徳島で楽しむ沖縄料理!酒食 晴レ家(徳島市北田宮)

晴レ家1 そば・うどん

皆様は沖縄に行ったことはありますか?

沖縄は亜熱帯の気候や、海に囲まれた地形、本土とは異なる歴史から、独自の文化を形成している地域です。食文化も非常に特徴的で、沖縄料理には亜熱帯の食材や、本土ではあまり見ないような食材がよく使われます。

徳島にも、そんな沖縄の料理を気軽に楽しめる店があるのはご存知でしょうか?

というわけで今回は、北田宮にある沖縄居酒屋「酒食 晴レ家」を紹介します!

今日は沖縄料理飲みだ!

わたしは沖縄に行ったことがないし、沖縄料理もほとんど食べたことがないので楽しみです!

しっかり飲むから、ちゃんと連れて帰ってよ!

飲みすぎちゃダメですからね!

北田宮の住宅街に現れる「海の家」のような店

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晴レ家は徳島市北田宮の田宮街道沿い、ファミリーマート北田宮四丁目店と同じ敷地にあります。

海の家のような雰囲気の店内には沖縄民謡が流れており、徳島に居ながらにして沖縄までワープしたかのような気分になれます。

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フードメニューには見慣れぬ料理名がたくさん並んでいるし、ドリンクメニューにも普段馴染みのない泡盛や黒糖焼酎などが並んでいます。これだけでもテンションが上がってきますね。

ちなみに、徳島の鳴門鯛やすだち酎、高知のダバダ火振など、沖縄以外のお酒もあります。

早速頼もうか!好きなの頼んじゃって!

ごちそうさまです!どれにしましょうか?

飲みながら楽しむ沖縄料理

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料理が出来上がる前に、まずは最初の一杯です。

黒糖焼酎の「サトウキビ畑」をロックで頂きました。黒糖焼酎は奄美群島で製造されている焼酎で、サトウキビの絞り汁から作る純黒砂糖と米麹が主原料となっています。酒税法に基づく国税庁の通達により、奄美群島でしか製造することができないようです1。ちなみにこちらのサトウキビ畑は徳之島で製造されています。徳島と若干響きが似ている!(え)

最初の一口を、キュッといってみました!

あー!効く!!

黒糖焼酎の名前から、甘いのかと思っていましたがそんなことはなかったです!後に調べてみたところ、蒸留の際に黒糖の糖分は焼酎へ移行しないため、黒糖焼酎は甘くないようです。

しかしながら、オン・ザ・ロックの魅力は時間経過につれて氷が溶け、少しずつ味わいが変わっていくことです。飲んでいくにつれて、僕にもだんだんと爽やかな香りと、黒糖由来のまろやかな風味を感じ取れるようになってきました。

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飲んでいるうちに、最初の料理がやってきました。沖縄料理で最も有名なもののひとつであると思われる、ゴーヤチャンプルーです!今や全国区で食べられていますよね。

あっさりとしているね!

具材が高火力で香ばしく焼き上がっていますね。素材の味が生きている感じがします。

晴レ家のゴーヤチャンプルーは汁気が少なめで、高火力で仕上がっているのが特徴です。豆腐やポーク2に焼き目がつき、とても香ばしく仕上がっています。味付けは醤油系のあっさりとしたもので、素材の味が生きているように思いました。体が喜ぶ優しい味わいですね。

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こちらは「油みそ入りだし巻」。名前の通り、沖縄の郷土料理である油味噌(アンダンスー3)を中に入れただし巻き玉子なのですが、これがまあ旨い!

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だし巻き玉子がすごくふわふわです!油味噌の甘じょっぱさともよく合います!

このように、だし巻き玉子の中心に油味噌が入っているのですが、まずだし巻き玉子が旨いです。ふわふわの食感に優しく上品な味わいなんです。そんな優しいだし巻き玉子が、油味噌の甘じょっぱさを受け止めているんです。油味噌の中に入った大粒の豚肉も、味が染みて歯応えがあって、とても美味しいです。これはお酒のアテにはもちろん、ご飯のおかずとしても最高の一品だと思います!

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沖縄と言えば、これも食べておきたいですよね。海ぶどうです!

三杯酢をかけ、レモンを絞って一口。コリプチッという不思議な食感が魅力的です。この食感は唯一無二ですね。なかなか他の物には例えられません。

ちなみにわかめも一緒に入っています。

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3品食べたところで、黒糖焼酎のサトウキビ畑も飲み終えたのでドリンクのおかわりです。今度は泡盛の「やんばるくいな」をロックで頂きました。メニューには「泡盛初めての方にオススメ!」と書かれていたので、こちらを人生初泡盛にすることにしましょう。

これも効くぅ!!

泡盛と焼酎の違いについてあまりよく知らなかったのですが、黒麹菌を用いた米麹(黒麹)によって米をアルコール発酵させ、その時にできたもろみを蒸留させたものを泡盛というのだそうです。

ちなみに先ほどの黒糖焼酎は、米麹(白麹が主流)に水と酵母を混ぜて発酵させた後に、黒糖を加えもう一度発酵させてもろみを作り蒸留させて作ります。泡盛と似ているようで作り方や原料の一部が異なっていますが、泡盛作りの技術が黒糖焼酎作りの基礎になっているようです。

泡盛も先程飲んだ黒糖焼酎も、パンチがあることに変わりはありませんが、明確な違いは香りと後味ですね。泡盛には何と形容して良いのかわからない、ほのかにほろ苦い様な、甘香ばしい様な不思議な香りと後味があります。これが泡盛の魅力の一つなのでしょうね。

まだまだ注文するよ!

あっ、じゃあ、これとこれとこれが食べたいです!

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続いて注文したのは、晴レ家の名物である「島唐がらしの鶏ちゃん焼」です。

鶏ちゃん自体は沖縄ではなく岐阜の郷土料理なんですけどね(笑)

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生の状態でカセットコンロと共に提供されます。そのため、自分で好みの焼き加減に仕上げることができます。

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焼けるのを待っている間に、別の料理を頂きます。「ミミガーぽん」と「もずくの天ぷら」を注文しました。

ミミガーぽんは名前の通り、ミミガー(豚の耳の軟骨)をおろしポン酢と唐辛子でさっぱりと和えたものです。ミミガーは軟骨のコリコリとした食感と、軟骨の周りに少し付いた肉の旨味がとても美味しいです。噛めば噛むほど旨味が出てくる感じがするし、おろしポン酢の酸味と唐辛子の辛味が食欲をどんどん刺激してくれます。

もずくの天ぷらは、もずくとにんじんと玉ねぎをかき揚げ風に揚げたものです。沖縄の天ぷらはフリッターのように衣が分厚いんですよね。シャキシャキとした食感の野菜に、衣のサクフワッとした歯触りと、ちゅるん、むにゅっとした食感の残ったもずくが美味しいです。スナック感覚で美味しく頂ける、クセになる天ぷらです。

うーん!どっちも美味しいです!ミミガーの食感も、天ぷらの食感もくせになります!

おっ、そろそろ鶏ちゃんが焼けるよ!

良い感じですね!美味しそうです!

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たっぷりの野菜と鶏肉に火が通ったら、にんにくと醤油ベースのタレをかけてよく混ぜ、全体によくなじませたら鶏ちゃんの完成です。

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タレがピリッと辛くて旨いですね!これが島唐辛子の辛さでしょうか。とにもかくにもお酒が進みます!やっぱり焼きたては最高です。野菜はシャキシャキで甘く、鶏肉の食感も良いです。ちなみに肉だけではなく砂肝も入っていました。

ここで3杯目、いっちゃうよ!

ええっ!大丈夫なんですか!?

本人が大丈夫と言うんだから大丈夫!

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続いてはカクテルを頂きました。泡盛とシークヮーサー果汁とトニックウォーターを混ぜた「シークヮーサー泡盛」です。

まあ当然ではありますが、泡盛ロックより大分飲みやすいです(笑) シークヮーサーの爽やかな酸味と、後味のほろ苦さでとてもすっきりと頂けます。甘すぎず、甘さが残らないのも良いですね。おすすめしたいカクテルです。

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最後の〆として「ソーキそば」を頂きました。有名な沖縄の麺料理です。ソーキというのは柔らかく煮た豚のスペアリブのことです。

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麺とスープを一口ずつ、頂いてみました。

あっ、これ優しい!すごいなぁ。

麺もうどんやラーメンとは雰囲気が違いますね。

ソーキそばのスープは豚と共に鰹の旨味がきいた、優しい塩気の澄んだスープです。心がほっとする味わいですね。

白い麺は不揃いの太さで、どこか手打ちうどんを思わせますが、もっちりとした感じはなく、固さのある独特の食感が印象的です。

コーレーグス入れてもいい?

ちょっとだけにしてくださいよ?わたし、辛すぎるものは食べられないので…

ごめん。ジャーっと入っちゃった…

微調整もできないほど酔っぱらってる!!

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ソーキそばを注文すると、味変用に「コーレーグス」という調味料を付けてくれます。これは島唐辛子を泡盛に漬けたものです。

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この瓶の中に入っている柿の種みたいなやつは、全部島唐辛子です!

辛いうえに、アルコールの刺激もあるので、かなり刺激的な調味料となっています。

やっぱり辛い…

これを入れることで優しかったソーキそばのスープは印象がかなり変わり、パンチ力を増します!

晩御飯も楽しめます

僕は中学生の頃に、修学旅行で沖縄に行きました。そこでたくさんの沖縄料理を頂く機会があったのですが、間の悪いことにその直前に胃腸炎になってしまい、ほとんどありつけなかったという苦い思い出があります(笑)

なので今回はその頃のリベンジと言わんばかりに、思うままにお酒と料理を楽しみました!予算も5500円ぐらい(税抜き5000円)と考えていましたが、実際にかかった金額は5470円と、予算内でお腹いっぱい飲み食いできました。

今回は飲みを楽しみましたが、晴レ家にはリーズナブルな晩御飯メニューもあります。なので、夕食のときの選択肢に入れてみても良いかもしれません。

皆様も沖縄料理や泡盛で、沖縄旅行気分を味わってみませんか?

久しぶりに頂いた沖縄料理の数々、ごちそうさまでした。

知ってるかぁ~ 沖縄には「オオイカリナマコ」っていうなまこの親分がいてなぁ。その長さはなんと…

3メートルなんですよね。この話さっきから何度も聞いてますよぉ~
これだから酔っ払いのお世話は大変なんです…

おまけ

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ブログの記事を書くために、いつも店やスポットの感想をスマホのメモ機能に残しているのですが、晴レ家のメモは後半になるにつれて明らかに文章が酔っぱらっています(笑)

酒食 晴レ家
徳島県徳島市北田宮4丁目4-2
  1. 参考:奄美黒糖焼酎 – Wikipedia
  2. ポークランチョンミート。SPAMなどが有名。
  3. 味噌をラードで炒め、砂糖や泡盛で調味したもの。豚肉を具として入れることも。

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