その日、僕は仕事の用事で徳島市の南部に向かう予定があった。普段は目的の場所へは牟岐線を使って移動するけれど、その日はその用事以外にも別の用事があったので、30km近く自転車移動をする必要があった。
だけど、これは牟岐線の車窓から見えていた気になる店に訪問するチャンスでもあったんですよ!
徳島駅から阿南方面に牟岐線で南下していると、文化の森駅あたりで左手に「中華そば まる虎」という中華そば屋が見える。ここがずっと気になっていた。「いつか行きたい」と思っていたけれど、その「いつか」がついにやってきた。
牟岐線の車窓から見えていた気になる赤い看板。「中華そば」の文字だけははっきり見えていた。我ながらどんな千里眼なのやら(笑)
○の中に「虎」という字を書いて「まるこ」と読む。どうやら、小松島の「猪虎」のお弟子さんが運営する店らしい。
30席ほどの店内は、丁度お昼時ということもあってかなり賑わっていた。
早速メニューをチェック。なるほど、ここはチャーシューが乗る店なのか… そういえば猪虎もそうだったな。
お腹が減っていたので、ここはがっつり行きたい。
チャーシュー(小)(750円)
スープは茶色く濁ったいかにも濃厚そうな雰囲気。早速一口すすってみると、澄んだ鶏ガラのようなうまみも感じられる醤油スープの上に、コクと甘味のある脂の層が感じられる。後切れがよく、濃厚さと澄んだ味とを楽しめる。一口で二度おいしいスープだ!
麺はやや固めの細麺で、しゃっきりとした歯ごたえが楽しい。チャーシューはほどよく味が染みていて、脂身の部分はジューシーでほろほろ。特徴的なトッピングとしてタケノコも乗っている。
師匠の良さを受け継ぎつつ独自の良さを織り込んで、進化を遂げているように感じた。まる虎の場合はスープのすっきり澄んだ風味が特徴的であるように思えた。
猪虎の弟子のお店は他にも、川内の「うりぼう」と、板野の「虎子」がある。虎子にはまだお邪魔したことはないけれど、うりぼうにはブログを始める前、鳴門で仕事をしていた頃の帰り道で一度お邪魔したことがあった。
また食べ比べに行って、ブログにまとめたいものですよ…
ボリューミーでまろやかな一杯をチャージして、その日もパワフルに乗り切ることができました。ごちそうさまでした!
徳島県徳島市八万町弐丈97
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