道の駅紹介
岐阜-24 クレール平田
1999年8月27日(第15回)登録、2000年1月12日開業
道の駅 クレール平田
岐阜県海津市平田町野寺2357−2
営業時間:
8:00〜18:00(4〜10月)/17:00(11〜3月)(農産物直売所)
8:00〜17:00(カイジュウカフェ)
定休日:12月31日〜1月2日
【スタンプ】

【記念きっぷ】


※道の駅カード、記念指定券は取り扱っていません。
※訪問時点での情報です。
長良川の堤防にある道の駅
(シリーズ・岐阜県南部 日帰り道の駅巡りの旅)
道の駅クレール平田は、岐阜県海津市(旧海津郡平田町)の岐阜・三重県道23号線(北方多度線)沿いにある道の駅です。駅名の「クレール」は、公式サイトのURLを見るにおそらくフランス語の「clair」(澄んだ、明るいの意)なのですが、標識には思いきりローマ字で「Kureru」と書かれていたのがシュールでした(笑)

岐阜県道23号線は長良川の堤防の上を走る道であり、道の駅クレール平田も長良川を臨む堤防上にあります。堤防上にある関係上建物も小さめで、施設は農産物直売所と、飲食テナントのカフェ「KAIJU CAFE(カイジュウカフェ)」から構成されています。このカイジュウカフェがとても人気なようで、訪問時にもたくさんのお客さんが訪れていました。
農産物直売所の品揃えで印象的だったのは、商品のほとんどが海津市およびその近辺の農畜産物や、加工品で占められていたことでした。ここまでご当地のものの割合が高い直売所はなかなか見かけないですし、だからこそ、海津市という地域の農業のポテンシャルの高さを改めて感じさせられます。特に野菜は地元農家の朝どれ野菜が安く揃っています。ちなみに、ここに来る直前に訪問した道の駅月見の里南濃のベーカリー「やわら家」のサンドウィッチも販売されていました。

あとは、同じく道の駅月見の里南濃にて購入した溶けないくずバーに、実は南濃みかん以外の味のラインナップがあったことにも、ここで初めて気付きました。
大人のほろ苦プリン!カイジュウカフェの「こだわり卵の固めプリン」

道の駅クレール平田の飲食テナントは2022年に前述の「カイジュウカフェ」にリニューアルされています。カイジュウの名前は怪獣ではなく、海津が訛った音に由来するようです。


地産地消にこだわったおしゃれなプレートやスイーツが揃っています。
直前(道の駅月見の里南濃)に朝食をとったばかりで、昼食には早すぎると思ったので、テイクアウトの小さなスイーツを頂くことにしました。

コーヒーやソフトクリームなどが並ぶ中で、心惹かれたのは「こだわり卵の固めプリン」でした。岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の産みたての卵と、海津産の牛乳「海津ミルク」を使用した、地産地消のプリンです。
長良川を眺めながら、早速一口頂いてみます。「固めプリン」の名の通り、スプーンを押し返す圧が強いです。
……だるっ。
だるいなら今すぐ帰りますか?
いや、違くて!これは仮面ライダーガヴに出てくる、ラキアっていうプリン好きなイケメンの口癖の真似で…!

もう影響されて真似しちゃうような時期はとうに過ぎていますよね!!
一口食べると、思わず「苦っ」と言ってしまうほどにカラメルソースの苦味と香ばしさがしっかりとある一方で、プリン本体は必要最小限の甘味といった感じです。それでいて、豊かな卵やミルクの風味を感じられ、固めの感触でありながらも、とてもまろやかな口当たりです。これは言うなれば「大人のプリン」ですね。だるいどころか、むしろ目が醒める味です。ブランデーと一緒に食べてみたいと思いました。
鶏ちゃんを鍋に?とり沢の鶏ちゃん

農産物直売所にて、数ある海津市の品の中から、海津市内の鶏肉製品を製造・販売する業者「とり沢」が販売する鶏ちゃん用の鶏肉を購入しました。
鶏ちゃん用の鶏肉は簡単に調理できて便利ですし、僕自身も鶏ちゃんが大好きなので、冷凍庫にこの鶏ちゃん用の鶏肉があるのを見かけた際には「おっ」と思いました。それでも、鶏ちゃん用の鶏肉なんて、名古屋のスーパーでも簡単に買えるのですが…。

鶏ちゃんの、鍋!?
購入を決めた理由はズバリ、調理方法に「鶏ちゃんの鍋料理」という文字を見つけてしまったからです。鶏ちゃん用の鶏肉を炒める以外の発想をしたことがなかった僕にとっては、まさにコペルニクス的転回です。鍋にしても美味しい鶏ちゃんとは。とても気になります。


調理はとても簡単で、解凍した味付け鶏肉を鍋に入れ、水を180cc注いで煮込むだけです。タレに出汁も調味料も全部入っているので、水を加えて混ぜて煮込むだけでスープとして成立してしまうというわけです。

お好みの具材(キャベツとしめじ)を追加し、ネギを入れて完成しました。
この鍋の肝はスープだと思うので、一口飲んでみます。すっきりとしたのど越しながらも、味噌のコク、豆の風味、鶏の旨味が重なり、じっくりと味わいたくなります。鶏肉も簡単にほぐれる柔らかさですし、味も肉の芯まで染みています。さながら「ランチにあったら嬉しい具だくさんスープ」のような感覚で楽しめます。
余談ですが、とり沢の会社があるのは道の駅月見の里南濃のすぐそばで、月見の里南濃の飲食テナントの一つ「月見茶屋」はとり沢が運営する店舗だったりします。確かに、月見茶屋の看板メニューにも鶏ちゃん焼きがありました。
道の駅クレール平田 まとめ
道の駅クレール平田は、岐阜県海津市の岐阜・三重県道23号線沿いにある道の駅です。長良川の堤防上にある、リバーサイドの道の駅です。
全体的に地場特産品の品揃えに厚く、農産物直売所には海津市のものを中心とした農畜産加工品が揃うほか、取り扱う野菜も、海津市周辺の農家から仕入れた朝どれ野菜です。また、カフェ「カイジュウカフェ」のメニューも地産地消にこだわっており、今回頂いた「こだわり卵の固めプリン」以外にも、地元野菜を使った料理や、鹿肉ハンバーグなどといったメニューが揃います。
豊富な野菜類を買い終わったら、おしゃれなカイジュウカフェで、長良川を眺めながらモーニングやランチを楽しむ。なんと素晴らしい休日でしょう。もし海津市に住んでいたら、定期的に通いたいと思えるような道の駅でした。
道の駅クレール平田のWebサイトはこちら↓
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