※2023年5月時点で閉店を確認(閉業時期不明)
「徳島市西部の不動地区に、ネットにほとんど情報のない隠れ家的な中華そばの店がある…」
そんな気になる噂を聞きつけ、なまこ調査隊は早速調査へと向かった!
店の名前は「中華そば ふじさか」。 徳島のラーメンファンの間ではそれなりに名前を知られているけれど、ネットにはあまり情報が上がっていない…
とはいえ店名で検索すればレビューはちらほらヒットします。ですが食べログには掲載されていませんし、タウンページにも掲載されていないそうです。
僕がこの店を知ったのも、徳島のラーメンファンのブログでレビュー記事を見たのがきっかけだったと思う。機会がなくてなかなか行けなかったが、先日、冒険がてら行ってきた。
県道1号線を徳大薬学部前から藍住方面に向かって北上し、鮎喰川を渡ってローソンのあるあたりで東に曲がり不動の住宅地の中に入っていく。
市営住宅が立ち並び、飲食店なんか無さそうな風景の中、「本当にここで合っているのか…」と思いながら自転車のペダルを漕ぎ進めていくと、目の前に「ラーメン」と書かれたのぼりを見つけた。ビンゴだ!
ふじさかは家族経営の店で、中華そばの他にもお好み焼きを提供している。ラーメンを提供するテーブル席と、お好み焼きを提供する鉄板席に分かれている。
「中華そば肉大」とご飯を注文した。(700+130円)
茶色く、やや白濁したスープは豚骨と鶏がらの旨みがしっかりと出ている。味わいは素朴で、まろやかながらもしょっぱめ。柔らかめの麺と合わせて、小麦の味を楽しみながら、昔ながらの中華そばを味わえる。豚バラ肉はしょっぱめのタレの味がしみていて、ご飯や麺と合わせるのが楽しい。
それにしても、隣の方からお好み焼きの焼ける音が聞こえてきて、匂いも漂ってくるのがとても気になる!せっかくなので、僕もお好み焼きを注文してみた(笑)
イリカスの入った「イリカス玉」だ。(400円)
一口食べるごとに、甘酸っぱいお好みソースの味、キャベツのシャキシャキとした食感、卵の黄身のホクホクとした食感、そしてイリカスのクニクニとした食感と脂の複雑な旨みが一気にやってきて、とても楽しい一皿だった。
僕が食べている間にも地域の方が次々とやってきて、店の方と楽しげに談笑したり、お好み焼きを持ち帰ったりしていた。こういう風に地域で愛されている店の雰囲気というのが、僕はとても大好きだ。
ふじさかの営業時間は朝10時半~昼2時までで、定休日は火曜日と水曜日。また、アルコールの提供は行っていない。
僕の冒険記録が、後続の冒険者たちの参考になれば幸いだ!
中華そばもイリカス玉も素朴な味わいでおいしかったです。ごちそうさまでした!
徳島県徳島市不動東町4丁目1521
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