【閉店】中国料理 新天地人（仙台市青葉区柏木）

（※2022年12月31日をもって閉店）

「近くはよく通るけれど、まだ行ったことの無い店」というのはたくさんあります。行くタイミングを逃す理由は別に目的地があるからだったり、いつでも行けると思って優先度が低くなってしまったりなど様々ですが、いつまでも行かないままというのはとても勿体ないことだと思います。青い鳥の童話だって、探していた幸せの青い鳥は実は身近なところにいたわけじゃないですか。

今回はそんな店を攻めてみました。青葉区柏木にある「新天地人」という中華料理店です。通勤や買い物などでしょっちゅう目の前を通るけれど、行くタイミングを逃していたんですよね。

中国の方が経営する本格的な中華料理店

新天地人は土橋通に面したマンションの1階に入居しています。

近隣には「中華玄武」がありますが、玄武がおしゃれな雰囲気なのに対し、新天地人は素朴な町中華といった雰囲気です。店に入ると、中国人の店主夫妻が厨房できびきびと働きながら迎え入れてくれました。

カウンター席に着いて、早速メニューをチェックです。ランチタイム営業では麺類やお得な定食メニューが揃っています。麺類がかなり豊富ですね。オーソドックスな醤油ラーメン等各種ラーメンから、マーボーラーメン、五目麺、ネギラーメン、あんかけ焼きそばまでたくさんあります。

訪問時は10月下旬だったのですが、メニューにも店内にも「冷やし中華」の表記がありました。通年提供しているんですかね（笑）

いろいろと気になるメニューはありましたが、中華料理店で見かけたらいつも頼んでいるムースーロー（木須肉）の定食を注文しました！中華料理の中でもかなり好きなメニューの一つです。

早速一口、頂いてみます。おお、餡に鶏ガラスープの旨味がありますね。ご飯の進む旨味です。コリコリのきくらげとふわとろの卵の食感もさることながら、ピーマンに玉ねぎににんじんにたけのこと、たっぷりと入った野菜の食感もまた非常に楽しいです。食感と素朴な旨味が本当にクセになる一品なんですよね！

定食にはサラダとザーサイと卵スープも付いてきます。ザーサイがまた程よい酸味と辛味で良い感じの箸休めになってくれました。

このボリュームでお値段は850円とかなりのお手頃です。さらにご飯の大盛りも無料なので、かなりのコスパですね。

名物「新天地人ラーメン」と、甘辛い麻婆豆腐を味わう！

今度は夜営業の時間に訪問してみました。夜営業では麻婆豆腐や青菜炒め等の単品の料理メニューの提供がメインになります。アルコール+料理2品で1200円の、お手頃な晩酌セットも注文可能です。

飲むか食べるか迷いましたが、お腹が空いていたので飲むのではなくガッツリ食べる方に舵を切りました。

こちらは「陳マーボー豆腐かけご飯」です。陳麻婆豆腐というのは日本では花椒をきかせた本格的な麻婆豆腐のことを指しています。

新天地人の麻婆豆腐は甘味とコクが強いですね。豆腐がトロトロで、ひき肉がごろごろと入っています。そこに花椒がピリリと効いていますが、甘味のおかげで「シビ辛」感は控えめで食べやすいです。とはいえ汗はしっかり出ます！ご飯との相性も抜群ですね。コクのある味わいがご飯を進めてくれます。

わたしは新天地人ラーメンを注文しました！

こちらは店名を冠した「新天地人ラーメン」です。名古屋の台湾ラーメンみたいな感じかなと思ったら、スープは澄んだ鳥ガラ醤油味の「よくある」感じかな…　と思ったら、後味に八角のような独特の香りがありました。この香りと風味は本場っぽくて気分が上がりますね！あっさりとしていてごくごくと飲めるスープです。

麺は滑らかなストレート麺です。ニラに加え、大粒の肉がごろごろと入っていて、食感がとても楽しいですね。

スープには鷹の爪が入っているので、こちらもまた食べていると汗がどんどん出てくる一杯でした！

本場の味をリーズナブルに

新天地人では、中国の方が作る本場の中華料理をリーズナブルに楽しむことができます。特にランチメニューの大盛り無料サービスや、麺類への半ライス無料追加サービスが腹ペコには嬉しすぎますね。常連さんも多くいるようで、訪問時にも近隣のビジネスマンや中国人が利用していました。

夜も23時まで営業しているのがありがたいです。晩酌にも利用してみたいです！

身近なところにある美味しい店は、僕らにとってのチルチルミチルだ！待ってろよ！！

チルチルとミチルは青い鳥の名前じゃなくて、青い鳥を探したほうの名前ですよ！！