佐古四番町の「中華そば めん八」も、僕のお気に入りの店の一つだ。
国道192号線を徳島駅のほうから西へ向かって走っていると、佐古三番町のバス停のあたりで左手に「中華そば めん八」という小さな看板が目に入る。
中華そば肉入り大(800円)とライス(150円)
めん八の中華そばはスープがとにかく絶品。豚骨、鶏がら、野菜を長時間かけて煮込んだスープは、いろいろな旨みと香り、後足に若干感じるスパイシーさが折り重なった味わいだ。表面には脂の膜が張っていて、これがスープにコクを出してくれている。ビジュアルは徳島の他の中華そばに似ていても、味は何処とも似ていない、唯一無二の丁寧な作りだ。
麺は細麺ストレートで、トッピングはねぎ、もやし、メンマ、豚バラ肉。豚バラ肉には焦がし醤油のような香ばしさのあるタレの味がしっかりとしみている。
総じてとても丁寧な仕事を感じられる、味わい深い一杯だ。
店の入り口には大きく「園児未満・うるさい子供お断り」と書かれた張り紙が貼ってあり、初めて訪れた時には「おっかないオヤジの店なんじゃないか」と戦々恐々としたものだが、実際にはそんなことはない。御主人は気さくだし、小さな子供のいる親子連れもよく訪れている。ちゃんとマナーを守って食べられる子供なら大歓迎ということだし、実際に客の雰囲気も良い。
ちなみにメニューには通常の中華そば以外にも「みそラーメン」があり、その価格はなんと1500円。(通常の中華そば中サイズは550円)
その正体が気になったので、お会計の際にご主人に聞いてみると、「トッピングを全部乗せ(煮玉子とチャーシューと豚バラ肉)しているうえに特盛りにしているからこの値段にしている」とのこと。「食べる?」と聞かれたので「また挑戦してみます!」と答えてその日は帰宅した。しかし食べログによると、みそラーメンに使われている麺の量は4玉分らしい!食べきれるかわからない… 挑戦するかどうか、答えは保留にしたい(笑)
徳島県徳島市佐古四番町5-1
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