「ラーメンを食べたい気分」と一口に言っても、どんなラーメンを食べたいかはその時によりけりです。あっさり、さらりとお茶漬け感覚で啜りたいこともあれば、本能のままに脂と塩分を過剰摂取したい気分のときもあります。
名古屋において、あらゆる「ラーメンを食べたい気分」に応えてくれるラーメン店といえば、ズバリ「フジヤマ55」だと思います。フジヤマ55は名古屋市近郊を中心に、東は千葉県、西は福岡県まで出店しているラーメン店です。看板メニューのつけ麺を中心に、ラーメンやまぜそばといった、中華麺系の料理が一通り揃っています。当ブログでは過去に千種区東山通、地下鉄本山駅近くにある「モトヤマ55」を紹介しています。
今回は守山区川村町のゆとりーとライン川村駅からすぐそばの場所にある「フジヤマ55守山店」にお邪魔しました。
ボリュームたっぷり!牛ホルつけ麺

志段味や高蔵寺方面と大曽根方面とを結ぶ幹線道路沿いにあるフジヤマ55守山店は、ロードサイド型の店舗となっており、広めのカウンター席およびテーブル席を備えています。駐車場には12台ほど停められます。
食券制となっていますが、キャッシュレス決済が可能です。

「牛ホルモンつけ麺」を注文しました。ただでさえ濃厚なつけ麺のスープに、脂の乗った牛ホルモンがたっぷりと入っているのだから大変です。これは、カロリーの暴力ですよ!
酸味や旨味が入り混じったコクのある濃厚魚介豚骨スープと、もっちりとした中太麺の絡みは良好です。そして、牛ホルモンから染み出す脂や旨味がスープをより味わい深くしています。
というか、牛ホルモンとスープとの相性が想像以上に良いのです。獣のクセと、滑らかな脂の味が、スープのコクと合わさって一段上の旨味に辿り着きます。
卓上のミニIHクッキングヒーターでスープを温めつつ、最後まで楽しみました。

サイドメニューの「台湾丼」も注文しています。台湾ミンチ、魚粉、ネギ、海苔、卵黄が乗った丼メシです。かき混ぜて一気にかき込むのが最高です!
初心者向け二郎系!「守山二郎」

モトヤマ55にも「本山二郎」がありましたが、フジヤマ55守山店にも「守山二郎」があります。無料で野菜マシマシにすることが可能です。
個人的に、フジヤマ55の二郎系ラーメンは「初心者向け二郎系」だと思っています。
二郎系ラーメンの最初の関門となってくるのは「特殊なコール」です。まあ、これまでにいろいろな店にお邪魔してきて、本家二郎でも二郎インスパイア系でもむしろ厳しい店のほうが少数派なのではないかと思いつつありますが、冷静に考えると「にんにく入れますか」の質問に対する答えが「アブラ、カラメ、ヤサイマシ」というのはおかしな話であるような気がします!……ですが、守山二郎は券売機発券の段階で「ヤサイマシマシ」にするか否かを選べるので、コールという大きなハードルを簡単に超えられます。

ヤサイマシで注文しましたが、なかなかに食べ応えのありそうな山ができています。

中太麺を引っ張り出して啜ると、もっちりとした歯ごたえがありつつ、スープが良い具合にリフトアップされています。
スープはカエシの甘味や豚骨の旨味と同時に、魚介の旨味も強く感じられるのが二郎系ラーメンとしては特徴的なポイントです。パンチがありつつも、節のじんわりとくる旨味も併せて感じられるところに、他の二郎インスパイア系ラーメンにはない個性を感じます。この味も、とっつきづらさが無いので初心者におすすめしやすいです。
フジヤマ55守山店 まとめ
フジヤマ55守山店は、守山区川村町のゆとりーとライン川村駅近くにあるラーメン店です。
なんといっても豊富なメニューが魅力で、濃厚な豚骨魚介スープと中太ちぢれ麺を楽しめるつけ麺のほか、ラーメンもまぜそばも揃っています。ラーメンも二郎系のみならず、醤油ラーメン、豚骨醤油ラーメン、味噌ラーメンなどが揃い、あらゆる「ラーメンを食べたい気分」に応えてくれます。
牛ホルつけ麺は、濃厚スープとプリプリ食感の牛ホルモンとの組み合わせが旨味の相乗効果を生む食べ応え抜群の一杯ですし、守山二郎は魚介の旨味の効いた個性的な二郎系ラーメンです。
個人的にはレンタカーで岐阜方面へ向かった帰りに通りかかる場所でもあるので、今後も旅のシメとして活用しようと思います!
フジヤマ55 守山店
愛知県名古屋市守山区川村町366
営業時間:11:00~22:30
※訪問時点での情報です。
フジヤマ55のWebサイトはこちら↓
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