【冒険】天下一品であえて「あっさり」を頼む

天下一品あっさり4 グルメ

自宅のベッドと職場を往復するだけの日々。働いても給料の上がらない日々。ログインボーナスを受け取るためにゲームアプリを開く日々…

そんな代わり映えのしない毎日を冒険という刺激で彩りたくはないだろうか?

僕はその方法を知っている。

ときに皆様は、「天下一品」というラーメンチェーンをご存知だろうか。

ここ徳島にも、南昭和町の国道55号線沿いに「天下一品 徳島店」がある。

天下一品こっさり5

看板メニューの「こってり」は、ポタージュのようにドロドロで濃厚なスープが特徴的な、他の店ではなかなか味わえない唯一無二の一杯だ。

鶏と野菜をベースに作られたスープは、もはや「飲む」というより「食べる」と形容したほうが良いほどに濃厚で、素材のコクとうまみがしっかりと出ている。そんな濃厚スープがやや固ゆでの中太麺に文字通り絡みつき、食感と味わいの双方を楽しむことができる。

そして、麺を食べ終わった後のスープにご飯を入れると、ご飯がうまみたっぷりのスープを吸って濃厚おじやに早変わりする。最後の最後まで楽しませてくれる一杯だ。

「天下一品に行く」というのは、十中八九この「こってり」を食べに行くことを指している。皆これを食べたくて天下一品に行くのだ。もちろん僕もその一人。「こってり」と明太子丼のセット、「明太子丼定食」をいつも頼んでいる。濃厚なスープの味と明太子の味が重なり合う。白いスープに明太子の赤が映えて彩りも楽しい。

天下一品こっさり1

ところで、天下一品にはご覧の通り「こってり」以外のメニューも存在する。

しかし、僕は「こってり」以外を頼んでいる人を見たことが無い。先にも書いた通り、天下一品に行くということは、「こってり」を食べに行くということなのだ。僕も気になってはいたのだが、胃はすっかり「こってり」を食べるモードになっているため、ずっと頼めずにいた。

いや、それでいいのかなまこマンよ?

貴様はこの四国を、そしてゆくゆくは全ての地上を制覇するのではなかったのか!?

なのにこんなところで冒険できなくてどうする!!!

いつものように天下一品に訪れたある日。僕はついに勇気を振り絞って、店員さんに「明太子丼セットのあっさりで!」と伝えた。隣の席のお兄さんがこちらをチラリと見たような気がした。

店員さんからはニンニクの有無を聞かれたが、入れることにした。僕は普段「こってり」にニンニクを入れて食べている。比較のために、条件をイーブンにしようと思ったのだ。

天下一品あっさり4

これが天下一品の「あっさり」だ。

麺もトッピングも同じだが、スープは茶色く澄んでいる。

そんなあっさりスープを一口。鶏がら系の醤油味で、醤油ダレの辛味と鶏がらの旨みのバランスがとれている。しかし、オーソドックスな醤油ラーメンのように見えて、香辛料の辛味の鋭さがあって意外にも大人しくない味だ。

さらに、ニンニクがとても良い仕事をしていた。醤油や香辛料の辛味でシャープな味わいのスープが、ニンニクの力でさらに切れ味を増す。

驚いた。天下一品の「あっさり」はここまで切れ味鋭い一杯だったとは。実は食べる前には薄々「どうせ普通の醤油ラーメンだろう」と思っていたので、予想外のインパクトだった。

看板メニューの「こってり」は唯一無二の味わいで、定期的に摂取したくなる中毒性がある。しかし、「あっさり」には万人に受け入れられるような安心感のある鶏がら醤油の味わいと、隠し持った切れ味のある隠れた実力者だった。

この記事を読んだ皆様も、天下一品で「あっさり」を頼んで冒険してみてほしい。この記事が冒険のきっかけになったら幸いだ。

そして、天下一品には「あっさり」以外にもたくさんのメニューがある。また近いうちに冒険して、皆様に報告しようと思う。

(冒険してきました↓)

天下一品 徳島店
徳島県徳島市南昭和町1丁目29-1

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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