体しています。あくまでスープの旨味の本体はベーススープの部分で、カレーはベーススープの旨味を引き立てるような存在感です。ゆえに「カレーに絡むようにシャバシャバにしたポークソース」ではなく「ポークソース風味の美味しいラーメンスープ」として、スープを楽しむことができます。

そして、そんなスープを美味しく味わえるように、麺やトッピングも計算されています。麺は中太のストレート麺で、持ち上げると良い感じにスープを纏ってくれます。そして、濃い味わいのスープに負けないように、もっちりとした食感でもって存在感を示してくれます。また、トッピングのほうれん草と、柔らかい豚バラチャーシューはスープの味とよく馴染みますし、辛味の強い白ネギもスープの味に負けない薬味として機能します。

カレーらーめんならではの楽しみ方として「追い飯」もあります。麺を食べ終え、残ったスープにご飯を突っ込んで頂きます。こうすると、今度は「ラーメンスープ」としてではなく「カレー」としての側面を楽しめます。ふっくらとしたご飯に馴染むスパイスの香りと辛味には、やっぱり安心感がありますね!
CoCo壱番屋 ウインクあいち店 まとめ
CoCo壱番屋ウインクあいち店は、中村区名駅のウインクあいち(愛知県産業労働センター)の地下1階のレストラン街「なごや県民レストラン」に2025年8月15日にオープンしました。全26席のうち、半分近くがカウンター席となっており、立地も相まって特にビジネスマンがお昼休憩などで利用しやすい店舗です。また、夜の営業時間も23時までとなっており、名古屋駅周辺では貴重な「夜遅い時間帯でも利用できるココイチ」となっています。
また、ウインクあいち店はカレーらーめんの提供店舗のひとつでもあります。ココイチのカレーらーめんは、動物系のベーススープに、カレーのポークソースを絶妙に合体させた「カレースープ」が絶妙な美味しさで、カレーの香りとスパイシーさの奥に、ベースとなるスープの深いコクを感じられる味わいです。「中華麺にカレーをぶっかけた」というようなものではなく「ココイチのカレーをラーメンのスープとして美味しくなるようにアレンジした」と思えるレベルの高さでした。トッピングとカレースープの相性も絶妙ですし、追い飯を注文してスープにダイブさせても美味しいです。
カレーもラーメンも人気料理ですが、こと「カレーラーメン」と言われると、未だに若干の「変わり種」感が出てきてしまう気がします。それでも、さすがはカレーの専門家のココイチです。カレーとしてもラーメンとしても美味しい、カレーラーメンの正解のような一杯が出てきました。
……えっ?「ココイチ名古屋駅西口店は2時まで営業しているし、ココイチ柳橋店に至っては24時間営業だ」って?いやいや!ウインクあいち店は名古屋駅と地下で繋がってるし!
……えっ?「名駅からウインクあいちまで地下通って行こうとすると遠回りだ」って?知らん!
CoCo壱番屋 ウインクあいち店
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38 ウインクあいち地下1階
営業時間:11:00~23:30
※訪問時点での情報です。
CoCo壱番屋のWebサイトはこちら↓
過去に食べた、新潟県のご当地ラーメン「三条カレーラーメン」の紹介記事はこちら↓
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