昔ながらの町中華、って良いですよね。僕自身はそこまで昔から生きているわけでもありませんが、それでも昔ながらの店は辿ってきた歴史がその佇まいや空気に現れている気がして、それが味わい深さに繋がっていたりします。メニューも本格的な中国の味、というよりは、思いっきり日本仕様のスタミナ料理といった味わいに心惹かれます。
今回は、仙台の住宅街の中で見つけた町中華の店「中華飯店 鮮龍」を紹介します!
リーズナブルなセットメニューでお腹いっぱい
今日はこちらでお昼にしましょう!
おお!良い感じの町中華!
鮮龍は青葉区国見の住宅街の中にあります。仙台での推しラーメン屋である、麺屋タカモトへ向かう道中にあり、その味わい深い佇まいが気になっていました。
ぴあのムック本「仙台の町中華」でも紹介されたことがあるようです。
時刻は昼前の午前11時。オープンに合わせて潜入です!
店内はテーブル、カウンター、座敷席から構成されており、カウンター席からは厨房で料理を作る店主夫妻の様子がよく見えます。
メニューは豊富で、特に麺が充実している印象です。何より魅力的なのは、丼(ミニ丼)と半ラーメンの、760円(610円)セットです。かなりリーズナブルに、お腹いっぱいになれそうですね!また、メニューに記載されている以外にも、日替わりメニューもあります。
注文をお母さんに伝えて、備え付けのテレビを見ながら待つことしばし。待っている間に、地元の常連さんが次々と入ってきました。
注文したメニューが来ました!
こちらはホルモン炒め定食の半ラーメンセットです。ホルモンとキャベツとニラを炒めた、スタミナの付きそうなホルモン炒めとご飯、箸休めのたくあん、ポテトサラダにセットの半ラーメンが付いてきます。半ラーメンの種類は醤油やトマト等から選ぶことができますが、今回は塩ラーメンを選択しています。
まずはホルモン炒めから、頂いてみました。
甘辛いたれの味に食欲をそそられます!ご飯がいくらでも食べられそうです!
クニクニとした食感のホルモンとシャキシャキの野菜に、甜麺醤系の甘辛いタレがしっかりと絡んだホルモン炒めは食欲をそそる味わいです!
セットの塩ラーメンは縮れたツルツルの中太麺と、魚介系の味わいの塩スープから構成されています。トッピングは海苔とナルトといった、非常にシンプルな構成です。気取らない感じの味わいのラーメンですね。麺のツルツルとした口当たりが非常に好みです。「スープ」として考えると、なかなかのボリュームです。
箸休めのポテトサラダもマヨネーズの味わいがきいていて、これまた食欲を刺激してくる味わいです。
総じて、食欲を刺激してたくさん食わせてくれる定食でした!
鮮龍名物「鮮龍丼」
おお、これはすごい!お肉たっぷりのでっかい丼だ!!
こちらは店の名前を冠した「鮮龍丼」と半ラーメン(醤油)のセットです1。
鮮龍丼は、なすと玉ねぎと牛肉を甘辛い醤油ベースのタレで炒めたものをご飯の上に乗せ、最後に卵黄を乗せた丼物です。やはりこちらも、甘辛いタレの味わいが食欲をそそり、ご飯を消し飛ばしてくれる代物です。卵黄を崩して絡めると、味わいがまろやかになるのと同時に、ご飯をよりハイペースでかきこめます!
この鮮龍丼で一番良い仕事をしているのが、なすです。なすが甘辛いタレをしっかりと受け止めていて、これがご飯を進めてくれるんですよね!噛みしめると、タレの甘辛い味がじわりと染み出してきます。欲を言えば肉がもう少し欲しかった気もしますが、とにかくタレが美味しくて、このタレを美味しく食べさせてくれるなすがある意味主役なのかもしれません。
鮮龍は近隣の東北福祉大学の学生から、高齢の方まで、老若男女問わず愛されている店です。1000円弱でお腹いっぱいになれるリーズナブルさと、店主夫妻の醸し出す温かい雰囲気が素敵ですね。
お近くにお越しの際には、ぜひ味わってみてください!
仙台市街方面からは、バスを利用するのがおすすめです… すごい上り坂なのでわたしの足腰では限界です…
なまこマンの中の人が、国見から中山にかけての丘陵をヒィヒィ言いながら自転車で登っていたらね、女子高生がスイスイ追い抜いて行って。「仙台の地元民は女子も鍛え方が違うんだなぁ~」なんて思っていたら、電動アシスト自転車だったんだよ!
なまこマンさん!電動アシスト自転車買いましょう!
おもしろTシャツなんて買ってる場合じゃないですよ!!
し、侵略予算から出せないか検討してみる!
どこから出ている予算なんですか…
宮城県仙台市青葉区国見2丁目8-9
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