スガキヤといえば、東海エリアを代表する、名古屋発のラーメンチェーンです。ちなみに当ブログでは過去に「寿がきや」を紹介していますが、これはスガキコシステムズ(スガキヤの運営会社)が展開する、ラーメンに特化した特殊な店舗のようで、スガキヤと言う場合には一般的に「Sugakiya」と表記されている店舗のことを指しています。
スガキヤの何が良いかって、とにかく安いことなんですよね。ラーメンを1杯430円から食べられます。さらに、ラーメンの味も唯一無二です。「和風豚骨」とも形容される、魚の和風出汁とまろやかな豚骨スープが合わさった独特のラーメンは、他ではなかなか見かけませんし、時折妙に食べたくなるんですよ。世間の値上がりラッシュにはさすがに抗いきれませんでしたが、それでも今なお相対的に他の飲食店より安いので、記事のネタと関係ない外食の際にお世話になることが多いです。
そんなスガキヤには、一部店舗限定で食べられる、とても可愛いお菓子があることを皆様はご存知でしょうか?
その名も「スーちゃん焼き」です。スガキヤの看板に描かれている文字通りの看板娘・スーちゃんの刻印が入った、美味しい焼き菓子です!
一部店舗限定販売!「スーちゃん焼き」
東海エリアと近畿エリアに258店舗(2024年8月時点)存在するスガキヤですが、スーちゃん焼きは半田あさひまちモール店、イオンスタイル豊田店、セントラルパーク店のみで提供されています。もはや幻のメニューと呼んでも過言ではないかもしれません。
今回は栄のセントラルパーク地下街にある、セントラルパーク店にお邪魔しました。2024年2月にオープンしたばかりの店舗で、ラーメンやスイーツ類のみならず、アパレル等のスガキヤグッズも取り扱っているのが特徴です。
券売機で目的のメニューの食券を購入し、自分の番号が呼ばれるのを待つことしばし。どうやらスーちゃん焼きが焼き上がったようです!
でたー!かわいい!!
見てください。大判焼きのような雰囲気の四角い焼き菓子に、スーちゃんの刻印がでかでかと刻まれています!
いや、御座候と言うべきだったか…?それとも回転焼き?
そこの配慮は本筋に関係ないから別にいいですよ!
金型からはみ出てできた羽根の部分もまた、食欲をそそります。熱々のうちにかぶりついていきます!
素朴な甘さですね。
ザラメがね、良い仕事してるよね!
もっちりとした噛み応えのふわふわ生地の中に、熱々の餡が詰まっています。大判焼き系統のお菓子として期待に違わぬ安定の美味しさです。やはり焼きたては最高ですね!
このスーちゃん焼きに関して言うと、生地に混ぜ込まれたザラメがとても良い仕事をしてくれています。甘くてもっちり、ふんわりとした生地を噛みしめたときに楽しめる、ザラメの「ジャリッ」という食感のアクセントが癖になります。
さらに、羽根の部分は本体とは印象の随分と異なる、クリスピーな噛み応えなんですよ。香ばしさと同時に、ザラメのほのかな甘味も楽しめます。
素朴なお菓子のようで、なかなか奥が深い。それがスガキヤのスーちゃん焼きなのです。
秋冬限定の贅沢なスガキヤラーメン!「濃い味スガキヤラーメン」
スガキヤでは、レギュラーメニューのラーメン以外に、定期的に季節商品が提供されます。
「濃い味スガキヤラーメン」もその一つです!2024年度の秋・冬限定メニューとなっています。今回は五目ごはんとミニソフトのセットで、スーちゃん焼きと一緒に注文してみました。
まろやかな豚骨風味の中にじんわりと和風の出汁の滋味を感じられる、そんなスガキヤのラーメンに、ジャンクな「濃さ」という視点を持ち込んできたのはとても新鮮に思えて、気になって仕方がありません。
心なしか、通常のスガキヤラーメンよりもスープの透明度が低く、確かに濃いように見えます。トッピングはいつものネギとメンマとチャーシューだけでなく、味玉とほうれん草も仲間入りしています。白いスープのラーメンにほうれん草が入っていると、なぜか家系ラーメンに見えてしまいます(え)
濃さが最もよく表れているのはスープだと思うので、早速一口飲んでみると… なるほど。確かに、あのスガキヤの和風豚骨味のまま、豚由来のまろやかな味わいが濃くなっているように思います!どうやら、濃い味スガキヤラーメンは濃厚な豚骨スープにラードを加えて作られているようです。スガキヤラーメンらしさを保ったまま、ラーメンとしてのジャンクな満足度を底上げしている一杯です。
セットの五目飯は醤油のしょっぱめの味が芯まで染みています。はっきりとした味なので、優しい味わいのスガキヤラーメンと一緒に食べたときに味のバランスが良い感じになります。
そして、最後に頂くミニソフトも小さいながらとても濃厚です!冷たさで口の中がさっぱりとします。なお、ミニソフトは提供のタイミングを「ラーメンと同時」もしくは「ラーメンの食後」から選ぶことができます。
ラーメンの味もそうですが、ラーメンと一緒に五目ごはんや各種ソフトクリーム、サラダ等を組み合わせるというのもスガキヤぐらいでしか見ない唯一無二のものだと思います。スガキヤはもはや、既存のカテゴリからは独立した「スガキヤ」というジャンルだと言えるかもしれませんね。
スガキヤ スーちゃん焼き まとめ
スーちゃん焼きは、スガキヤのごく一部の店舗でのみ提供されている、スーちゃんの顔が描かれたとても可愛い焼き菓子です。
今川焼きのような、柔らかくもっちりとした生地の中に粒あんもしくは白あんが詰まっており、腹持ちが良く食べ応え十分です。生地にはザラメが混ぜられており、素朴な甘味を演出するのと同時に、食感の面でも楽しいアクセントとなっています。
金型からはみ出した「羽根」の部分も美味しく、本体とはひと味違う、クリスピーで香ばしい味わいを楽しめます。
提供店舗は、半田あさひまちモール店(愛知県半田市)、イオンスタイル豊田店(愛知県豊田市)、セントラルパーク店(愛知県名古屋市中区)の3店舗のみとなっています。また、今回訪問したセントラルパーク店ではスーちゃん焼きのテイクアウトも可能です。
スガキヤ セントラルパーク店
愛知県名古屋市中区錦3丁目15-13 セントラルパーク地下街
営業時間:10:30~21:30(月~土曜日)/ 10:30~20:30(日曜日・祝日)
※訪問時点での情報です。
スガキコシステムズ株式会社のWebサイトはこちら↓
コメント