お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。
なまこマンの名物侵略アレンジクッキングの時間です!このコーナー、打ち切りになってはいませんよ!定期的に特番で放送される「はじめてのおつかい」みたいな立ち位置のコーナーを目指してます!まあ、普段人に紹介できるような自炊料理を作っていないというのもありますが(笑)
今回侵略していく名物は、東北の秋の風物詩「芋煮」です!
憧れの芋煮会
河川敷などに集まって、大きな鍋を囲んで食べる芋煮は、他の地域で言うところのバーベキューのような立ち位置なのでしょうか。仙台やお隣の山形県では非常に盛んなレジャーの一つです。
スーパーマーケットに芋煮コーナーがあったり、コンビニで芋煮に使う薪を売っていたりなど、仙台で暮らしていると芋煮が身近な文化であることがとてもよくわかります。
味は大まかに、醤油仕立てで牛肉を使う山形風芋煮と、味噌仕立てで豚肉を使う仙台風芋煮に分けることができるようで、きのこの山とたけのこの里のように派閥争いがあったりなかったりすると聞いたこともあります。
せっかく東北に来たから、芋煮会に参加してみたいという思いはあるのですが、一つ困ったことがあります。それは…
なまこマンは「ぼっち」なのです(涙)
正確に言うと職場の方とは仲良くなりましたが、その中に東北の地元民があまりおらず、芋煮の文化があまりないんですよね。なので「芋煮会に誘ってくれるような東北出身の友人」がいないのです。
芋煮会に憧れるあまり、僕は至る所で芋煮関連のものを食べてきました。
山形県飯豊町の道の駅いいででは山形風芋煮の定食を頂きましたし、山形県村山市の道の駅むらやまでは芋煮コロッケを頂きました。
ってどっちも山形風だぁ!仙台風芋煮も食べなされ~!
食べたいよ!でも誘ってくれる人が… ん?
憧れるあまり、僕はとうとう、悟りの境地に至りました。
ぼっちなら 自分で開こう 芋煮会!!
というわけで、前置きが長くなりましたが、仙台風芋煮を作っていきます!
使用した材料(4人前)
里芋・・・・・12個
豚バラ肉・・・250g
にんじん・・・1/2本
大根・・・・・1/4本
白菜・・・・・2枚
しめじ・・・・1株
長ねぎ・・・・1本
こんにゃく・・1枚
豆腐・・・・・1丁
味噌・・・・・65g
水・・・・・・750ml
だし汁・・・・100ml
料理酒・・・・大さじ2杯
作り方
1.材料を一口大に切る。
2.鍋に水、だし汁、根菜、こんにゃくを入れ火にかける。
今回参考にしたレシピでは、だし汁は「追いがつお2倍」を使用するようになっていますが、僕は香川土産のさぬきうどんに付いてきたいりこ出汁のだしパックを使いました。
3.根菜類に火が通ったら、白菜、しめじ、豚肉を入れ、煮立たせる。
4.火が通ったら料理酒で溶いた味噌を入れる。
5.最後に豆腐と長ねぎを入れ、ひと煮立ちさせる。
6.完成!
具沢山の芋煮鍋がとても簡単に出来上がりました!
今回は仙台味噌を使用して作ったのですが、深みのある味わいの仙台味噌のスープと、柔らかくなるまで煮込んだ里芋や豚肉はとても美味しいし、体が温まります!たっぷりと入った里芋と豆腐のおかげで腹持ちも良いです。
冷凍庫に眠っていたうどんと一緒に食べても美味しかったです。とても元気が出ました!
考えてみれば、芋煮は屋外で調理するメニューですからね。凝ったことをせず、切った材料を順番に煮込んで味を付けていけばお手軽に作れますし、好みの野菜をたくさん入れることもできるので、芋煮は一人暮らしの強い味方でもあるのだなと思いました。そうか。芋煮は東北で単身赴任のぼっち男にも優しい食べ物だったのか…!
寒くなっていくこれからの季節に、定期的に作って食べたいと思える美味しさでした。今度は山形風芋煮にも挑戦してみたいです。
でも、できれば芋煮会に誘われてみたい!まだまだ諦めませんからね(笑)
お隣の部屋から芋煮の良い匂いがすると思ったら!わたしも混ぜてください!
ぜひどうぞ!お鍋はこたつに入って、みんなで囲むと美味しいですからね。
そうだ。ごはんのおかわりに行ってこよう!
あ、わたしビールがほしいです!
ついでにわたしの分のお茶も取ってきてください!
立ってる者はなまこでも使えってか!なまこはそんなにいっぺんに物を持てないよ!!
今回使った名物
ジョウセンの仙台味噌を使用しました。大豆の食感の残った粗ごしタイプです。仙台味噌の塩味や甘味や旨味等が複雑に絡み合った、深みのあるはっきりとした味わいは、煮込み料理にとても合います!
(参考レシピ)
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