清水の新鮮な海鮮に感激!鮪専門店 一期(清水魚市場河岸の市 まぐろ館)

一期市場まるごと丼 グルメ

(シリーズ・なまこマンの2泊3日静岡の旅【さわやか・サウナしきじ・清水港の海鮮丼】

港町で食べる海鮮に憧れがあります。今時、物流が発達しているので、大概のものはそれなりに良い鮮度で食べられるようになったとはいえ、それでも産地での鮮度に勝るものはありません。あるいは、産地だからこそ、全国的にはあまり出回らず内々で消費される面白い食材なんかもあったりしますよね。そういうものに僕は興味津々です。

今回は静岡市清水区の卸売市場・清水魚市場に隣接する観光市場「清水魚市場 河岸の市」にお邪魔しました。その名の通り、清水港で水揚げされた魚介類や海産物を、仲卸業者が直接販売する市場です。そして、河岸の市には、水揚げされた魚を使った海鮮料理の数々を楽しめる食事処もあります。水揚げされたその場で調理しているのだから、鮮度にはかなり期待できそうです!

河岸の市の数ある海鮮料理の店の中から、今回は「鮪専門店 一期」にお邪魔したのですが… そこで待っていたのは、2024年に食べた海鮮丼の中で一番美味しい、ベスト海鮮丼だったのでした!

2024年に食べた海鮮丼の中で一番美味しかった「市場まるごと丼」

河岸の市外観

河岸の市はJR清水駅東口からペデストリアンデッキを渡り、4分ほど歩いた場所にあります。

まぐろ館外観

施設は物販スペースの「いちば館」と、飲食テナントの並ぶ「まぐろ館」から構成されており、今回お邪魔した一期はまぐろ館の1階にあります。

一期外観

まぐろ館の各店舗には、店頭にメニュー写真やサンプルが多く飾られており、どれも非常に魅力的でしたが、店選びの決め手となったのは品数の豊富さでしたね。マグロもエビも食べたいし、せっかくの静岡なのだから、生しらすも生桜えびも食べておきたかったです。

日本屈指のマグロ水揚げ量を誇る清水港らしく、まぐろ館の各店舗にはマグロ特化の海鮮丼や料理が揃う中、今回お邪魔した一期の店頭には、様々な海鮮をぶち込んだ、てんこ盛りの丼の写真がありました。これですよ!こういうのを食べたかったんですよ!お店の名前の通り、一期一会の出会いも悪くないでしょう。というか、ここにきてようやく「心惹かれた店にふらりと入る一期一会のメシとの出会い」ができたよ!土曜日だったこともあり、まぐろ館の館内は非常に混雑していましたが、一期へはタイミング良く、ほぼ並ばずに入ることができました。

一期メニュー1
一期メニュー2

メニューには、店名の通りにマグロが目立っていますが、マグロに限らず鯛やカジキやエビ等の海鮮もメインを張っています。料理も刺身定食や煮付け定食、フライ定食、ステーキ定食といったバラエティ豊かな定食に、色鮮やかな海鮮丼が多く揃います。やはり鮪専門店なので全体的に赤いですが、しらすの白やいくらのオレンジも顔を見せており、心躍るカラバリが揃います。こんなに色選びでワクワクしたことなんて、子供の頃にポケモンの新作を買おうとしたとき以来ですよ。今はどっちのバージョンも買っちゃうからそもそも迷わないですけどね(え)

一期市場まるごと丼
市場まるごと丼(税込2940円)

メニューはたくさんありますが、何を注文するかは最初から心に決まっていました。こちらの「市場まるごと丼」です。

見てください。この「てんこ盛り」っぷりを。海鮮たちが色鮮やかな具材として、丼の上を彩っています。こぼれ落ちそうなほどに乗っかっていますし、丼自体もそれなりにサイズがあるんですよ。これは楽しみでしかありません!

一期市場まるごと丼3
一期市場まるごと丼4

一番映えるアングルを探っていきます。どのアングルから見ても堂々としているのだから、どこを切り取ってサムネにするかは贅沢な悩みと言わざるをえません。

いろいろと見回していると、そのトッピングの全容もわかってきました。いくら、マグロ、赤エビ、サーモン、ホッキ貝、生しらす、生桜エビ、釜揚げしらす、ネギトロ、卵焼きが乗っています。打線が組めてしまうほどの層の厚さです。さらに言うと、清水港の鮪専門店らしく、マグロはネギトロ以外にも、身の質の異なるものが3種類ありますからね。とてもワクワクしてきました。これはどこから食べても大当たりなのでは!?

まずは赤エビから頂きます。お頭を取ると、お頭の付いていたあたりの身に、エビミソがたっぷりと付いていました。エビミソと一緒に身にパクついた瞬間、僕は大勝利を確信しました。ぷりっとした弾力に、とろりと広がる旨味。そして、エビミソにも生臭さが全くありません。これは、鮮度が良すぎます!!

鮮度が良くないと苦味が立ちがちな生しらすや生桜エビも、全く苦すぎません。とろりととろける口当たりと、甘味やほろ苦さが混じり合う複雑な味わいに癒されます。

一期市場まるごと丼2

続いて、タレント揃いの市場まるごと丼の中でも主役と言えるマグロたちを頂いていきます。マグロの細かな種類までは経験値不足でわかりませんが、赤身と中トロとトロ(これは色的にもビントロかな?)が入っています。赤身は鉄分を豊富に感じられるような、さっぱりとした口当たりです。中トロは赤身のさっくりとした食感や旨味と脂の乗りの良いとこ取りをしたような味わいで、トロはとろけるような滑らかな口当たりが最高です。マグロもやはり総じて鮮度の良さを感じられる味わいで、生臭さが一切なく、マグロの美味しい部分のさらに上澄みを食べているような感じがします。

個人的に海鮮丼の守備範囲は広いつもりで、スーパーで半額引き処理された後のものに対しても割とテンションは上がるのですが、良い海鮮丼はとことん良いということを再確認できましたね… 特に、生臭さが出ることもある赤エビのエビミソに全く臭みを感じなかったあたりで感動し、鮮度の良さを確信しました。全てが上等な市場まるごと丼は、2024年に食べた中で最も美味しかった海鮮丼です!

巨大!桜えびかき揚げ

一期桜えびかき揚げ
桜えびかき揚げ(税込1080円)

もう一品、駿河湾の桜エビをたっぷりと楽しみたいと思ったので「桜えびかき揚げ」を注文しました。

ずいぶんとたくさんやってきたと思ったのですが、箸で持ち上げてみると、どうやらこれで一塊だったようでとても驚きました(笑) サクサクに揚がった天ぷらを小さく分けて、一口頂いてみます。口に入れた瞬間、サクサクすぎて驚きます!

天ぷらには天つゆも付属しますが、あらかじめ塩味が付いているのでそのまま食べても美味しいです。それに、どこを食べても確実にエビがいるんですよ。エビの風味とほろ苦さが口いっぱいに広がります。スーパーでもしばしば「エビ入り天かす」なんてものが売っていますけれど、それらとはエビの存在感が違います。面影どころか、形すら感じられるほどに濃いです。

かき揚げとしても、サクサクと軽い食感でとても美味しい一品でした!

鮪専門店 一期 まとめ

鮪専門店一期は、静岡市清水区の「清水魚市場 河岸の市」にある海鮮料理の店です。清水港で水揚げされたマグロや駿河湾の地魚を使った料理が揃い、メニューは刺身や煮付けや海鮮丼といったバラエティ豊かな内容が揃います。日替わり定食および日替わり丼ランチを楽しむこともできます。

今回頂いた「市場まるごと丼」は、マグロを中心に、しらすや桜エビや赤エビといった海鮮を丼の上にたっぷりと乗せた贅沢な海鮮丼です。鮮度の良さに感動できる一杯です。

「桜えびかき揚げ」は桜エビの風味が非常に濃い、サクサクと軽い食感のかき揚げです。

販売店も併設されており、マグロの刺身を部位別にお得に買えるほか、冷凍生しらすや生桜エビも取り扱っているようです。

一期一会で、良いお店に出会うことができました!

河岸の市スピードくじ1

なお、訪問時には河岸の市の年末感謝祭として、1000円分のお買い上げごとにスピードくじを1枚もらうことができたのですが…

河岸の市スピードくじ2

結果はお察しください(笑)

鮪専門店 一期
静岡県静岡市清水区島崎町149 清水魚市場河岸の市 まぐろ館1階

営業時間:11:00~15:00(平日)/10:00~16:00(土日祝)

定休日:水曜日

※訪問時点での情報です。

清水魚市場 河岸の市のWebサイトはこちら↓

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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