2024年12月中旬に、2泊3日で静岡市へ旅行に行ってきました。
かねてより、静岡には気になっていたものがたくさんありました。例えば「炭焼きレストランさわやか」のハンバーグです。ローカルレストランの代表格と言っても過言ではないさわやかは、今やその人気が全国的に知れ渡り、入店するのに1時間以上並ぶこともざらだといいます。静岡県でしか食べられない、そんな幻のハンバーグを、静岡の近く(愛知)にいるうちにぜひとも食べておきたかったんですよ。サウナーたちの間で「聖地」と呼ばれる、静岡市の「サウナしきじ」も気になりますね。名古屋のウェルビーもそうでしたが、サウナーたちが「イキタイ」と感じるサウナには、行きたいと思える理由があります。それを自らの身をもって体験してみたいです。あとは、静岡おでんもお酒と一緒にゆっくりと楽しんでみたいですね。前回の静岡道の駅巡りでは終始車を運転していたので、お酒はほぼ飲めませんでしたし。
なので、今回の旅ではそんな静岡の気になるあれこれを、三日間でたっぷりと堪能してきました!
1日目 サウナの聖地「サウナしきじ」を堪能!
名古屋駅を19時に出発し、こだまに乗って静岡駅まで向かいました。名古屋静岡間の所要時間は約1時間15分なので、意外に近いです。ひかりだとさらに早く到着し、所要時間は1時間弱です。
静岡に到着して、まず最初に夕食をとることにしました。向かった先は静岡駅から地下街を歩いて約5分の場所にあるラーメン店「横浜家系ラーメン魂心家 静岡魂心家」です。
ここは人気YouTuber・はじめしゃちょーの行きつけのラーメン店で、はじめさんがヒカキンさんを連れて訪れたこともあります。
気になっていたのははじめさんも推す「家系味噌(豚骨味噌)」のラーメンでした。魂心家ではスープのタレの味を醤油、塩、味噌、黒胡椒味噌から選ぶことができます。はじめさんイチオシの豚骨味噌スープは、確かに家系ラーメンの美味しさと味噌ラーメンの美味しさを良いとこ取りしたような味わいでした!
食後、静岡駅前へ戻って静鉄バスに乗り、向かった先は「サウナしきじ」です。最寄りのバス停でバスを下りると、周囲の風景はおおよそ観光客の立ち寄らないであろう住宅街の中でした。通り沿いにある店舗も少なく、夜9時過ぎには閉店しているようなところも多かった中で、明るく照らされたサウナしきじの建物がとても目立っていました。
サウナしきじがサウナーたちの間で「聖地」と呼ばれる所以は、ひとえに「水」です!水風呂といえばサウナに欠かせない存在ですが、サウナしきじの水風呂は天然水なのです。なんなら、飲むことだってできます。吐水口から直接手に掬って飲むことができますし、ボトルを持参して水を汲んでいる方も多くいました1。天然水の水風呂は柔らかい肌触りで、しっかりと冷たく、それでいて体にも馴染むような感覚があります。サウナ自体も、110度にも及ぶ高温サウナと、熱々のスチームが吹き付ける薬草サウナの2種類あり、とても気持ち良く汗をかくことができます。天然水も軽やかな口当たりで、汗をかいた後に水風呂に入りながら飲むのが最高に美味しくて気持ち良いんですよ!(2025年1月7日投稿予定)
そして、入浴後にはそのままサウナしきじの休憩室にて一夜を明かしました。一日の疲れを汗と共に洗い流し、気持ち良く眠れそうなコンディションでしたが、翌日以降の予定への期待が募り、このまま寝てしまうのが勿体ないとすら思いましたね。
2日目 さわやかのハンバーグに静岡おでん!静岡の食を満喫
朝風呂と朝サウナを楽しんだ後、サウナしきじを発ち、静鉄バスで再び静岡駅方面へと向かいました。
朝食は「朝ラーメン」です!静岡県藤枝市には朝にラーメンを食べる文化があり、その藤枝市のお隣の静岡市にも朝ラーメンを楽しめるラーメン店があります。今回は葵区の駿府城公園の近くにある「日出次」にお邪魔しました。
日出次のラーメンは煮干しの滋味に溢れる一杯で、朝一番でもするすると食べられます!(2025年1月9日投稿予定)
食後に向かったのは、静鉄新静岡駅に隣接した駅ビル「新静岡セノバ」です。ここには、この日の一番の目的地であった「炭焼きレストランさわやか 新静岡セノバ店」があります。
新静岡セノバの開店と同時にさわやかの入場整理券を発行したおかげで、開店して間もなく入店することができました。名物の「げんこつハンバーグ」は掟破りのフレッシュさで、そのジューシーさにとても感激しました!(2025年1月11日投稿予定)
さわやかでの食事を終えた後には、静岡市のランドマーク・駿府城公園を散策しました。
駿府城公園は、かつて徳川家康公が居城とした駿府城の跡地に整備された都市公園です。内部は木々が植えられ、遊歩道が巡らされ、グラウンドや遊具のある至って普通の都市公園なのですが、坤櫓(ひつじさるやぐら)や東御門巽櫓(ひがしごもんたつみやぐら)といった、城としての現役当時の構造物が復元されていますし、天守台の発掘が現在も行われており、江戸時代と現代が交差するような空間となっています。
駿府城公園以外にも、香川県高松市の玉藻公園や、徳島県徳島市の徳島中央公園なんかもそうですが、こういう、城の跡地が都市公園として整備されている光景は、時代が下って役割が変わっても、城が今なおシンボルとして街を見守っているような感じがして、とても素敵だと思います。(2025年1月13日投稿予定)
駿府城公園を一通り散策したところで、この日の宿泊地であるビジネスホテル「くれたけインプレミアム静岡アネックス」へと向かいました。JR静岡駅北口から徒歩10分ほどの場所にあります。くれたけインプレミアム静岡アネックスは、2022年オープンの新しいホテルで、無料朝食や、夜間のウェルカムドリンク提供等、細かなサービスがとても充実しています。朝食がとても美味しいです!(2025年1月15日投稿予定)
ホテルでモバイルバッテリーの充電(本当は僕自身の充電(昼寝))をしていると、外はすっかり暗くなっていました。静岡の夜の街へ繰り出し、静岡おでんを食べてみることにします!
と、思っていたのですが…
旅の計画を練っていた時点では、適当に駅前をぶらついていたら良い感じの居酒屋が見つかって、良い感じに静岡おでんをつまみながら飲めると思っていたんですよ。街を散策しながら見つけた良さげな居酒屋にふらりと入ってしっぽりと呑む、そんな一期一会の夜も良いじゃないですか。
……ですが、蓋を開けてみると、良さげな店って大体予約でいっぱいなんですよ!一期一会するスタートラインにも立てないなんて!いくつかの気になった店にアタックしてみましたが、残念ながらどこも予約で埋まっていました。まあ、金曜日だったので余計に予約で埋まっていたところもあるのかもしれません。
飛び込みで入れそうな静岡おでんの店を探してさまようことしばし。「青葉おでん街」という屋台街に到着しました。こちらはその名の通り、おでんを提供する小規模な屋台が集まった飲み屋です。数ある屋台の中から、声をかけてくださった「ニューカグヤ」にお邪魔しました。
ニューカグヤは快活なママさんの営むおでん屋台です。おすすめのおでん種の盛り合わせがあるので、何を頼んだら良いかわからない静岡おでん初心者でも安心です。しっかりと濃い味の静岡おでんを、焼酎のお茶割りと共に楽しみました!(2025年1月17日投稿予定)
おでんはあくまで軽いジャブとして、お腹いっぱいになるべく2軒目を探したのですが… 気になった店に限って、やはりどこもいっぱいでした。気付けばホテルの近くまで戻ってきていたわけなのですが、そんなホテルの近くにて、ようやく座れそうで、なおかつお腹いっぱいにもなれそうな良い感じの店を見つけました。
それがこちらの「定食のまる大」です。大衆食堂兼居酒屋のような店で、定食メニューもあれば、お酒の肴にぴったりな一品料理の数々も揃っています。静岡おでんや、わさび漬けのだし茶漬けといった、静岡ならではのメニューもあります。目論み通りに、お酒を追加しつつお腹もいっぱいになることができました!(2025年1月19日投稿予定)
良い具合に酔いが回ってきたところで、ホテルに戻り2日目終了です。
3日目 なまこマン、清水港の海鮮丼に感動!
3日目は静岡市街を離れ、映える景色や気になるグルメを探索していきます!とても美味しいくれたけインプレミアムの朝食を頂いた後で、ホテルのすぐ傍のバス停から静鉄バスに乗って日本平へと向かいました。
日本平は駿河湾、富士山、三保の松原、静岡市街、伊豆半島を見渡すことのできる場所です。
ここには「日本平夢テラス」というビュースポットがあり、絶景を眺めながらカフェでお茶を飲めます。この場所に行けば、山の景色も、海の景色も、街の景色も、全て網羅することができてしまうというのはちょっと贅沢すぎるのではないでしょうか!?(2025年1月21日投稿予定)
日本平からは日本平ロープウェイで久能山へ下りました。
久能山にある久能山東照宮は徳川家康公が埋葬された場所であり、ここも静岡市の有名な観光地ではあるのですが、次の目的地へ向かうために泣く泣くスルーし、バスで清水区へと向かいました。
久能山東照宮をスルーしてでも急いで向かいたかったのは、清水港に隣接した魚市場「清水魚市場河岸の市」です。ここで清水港の海鮮を食べたかったんですよ!
数ある飲食テナントの中から「鮪専門店一期」にお邪魔して「市場まるごと丼」という盛り合わせの海鮮丼を頂きました。どのネタも新鮮な味わいで、2024年に食べた海鮮の中でダントツのベストでした!(2025年1月23日投稿予定)
続いて、河岸の市から南へ10分ほど歩いた場所にあるショッピングモール「エスパルスドリームプラザ」へと向かいました。ここにある「清水すしミュージアム」という場所を見てみたかったんですよ。
僕も大好きな、日本の国民食である寿司について知ることができたけれど想像以上に緩い感じの場所でした(笑)(2025年1月25日投稿予定)
一通り、清水で見たかったものを見ることができたので、清水駅から静岡駅へと向かい、そのままひかりに乗って名古屋へと戻りました。とはいえ、帰ってみてから改めて考えると、久能山東照宮をスルーしてしまったのがとても勿体なかったですし、静岡おでんも、もう少し食べられたかもしれないです。要するに、かなり凝縮したスケジュールではあったけれど、それでもまだまだ心残りがたくさんあるんです!ですが、名古屋から静岡まではひかりで1時間弱なので、今後も気軽に遊びに行きたいですね!
ここからは余談です。今回の旅は、予定外のスポットへ赴くことができるようにスケジュールに余裕を持たせており、名古屋へ帰る新幹線を3日目の夜に予約していました。ですが、いざ3日目になってみると、清水から静岡駅方面へ戻ろうとしていたときには、もうかなり疲れていたんですよ… 座ったら寝てしまいそうだったので、列車の中でもずっと立っていました。清水を発ったのが14時ぐらいで、新幹線の予約が19時30分でしたが、見たかったスポットは全部見られたから帰っても良いかなと思って、結局新幹線の予約を15時に変更し、予定よりずっと早く名古屋へ帰りました。
後日、実家の母と電話をした際に、話の流れで、妹(25歳)がUSJへ遊びに行こうとしていることを聞いたんですよ。母曰く、夜勤を終えたその足で大阪へ行き、向こうで泊まり、遊び終えて戻ってきたら休む間もなくまた出勤する予定らしい、と…
勤務時間の定まらない多忙な仕事に就いており、思うようにまとまった休みを取るのが難しいという事情もあるとは思いますが、それを抜きにしても20代のバイタリティに驚かされました!先日の記事でも「枯れたくない」と書いたばかりですが、如実に20代と30代の出力の差を感じさせられました(笑) いや、まだまだ枯れるつもりはありませんから!
旅で気になったものあれこれ
静岡県にはバンダイやタミヤ等が製造拠点を設けており、プラモデルの聖地として知られています。街中にもプラモデルを意識したオブジェが複数飾られています。僕もプラモを作っていた時期がありましたが、最近は作っていないです。なぜなら積んだ箱を置く場所が無いからです。プラモの差し替えパーツってなかなか捨てられなくて、気付けば部屋の隅に積み上がっちゃうんですよ…
新静岡駅の近くにて、うなぎの冷凍自販機を発見しました。販売元のマルニうなぎ加工は、焼津市や島田市にほど近い榛原郡吉田町に本社を置くうなぎの販売業者で、養鰻が盛んな吉田町産のうなぎを中心に、美味しく加工したものを販売しています。白焼と蒲焼が200gで3200円は意外にお手頃かも…?
うるせえよ!
中古のアニメグッズやホビー類を取り扱う「駿河屋」の本社は社名の通り静岡にあり、JR静岡駅と静鉄新静岡駅の中間あたりに駿河屋本店があります。4階建ての非常に大規模な店舗です。ずらりと並ぶ大量のフィギュアにとてもわくわくしましたが、ここに入ると時間もお金も溶ける上に、アニメグッズが欲しければ大須の駿河屋へ行けば良いだけの話なので自重しました。
清水すしミュージアム内に再現された、戦前の清水港の街並みの中に見つけてしまった看板です。「コカインはあかんやろ」と思ったら本当に「コカイン水」と書いてあったし、調べてみるとどうやら本当にあのコカインを使っているようです。まあ有名な「ヒロポン」だって元は市販されていましたし、当時は珍しい話ではなかったのかもしれません。ちなみに目薬です。コカインの本来の使い方は局所麻酔であり、鎮痛効果を期待して使われたようです。
はごろも煮やシーチキンでおなじみのはごろもフーズに停められていたマグロ型のキャリーです。この車両の名前は「シーチキン号」で、はごろもフーズのPRのためにイベント等に駆り出されています。とても良い表情です。
今回の旅で巡ったスポットや、味わったグルメについては、今後個別の記事にて詳細に紹介していきます!
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