(シリーズ・静岡・神奈川 1泊2日 行き当たりばったり道の駅旅)
1泊2日の道の駅旅は、1日目の最終目的地であった道の駅足柄・金太郎のふるさとへの訪問を終え、あとは宿へと移動するのみとなりました。今回の宿泊予定地は、神奈川県南足柄市の大雄山駅(伊豆箱根鉄道大雄山線)に隣接したビジネスホテル「ホテルとざんコンフォート大雄山」です。
ここに決めた理由は、ズバリ宿泊料金です。コロナ禍や、外国人観光客の増加の影響で、今やどこのビジネスホテルも宿泊料が高騰して久しいですが、このホテルとざんコンフォート大雄山は、伊豆や箱根や小田原から比較的近い立地であるにもかかわらず、シングルルームの宿泊料金が7400円でした。しかもこれ、平日でなく、7月の連休の料金ですからね。
そんな1泊7400円のホテルと、大雄山駅周辺の平成初期を感じられる雰囲気を満喫しながら、癒されてきました!
いくつか注意点があります

道の駅足柄・金太郎のふるさとから神奈川県道78号線を小田原方面へ進むと、南足柄市の中心市街地である大雄山駅前に辿り着きます。

そして、大雄山駅から向かって右手側にある再開発ビル「ヴェルミ3」の4階と5階が今回宿泊するホテルとざんコンフォート大雄山となっています。


車で来場する場合、駐車場はヴェルミ3の立体駐車場を利用可能です。宿泊客は駐車料金が無料で、ホテルのフロントにて駐車券に無料処理をしてもらえます。無料処理の回数に制限は無く、何度でも利用できます。
……ただ、車で来場する場合、ホテルへのチェックイン前にちょっとした罠がある点に注意する必要があります。

というのも、駐車場からヴェルミ3に入場してすぐの場所にエレベーターがあるんですよ。こちらは事前に「ヴェルミ3の4階にホテルとざんコンフォートのフロントがある」という情報を持っているので、エレベーターに乗るわけなのですが…。
あれ…?駐車場だ、ここ…!
このエレベーターで4階に登ってもホテルフロントにはたどり着けません(1敗)


ホテルとざんコンフォート大雄山へは、ヴェルミ3の貫通通路(金太郎横丁)にあるエレベーターからアクセスする必要があります!大雄山駅前からは徒歩1分もかからずにたどり着けて、なおかつわかりやすい場所なので、伊豆箱根鉄道でアクセスする場合には迷わないと思いますが、自家用車でのアクセス時には迷いやすいです。
もう一点、門限がある点にも注意する必要があります。ホテルとざんコンフォート大雄山は、チェックイン可能時刻が16:00~23:30となっているのですが、0:00~6:00にかけてはそもそもホテルへの出入りができません。

これには「ヴェルミ3自体がそもそも0時から5時まで施錠されてしまうから」という理由があります。このあたりには深夜に出かける場所があるわけではないし、そんなに困らないかと思いましたが、近隣の居酒屋に深夜0時まで営業しているところがあるので、飲み歩く際には門限のことも頭に入れておきましょう。
年季が入っているけれど、便利!

無事にチェックインできたので、ルームツアーといきます!鍵は今時珍しい、四角いキーホルダーが付いた、回すタイプです。

アメニティ類やルームウェアはフロントにあるので、必要な分だけ持って行きましょう。





今回宿泊したのはシングルルームです。所々に年季を感じるところはありますが、調度品類はとてもきれいに保たれています。服を掛けられるラックもありますし、ケトルやドライヤーといった道具も備え付けられています。ユニットバスは古めですがトイレはしっかりウォシュレットです。テレビは地上波放送のみが見られる、一般的なテレビです。あとは無線LANにも対応しています。

変わったところでは、フットマッサージャーが備え付けられています。足の裏などを、かなりしっかりと刺激してくれます。



コンセントはデスク上、デスク下、ベッドの足元付近の3か所にあります。ベッドの枕元近くにコンセントが無かったのは少しだけ不便に感じました。



共用施設として、フロントの目の前にコインランドリー、自販機、コミックコーナーがあります。電子レンジ、製氷機、冷水器も備え付けられています。暑い時期にキンキンの水を無料で汲んで飲めるのは嬉しすぎます!

漫画のラインナップはゴルゴ13やこち亀など、かなり男臭い感じです。

その他、フロントの目の前にはコーヒーマシンもあり、宿泊客は無料で飲むことができます。

ホテル自体の設備はビジネスホテルとして「必要十分」といった感じで、大浴場や食事会場などはありませんが、一方でホテル周囲に足を伸ばせばいろいろな施設が揃っています。ヴェルミ3の2階にはダイソーがありますし、ヴェルミ3から渡り廊下で神奈川県道74号線(小田原山北線)を跨いだ反対側にあるヴェルミ2には小田原百貨店のスーパーマーケットがあります。徒歩圏内には24時間営業のコンビニ(ローソン、セブンイレブン)とドラッグストア(ウエルシア)もあり、補給には困りません。食事に関しても、ヴェルミ3の1階に居酒屋やそば屋などの飲食テナントがありますし、徒歩圏内に「はま寿司」もあります。

大浴場に関しても、車を10分ほど大雄山最乗寺方面に走らせた場所に日帰り温泉施設「モダン湯治おんりーゆー」があります。


お風呂に入って、居酒屋で飲んで、その後は道の駅で買ったお酒とおつまみを部屋で飲んで…。旅先での気ままな時間を、とても快適に過ごすことができました!
ホテルとざんコンフォート大雄山 まとめ
ホテルとざんコンフォートは、箱根登山鉄道系列の会社「箱根プレザントサービス」が営むビジネスホテルで、大雄山駅前、小田原駅前、開成駅前に出店しています。今回宿泊した「ホテルとざんコンフォート大雄山」はその名の通り大雄山駅前にあります。
宿泊料が安価なのが何よりの利点です。プランは素泊まり限定ですが、シングルルームが1泊7400円で、連休などにもそこまで値上がりしません。伊豆、小田原、箱根方面へアクセスしやすい立地なので、安価な穴場として活用できます。特に小田原や箱根へは、伊豆箱根鉄道大雄山線経由でのアクセスも可能です。
大雄山駅周辺の雰囲気が程よく長閑な「田舎の小都市」といった感じで、ホテルとざんコンフォート大雄山もなんだか落ち着ける雰囲気なんですよね。フロントの職員さんの対応も親切かつ丁寧で、とても気持ちが良いです。そして、田舎のような雰囲気でありつつ、郊外らしい利便性もあります。ホテル周囲には徒歩の距離に量販店や飲食店が揃っているので、食事にも補給にも困りません。
一方で、門限が設定されている点には注意する必要があります。0時~6時にはホテルへの入館も退館もできません。
雰囲気をとても気に入ったので、小田原方面へ出向く際にはぜひともリピートしたいと思います!今度は開成町のロピアで惣菜を買って持ち込もうかな…。

ホテルとざんコンフォート大雄山
神奈川県南足柄市関本591-1 ヴェルミ3 4・5階
チェックイン:16:00~23:30
チェックアウト:~10:00
※訪問時点での情報です。
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