ブログ開設からおよそ1年半。ここにきての新企画です。
なまこマンが各地の名物を「侵略」してアレンジ料理にしてしまうという趣旨の新企画。題して「なまこマンの『名物侵略』アレンジクッキング」。
一人暮らしと自炊を始めて約10年。最近になって、自炊に対する意欲が今までになく高まっている。サブブログにも書いたことがあったけれど、10年も自炊している割には「得意料理」と呼べるものが一つもないことが気になっているからだ…
そこで、自炊の経験値アップを兼ねてブログのネタ作りもしようという画期的な新企画を思いついたわけです(笑)
第1弾となる今回は高知県の名物、酒盗を使ったアレンジメニューを作ってみようと思う!
酒盗は鰹の胃袋の塩辛だ。阪神2軍の春季キャンプを見に高知へ行ったときにお土産で購入した。うまみとコリコリした食感から「酒が盗まれるように無くなる」ということで酒盗と名前が付いているそうだ。
味は酸味、塩味、旨味が入り混じった、複雑ながらも奥深い味わい。そんな酒盗は、実はチャーハンにしても美味しいことをご存知だろうか。早速、なまこマン流・酒盗チャーハンの作り方を皆さんに紹介したいと思う。
使用した材料
マヨネーズ・・・・大匙1杯
卵・・・・・・・・1個
ネギ・・・・・・・1/3~1/2本
酒盗・・・・・・・大匙2杯
お好みの具材(かにかま、ブロックベーコン、チャーシュー等)
作り方
1.ご飯とマヨネーズをよく混ぜる。
「チャーハンに何故マヨネーズを?」と思われる方も多いかもしれないけれど、マヨネーズはチャーハンを簡単にパラパラに仕上げてくれるチート食材。家庭のコンロでチャーハンをパラパラに仕上げる方法の一つとしてよく知られているのは「ご飯に生卵を混ぜて卵かけご飯状態にして、米粒の周囲に卵と油の薄い膜を張る」というものだけど、マヨネーズもそれと似た理屈。マヨネーズの構成成分も卵と油なので、米にマヨネーズを混ぜるだけで簡単に「米粒の周囲に卵と油の薄い膜ができた状態」を作れる。
完成するとマヨネーズの味は全く分からなくなるので、おすすめの方法だ。
チャーハンについて勉強していた時に仕入れた知識だったりします。効果てきめんなので本当におすすめです。とはいえここからさらに炒めるわけなので、炒め油は気持ち少なめのほうが良いかもしれないです(笑)
2.具を軽く炒め、炒め終わったら一旦よける。
これはお好みの具材で。これを作ったときはブロックベーコンで作ったけれど、個人的にはかにかまのようなあっさりしたもののほうが合うかもしれないと思う。
3.フライパンをきれいにして炒め油を熱し、ねぎを炒める
こうすることでねぎの香りが出て美味しくなる。これを作ったときはカットねぎを使っているけれど、おすすめはねぎの白い部分。
3.ご飯を入れ、上から溶き卵をかける
1で作ったマヨネーズご飯をフライパンに加え、そこに溶き卵をかける。その状態で20~30秒ほど放置して、溶き卵が程よく固まってきたぐらいでよく混ぜる。そうすると卵もいい感じに具材っぽくなるのでおすすめ。
4.十分炒め合わせたら具材を加え、最後に酒盗でチャーハンに味付けをする
味付けは酒盗オンリー。酒盗自体が味の強いものなので、それだけでチャーハンに十分な味がつく。お好みで塩コショウは振ってもいいかもしれない。
5.完成!
こちらが出来上がり。見た目は普通のチャーハンとあまり大差が無いけれど、匂いは酒盗の独特の匂いがある。ただし加熱したこともあってか癖はマイルドな感じになっている。
味わいも酒盗の複雑な塩味と旨味がチャーハン全体に馴染んでいる。一方で酸味はやや残りつつもかなりマイルドになっていて、 食べやすくなっている。
また、酒盗といえば独特のコリコリとした食感が印象的だけど、チャーハンの中に紛れて消えてしまうので残念ながら食感は楽しめない。
酒盗チャーハンはチャーハンの味付けとして醤油や中華調味料の代わりに酒盗を用いるというとてもシンプルなものだけど、酒盗の持つポテンシャルがチャーハンの旨味を何段階も上に引き上げている。酒盗をそのまま食べるのにちょっと飽きてきたら、ぜひ試してみてほしい一品だ!
……こんな感じで各地の名物を使った自炊メニューを、今後も不定期に紹介していきたいと思う。よければ第二弾もお待ちくださいな。
ちなみにこの記事を書くにあたって酒盗メーカーのしいの食品さんのホームページをチェックしてみたら、アレンジレシピの中に酒盗チャーハンがありました。メーカーもおすすめする食べ方のようです!
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