安城のソウルフード!北京本店の「北京飯」

北京飯1 郷土料理・B級グルメ

1泊2日の道の駅巡りドライブも、そろそろ佳境です。見たかったスポットを全て訪問し終え、あとは無事に名古屋へと戻り車を返すのみとなりました。

名古屋へと戻る前に、帰り道の安城市にて夕食をとることにしました。

最初は「大岩亭」という、安城市の有名なラーメン店で夕食をとろうかと思っていたのですが、どうやら2時間待ちも当たり前なほどに混む人気店のようです!これでは入店できる時間が読めず、レンタカーを時間通りに返せるか怪しいと思ったので、断念しました。

なので、代案として、JR三河安城駅からほど近い場所にある安城市の人気中華料理店「北京本店」にお邪魔することにしました。そして、人気メニュー「北京飯」を頂いてきました!

三河安城で中華といえばここ!

安城市街から少し離れた場所を通る国道23号線バイパスを途中で側道に下り、三河安城駅方面へと向かいます。安城市は「日本のデンマーク」と呼ばれるほどに農業の盛んな街で、広々とした農地が広がっているのですが、三河安城駅に近づくと周囲の風景が一気に街になります。農地の中に忽然と街が現れる様はなんともシュールです。

北京本店は三河安城駅新幹線口の南口から徒歩2分ほどの場所にあります。駅に近い場所ではありますが、無料駐車場が完備されているので自家用車での訪問の際も安心です。

ディナータイムの営業開始は17時からか。ちょっと早く着いたから、本屋にでも寄って時間を潰そう!あかばねロコステーションで見かけたお姉ちゃんの漫画1を探すぞ!!

漫画は名古屋に戻ってから探したほうが見つかる可能性が高いような…

うるさいやい!オイラは今すぐ手に取って読みたいんだ!!

駐車場で開店まで待っていた方が絶対に良いですよ!!

(本屋へ移動…)

あっ!無い!!置いてない!!!

ほらー!!

じゃあアマゾンで注文するか…(ポチー

最初からそうしていればよかったじゃないですか!

とはいえ、北京本店の開店には余裕で間に合ったわけだし。さっと入ってさっと食べて、さっと車を返そ…

北京本店外観

ぎゃーっ!!

言わんこっちゃないです!!

営業開始時間の17時より少し早めに着いたので、カーナビで書店を探して立ち寄り時間を潰していたのですが、いざ17時が近づいて再び北京本店に着くと、入店待ちの長い列ができていて唖然としました!混みそうだと思って大岩亭を回避したのに、こっちも混むんかい!!

店頭にはオリジナルソング「北京飯のうた」がエンドレスで流れています。「ぺ、ぺ、ぺ、ぺ、北京飯♪」という歌詞が妙に耳に残るうえに「カロリーが気になっちゃう~」というくだりまでありました(笑) 現実に引き戻さないで!!

幸い、入店待ちの名簿に記入してから程なくして店内に案内されました。

実は卵が主役?ボリュームたっぷり北京飯

それでは早速メニューを見ていきましょう。北京本店は日本式の中華料理店で、チャーハンや天津飯のようなご飯物、ラーメンや担々麺といった麺類、麻婆豆腐や棒々鶏といった一品料理が豊富に揃っています。

北京飯メニュー

中でも一番人気なのが名物の「北京飯」です。トロトロの炒り卵に豚からあげを乗せた丼飯です。北京飯が誕生したのは「まかないの卵料理に別の料理のタレをこぼしてしまう」というハプニングがきっかけで、その偶然の産物があまりに美味しかったことから、初代店主が試行錯誤を重ねて生み出したのだとか。

現在は三代目店主が店を切り盛りしており、北京飯も地産地消と高いクオリティにこだわって、米は地元産のブランド米「あいちのかおり」を、豚肉は地元のブランド豚「三河ポーク」を、卵は養鶏の盛んな豊橋産のものを使用しています。

というわけで、僕が注文したのはもちろん北京飯(究極の北京飯)です!他の多くのお客さんも北京飯を注文しており、テイクアウトでの注文も多かったです。

ところで、今回はカウンター席に案内されたのですが、カウンター席からは厨房で鍋を振るう店主の姿がよく見えるんですよ。

北京本店スライド
カウンターを滑る北京飯(イメージ)

そして、出来上がった料理の皿を、店主はカウンターの上にサーッと滑らせるんです。さながら、バーでマスターが「あちらのお客様からです」とドリンクを滑らせるかのごとき風景です。コントロールが狂ってこぼれないかひやひやしましたが、もちろん全くそんなことはありませんでした。カウンターの上の摩擦が良い感じに仕上がっているだけでなく、店主も力加減を完璧に知り尽くしているのでしょう。

北京飯1
究極の北京飯(税込773円)

僕の注文した北京飯もカウンターの上を滑っていった後に、やってきました。おおっ、良い香りです!

早速一口、頂いてみます。

あっ!これはくせになるやつだ!!

サクサクとふわふわの食感の対比が楽しいですね。味もしっかりと濃くてご飯が進みます。

北京飯2

豚からあげは衣がサクサクで、非常に柔らかい肉質です。適度な厚さがあり、食べ応えが十分です。

ですが、それ以上に存在感を放っていたのは、卵のほうでしたね。卵は砂糖と醤油ベースのタレにごま油を効かせて、濃いめに味付けがされています。そして、火の通り方も絶妙で、ふわふわでありつつも、白身のトゥルトゥルな食感も良い具合に残っているんですよ。この卵の部分をご飯にしっかりと絡めて食べると、濃厚な卵かけご飯を食べているかのような満足感を得られました!

ゆえに、北京飯の主役は豚からあげのように見えて、実は卵のほうなのではないかと思いました。

皮から自家製!うす皮餃子

北京本店餃子

もう一品、餃子を注文してみました(税込390円)。こういうところでもう一品何かつまみたいとき、餃子が一番丁度良いんですよね。北京本店の餃子は皮から自家製とのことで、皮の食感にも注目しつつ頂いてみます!

なるほど。皮がもっちりとしていて、しっかりと存在感がありますね。そして、その皮が破れると、肉汁がジュワッと溢れ出します。ジューシーな上に、野菜のシャキッとした食感も活きています。

餃子のクオリティが高い中華料理店って、信頼できますよね。溢れ出る肉汁が「この店は肉を旨く食わせてくれる」という安心感を与えてくれます。

北京本店 まとめ

JR三河安城駅の新幹線口の南口付近にある中華料理店「北京本店」では、安城市のソウルフード的な名物料理「北京飯」が人気です。

北京飯は、ご飯の上に甘辛いタレで味付けされたふわふわの炒り卵と、サクサクの豚からあげを乗せた丼ものです。濃厚な味わいでトロトロの卵は、癖になってしまうことうけあいです!バリエーションに肉の量を増やした「DX北京飯」と、卵の量を増やした「厚玉子北京飯」があります。

その他、麺類や一品料理等も充実しており、特に皮から手作りしている餃子は非常にジューシーでおすすめです!

北京本店
愛知県安城市三河安城本町2丁目4-1

営業時間:11:00~14:30/17:00~21:30
定休日:月曜日

※訪問時点での情報です。

北京本店のWebサイトはこちら↓

  1. 姉と弟がまぁまぁ仲良く暮らす日常/神仙寺瑛・著/竹書房

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