令和になってから名古屋に住み始めた、新参も新参の名古屋市民ゆえに「名古屋ないし中京圏ローカルのご当地ネタ」みたいなものにはそこまで明るくなかったりするのですが、そんな僕でも知っていた名古屋のローカルネタの一つが「ベントマン」です。名古屋出身のシンガーソングライター・SEAMOさん繋がりで知ったのがきっかけでしたかね。SEAMOさんがまだ「シーモネーター」名義だった頃に、CM用の楽曲を提供されています。(高校時代に『合格!天狗ゼミナール』を毎週楽しみに聞いていました。下ネタ川柳♡)
近年、テレビを点けていてもベントマンのCMは見ることがありません。どちらかというと「懐かCM」として扱われていそうな雰囲気ですが、ベントマンは現在も、名古屋市を中心に13店舗が営業しています。
まだ見ぬ名古屋ローカルの味を知りたくて、2026年現在も営業中であるベントマン店舗の一つである、守山区の金屋店にお邪魔しました。すると、B級グルメや冷しラーメンなど、他のチェーン店では見かけないタイプの面白い弁当に驚かされました!
名古屋発お持ち帰り弁当チェーン
ベントマンは名古屋市西区に本社のある「ヒューマンライフ株式会社」のチェーン展開する弁当店です。1995年には全国各地に加盟店が150店舗あったそうですが、現在はその店舗数を大きく減らし、愛知県内に12店舗(名古屋市10店舗、刈谷市と長久手市に1店舗ずつ)、埼玉県川口市に1店舗を残すのみです。

今回は守山区守牧町、ゆとりーとライン金屋駅の近くにある「ベントマン金屋店」にお邪魔しました。
店内は全体的に昭和〜平成初期を感じさせるような年季が入っています。壁に沿うようにカウンターテーブルがあったのですが、ひょっとすると昔はイートインがあったのかもしれません。

弁当屋さんなので、オーソドックスな弁当は一通り揃っています。ベントマンの公式サイトにて「人気メニュー」として紹介されている「のりからデラックス」を頂いてみました。海苔の乗り方が印象的です。ご飯の全体を覆うのではなく、短冊状に切られた海苔が乗せてあります。
茶色いおかずだらけで良いですね。そして、申し訳程度の緑のおかず・小松菜のお浸しにもなんだか人間のサガを感じます。ちょっとでも野菜が添えてあったらなんだか「許された」感じがしますよね。

2026年9月には、愛知県西尾市の人気給食メニュー「イカフライのレモン煮弁当」が販売されていました。さわやかな酸味のレモンダレを全体に纏いながらも、衣のサクサク感は感じられる絶妙な仕上がりです。ロールイカの弾力ある食感に、懐かしさを覚えます。これ、単品でもお酒のつまみになるけれど、ご飯のおかずとしても美味しいですね!
ベントマンのレギュラーメニューには他にも、まるや八丁味噌を使用した味噌かつ弁当があります。こういうところから「愛知県のチェーン店」としての魂を感じられて、なんだか素敵です。
名古屋に居ながら全国各地の味を楽しむ!B-1グランプリコラボメニュー
ベントマンで是非食べておきたいのは、B級グルメの祭典・B-1グランプリとのコラボメニューです!三重県の四日市とんてきや、岐阜県の鶏ちゃんなど、日本各地のB級グルメを再現した弁当が、恒常メニューとして販売されています。

青森県の「十和田バラ焼き」を単品で注文しました。
バラ焼きは、青森県三沢市や十和田市周辺で食べられているB級グルメです。牛丼のつゆを思わせるような甘辛くコクのある醤油ベースのタレで、玉ねぎと一緒に牛バラ肉を焼き上げた一品です。味が染みて食感がとても良いですし、玉ねぎの甘味も引き出されていてとても美味しいです。これは、ご飯が次々と消えていきますね。お酒よりもどちらかというとご飯に合わせたい味です。

2026年6月頃に終売しましたが、愛媛県の「今治焼豚玉子飯」もすごかったです。
焼豚玉子飯というのは、愛媛県今治市周辺で食べられているご当地グルメです。名前の通り、ご飯の上にスライスチャーシューと目玉焼きをトッピングしたわんぱくすぎる一品なのですが…。
いや、弁当でここまでの半熟やりますかね!!
ベントマンの今治焼豚玉子飯で一番驚いたのは、弁当だってのに、目玉焼きがそれはそれは見事なサニーサイドアップだったことです…!黄身の周りの白身すら、トロっとしています。その場で「作りたて」を受け取れるからこそ、これでいけるんでしょうね。

全体が、チャーシューの煮汁と同じ系統の味の、甘辛い醤油ベースのタレで味付けされています。その上から粗挽きのコショウをパラパラと振りかけており、コクと旨味と刺激を同時に感じられる満足度の高い一品でした。これも本場で食べたいですね…。
弁当屋で冷しラーメンだって!?
「他にも面白いメニューがないだろうか」と思って、ベントマン公式サイトのお弁当一覧を見ていると、気になるものがありました。
ひ、冷やしラーメン!?
公式サイトのお弁当一覧の中には「めん類」の項目がありました。こういう弁当屋で、ハンバーグの下に敷いたスパゲッティ以外の麺類の扱いがある時点でなかなか珍しいというのに、その中にはさらに「冷しラーメン」なるものまでありました。
いかにも「つゆ」を使いそうなラーメン、それも「冷やし」が夏季限定とはいえ、存在するとは…。とても気になったので、注文してみることにしました。

せっかくの「冷やし」なので、持ち帰る最中でぬるくならないよう、Uber EATSにデリバリーをお願いしました。今回は「冷しとり肉ラーメン」を注文しました。
赤い長方形の弁当パックの一面を、中華麺が埋めている。このビジュアルだけで飯を食えそうです。麺以外には、小松菜のお浸しとネギが乗っているほか、冷しとり肉ラーメンにはさらに鶏からあげも乗っています。

ああ、これ、スープは冷やし中華のやつなんですね。マヨネーズがついているあたりがいかにも「愛知県のチェーン店」という感じです。
レモンの香りと合わせて、爽やかに啜れる一品でした。これ、氷を入れて、もっと冷たく冷やしてから食べてもよかったかもしれないですね。
ベントマン 金屋店 まとめ
ベントマンは名古屋発祥のお持ち帰り弁当チェーンです。かつては全国展開していましたが、現在は愛知県内を中心に13店舗が営業中です。今回お邪魔した金屋店は守山区のゆとりーとライン金屋駅近くにあります。配達にも対応しており、電話はもちろん、出前館やUber EATSでも注文可能です。
のり弁やからあげ弁当のような、オーソドックスな弁当はもちろん、麺類やB級グルメなど、他の大手弁当チェーンではあまり見かけないようなメニューも揃っているのがとても面白いです。特にB級グルメは、名古屋に居ながらにして青森県の十和田ばら焼きのような遠い地域のものも楽しめるのが良いです。その他、冷しラーメンにマヨネーズが付いてきたり、「味噌かつセット」があったりなど、随所に名古屋発祥ゆえの「名古屋・東海地方らしい食文化」が反映されているのも面白いです。
ベントマン 金屋店
愛知県名古屋市守山区守牧町11-11
営業時間:10:00~20:00
※2026年7月の訪問時点での情報です。
ベントマンのWebサイトはこちら↓


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